・・・まず、「カタカナ」についての記事がありましたので、
《NEWS》2019.2.20朝日新聞「天声人語」より
三十数年前、法学の授業でカタカナと格闘した。たとえば刑法に「罪本(もと)重カル可クシテ犯ストキ知ラサル者ハ……」。明治の制定ゆえ文語調なのはしかたないが、それをおいてもカタカナの海にめまいを覚えた▼いまの法学部生にそんな苦労は無用らしい。刑法、民法、民事訴訟法などがひらがな主体の口語文に改められた。この春には商法も新装され、いわゆる「基本六法」からカタカナ書きが姿を消すことになる▼「読みやすさから言えば、法文のひらがな化は大歓迎です」と話すのは成田徹男・元名古屋市立大教授(66)。法学ではなく日本語学が専門だが、「ひらがなとカタカナの長い歴史を思うと、主要な法典がひらがな書きに統一されたことは感慨深いですね」▼古くから公的な文書では漢字とカタカナが主役だった。(以下略)
《NEWS》2016.10.24日本経済新聞より
六法口語化完了へ/法改正、迅速化が課題
政府は2016年10月18日、実質的に明治期の制定当時のままだった運送・海商に関する規定を約120年ぶりに見直す商法改正案を閣議決定した。内容の改定に併せ、片仮名交じり・文語体の条文を平仮名交じり・口語体にすることも盛り込まれ、★成立すれば基本六法が全て口語体になる。ただ重要な法改正は遅れがち。経済活動を円滑に進めるために迅速化を求める声は大きい。
・・・さて、「アートエリアB1」が開館10周年を迎え、「中之島建築リバークルーズ」の案内が届きましたので、もちろん参加です。
《参考》アートエリアB1開館10周年/中之島線開業10周年記念 鉄道カフェ「京阪特急の系譜とダブルデッカー、プレミアムカーの誕生について」 [アートアリアB1]
https://www.okeihan.net/navi/event/detail.php?eventno=1387
テレビカーや2階建てのダブルデッカー、2017年8月に導入されたプレミアムカーなど、京阪特急は京阪電車のイメージリーダーとしての役割を果たしてきました。ダブルデッカーや8000系プレミアムカーの設計業務に携わった社員が、経験を踏まえた開発エピソードを中心に紹介します。
《アートエリアB1》
530-0005大阪市北区中之島1-1-1京阪電車なにわ橋駅地下1階/06-6226-4006
京阪電車中之島線建設中の2006年から、企業・大学・NPO法人が協同で、都市空間における駅の可能性を模索する「中之島コミュニケーションカフェ」を実施しました。これを継承して2008年10月の中之島線開業を機に、なにわ橋駅の地下1階コンコースに「アートエリアB1」を開設。ここでは「文化・芸術・知の創造と交流の場」となることを目指して、大学の知、アートの知、地域の活力を集結した多彩な主催事業を展開しています。(大阪大学+NPO法人ダンスボックス+京阪ホールディングス(株))
★クリエイティブ・アイランド・ラボ 中之島「中之島建築リバークルーズ」
サイトツアー/トーク09 大阪中之島美術館×★一本松海運
2019年3月2日(土)14:00─15:30頃(★八軒屋浜船着場14:00出航/ローズポート15:30頃着)
https://osaka-info.jp/page/hachikenya-boat-dock
水都大阪のシンボルである中之島とその対岸には、個性豊かで魅力的な建築が並んでいます。重要文化財の中之島図書館や中央公会堂をはじめ、水運が活発だった大大阪時代の近代建築のみならず、昭和の高度経済成長期から平成の現代建築、そして2021年度に完成が予定されている大阪中之島美術館の計画地まで、各時代を代表する建築を知ることができます。大阪中之島美術館準備室と企画協力して行う、今回のリバークルーズでは、そんな建築群を地上ではなく、空の広い水面から眺めることで、中之島の都市景観の新たな可能性を発見します。
ゲスト★倉方俊輔(建築史家/大阪市立大学 工学研究科都市系専攻 准教授)★髙岡伸一(建築家/近畿大学 建築学部 准教授)モデレーター★植木啓子(大阪中之島美術館準備室研究副主幹)司会:木ノ下智恵子(大阪大学共創機構社学共創本部准教授/アートエリアB1運営委員)
《一本松海運》
530-0005大阪市北区中之島6丁目4番7号/06-6441-0531
創業:大正4年3月(設立:昭和41年5月)
★「どうじま号」長さ:15.31m/総トン数:17t/幅:4.51m/乗客定員:50名
http://www.ipponmatsu.co.jp/gallery/index.html?id=anker03
船内でのさまざまなご要望に対応すべく開発されたこの船は、船内はまったくのフリースペースになっております。そのフリースペースをご要望にあわせてご利用いただくことができます。船内で様々な催しものを楽しんでいただくのに最適です。遊覧船としての運航以外に、河川プロモーションやステージ船としても大活躍しています。
・・・この船は、ヤノベケンジさんの作品「ラッキードラゴン号」として使用されたものです。
http://www.clippinjam.com/volume_55/cf_interview_04.html
2007年にヤノベさんは、それまでに手掛けた一連の作品を、トらやんとその仲間たちが繰り広げてきた冒険に見立てた絵本『トらやんの大冒険』を出版する。
森に住むトらやんは、仲間とともに箱船に乗り込んで大洪水を乗り越え、道で拾った光のかけらを大きな太陽へと成長させていく。
「その後、再び★第五福竜丸展示館を訪れたときに、館長さんに『この絵本良いですね、ここに出てくる木造船って第五福竜丸のことなんですね』って言われたんです。自分も意識してなかったですけど、トらやんが絵本の中で乗り込んだ箱船は第五福竜丸で、トらやんは長い時間をかけてそれを改造してたんじゃないかと僕は思ったんですね」2009年、ヤノベさんは大阪府と大阪市が共同で主催した「水都大阪」というアートイベントに参加し、《ラッキードラゴン》という火を吹くドラゴン型の船を発表する。
http://www.yanobe.com/projects/pj024_luckydragon.html
言うまでもなく「ラッキー=福」、「ドラゴン=龍」であり、第五福竜丸をモチーフにした作品だ。実はこのイベントの直前まで、大阪府は橋下府知事のもと文化予算の削減を進めていた。だが、実際に乗り込むことのできる体験型の作品《ラッキードラゴン》は多くの人の支持を集め、橋下府知事もその結果に納得。ヤノベさんは大阪文化賞を受賞し、大阪の街をアートでいっぱいにする「大阪カンヴァス推進事業」の開催も決まった。「人類のネガティブな遺産を語り継ぐ船だった第五福竜丸は《ラッキードラゴン》という船になって、人々のポジティブなイマジネーションをかきたてる存在になったんじゃないか。それが大阪の街を変え、人を変えていく起爆剤になったんじゃないかと思ったんです」あの「原発震災」以降、世に不安は溢れているが、ヤノベさんはそうした不安をテーマに作品を作るつもりはないという。むしろそうした時代だからこそ、恥ずかしいくらい希望に満ちたものを作りたい、と。既に被災地に幾度となく入り、福島県立美術館では「トらやんの方舟計画」と題した展覧会も開催中。さらに複数のプロジェクトを準備中のヤノベさん。その活動からは今後も目を離せない。
・・・今回のゲスト髙岡伸一さんも「シカゴ建築ツアークルーズ」に行かれ、ぜひ中之島でも実現させたいと企画されたようです。
《参考》「シカゴ建築ツアークルーズ」美しい高層ビル街をフェリーで行くシカゴ川からの絶景
https://mikissh.com/diary/chicago-architectgure-tours-cruise/
シカゴで楽しみにしていたことのひとつが、シカゴクルーズで美しいシカゴの現代建築の高層ビル群の景色を楽しむことができる、シカゴ建築ツアークルーズ(アーキテクチャー ツアー クルーズ)に参加することです。いくつもあるボートクルーズの中から、評価も高く人気のあるシカゴファーストレディー (Chicago’s First Lady) のシカゴ建築ツアーに参加しました。このシカゴ建築ツアークルーズでは、「シカゴ アーキテクチャー ファウンデーション (Chicago Arichtecture Foundation) 」のガイドさんによるシカゴ建築について詳しい解説を聞きながら、近代高層ビル建築の誕生したシカゴならではの様々なスタイルの高層ビル建築を見て回ることができます。ツアーの出発地点は、シカゴを南北に通っている大通りミシガンアベニューとシカゴリバーが交差するところからです。川の南側のところからリバーウォークに下りていくと、シカゴ建築ツアークルーズのチケット販売所があります。美しく晴れた真っ青な空だと最高ですが、この日は曇り空でした。目の前には、1924年に建てられた巨大なヨーロッパ風の建物、Wrigley Building と2009年に完成した Trump International and Tower が見えます。Trump International and Tower は、シカゴで2番目の高さで、街で一番目立つ所に物件を押さえ、誰の目にもとまるゴージャスな建物を建てるというブランド戦略がここでも展開されています。実はこのトランプタワー、本当はシカゴで一番高いタワーにするつもりだったそうです。ところが2001年、ニューヨークで一番高いビル、ワールドトレードセンターの事件があったこともあり、テナントたちの意向で2番目に高いビルとして落ち着いたのでした。でもシカゴの一等地に立つ、どこから見てもかなり目立つビルです。シカゴの歴史にまつわるお話で興味深かったのは、実はこのフェリーが通るシカゴリバーは、もともとミシガン湖の方向に向かって流れていたというお話です。ミシガン湖は、シカゴの人々の飲み水の水源なのですが、街が発展し、人口が増え、どんどん川が汚染されていき、その水がミシガン湖にも影響を与えるようになりました。そこで、飲み水として利用されていたミシガン湖の水質を守るために、なんと川の流れを逆流させたのだそうです。1900年からミシガン湖の水は内陸の方へ流れるようになり、最終的にはミシシッピ川を経て、メキシコ湾へと流れていくようになりました。水の流れを逆流させるという大胆な解決方法は、とてもアメリカらしいですが、汚染された水が流れ込んでくる方にとっては大迷惑ということで、ミズーリ州は裁判所に訴えたそうですが敗訴してしまったそうです。建築ツアーのクルーズ船は、シカゴの内陸部、下流の方へ向かって出発します。クルーズは90分間で、高層ビル黎明期のウェアハウスタイプ、ヨーロッパ風ヒストリックリバイバル様式、アールデコ、ミッドセンチュリーモダン (International Style)、ポストモダン、コンテンポラリーとシカゴの高層建築の歴史を堪能することができるツアーとなっています。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/promotions/usaana/features/chicago/vol03/
★大阪市の姉妹都市 (シカゴ)
http://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000017088.html
17世紀、ミシガン湖の小港に発祥。名前の由来はネイティブ・アメリカンの言葉で「玉ねぎ」をさす。米国中西部を代表する大都市で、重化学工業、鉄鋼業、食品工業などが盛んである。また、教育・文化面の施設にもすぐれ、同市にあるシカゴ美術館は、全米三大美術館の一つと言われており、とりわけフランス印象派の作品が素晴らしい。同市運営のオヘア空港を生かし、 コンベンション都市、国際金融、国際商品取引の中心都市としても注目されている。
《NEWS》2018.10.23産経ニュースより
姉妹都市45周年のシカゴ市代表団が大阪市を表敬訪問
大阪市と米シカゴ市の姉妹都市提携45周年を記念し、シカゴ市の代表団が10月22日、大阪市役所で吉村洋文市長を表敬訪問した。吉村市長は6月にシカゴ市を訪れ、御堂筋と同市のメインストリート「マグニフィセントマイル」の姉妹ストリート協定を結んだほか、米三大美術館のシカゴ美術館などを視察した。代表団はその返礼のため来日、25日まで大阪に滞在し、記念フォーラムへの参加や御堂筋の視察などを行うという。意見交換で、吉村市長は2021(平成33)年度に中之島地区で開館予定の★「大阪中之島美術館」について触れ、「互いのストリートや美術館同士の連携を通じて、姉妹都市の交流を深めていきたい」と意欲を示した。アンドレア・L・ゾップ団長(ワールドビジネスシカゴCEO)は「両市の交流をしっかりサポートしていく」と語った。
《大阪中之島美術館準備室(旧・大阪新美術館)》
経済戦略局博物館運営企画室「新美術館整備担当」
553-0005大阪市福島区野田1-1-86/06-6469-5186
★中央卸売市場本場業務管理棟8階
http://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000009428.html
・・・中央卸売市場管理棟に「美術館準備室」、複雑な経緯があるみたいです。また、あまり大きな声では言えないようですが、所蔵作品は住友倉庫 (大阪市西区川口 2-1-5)川口トランクルーム等に保管されています。