・・・「道」そして「風」へ、
《西日本短期大学》
810-0066福岡市中央区福浜1-3-1/092-721-1141
●校歌「この道を歩いてきたから」作詞/作曲★財津和夫
https://www.nishitan.ac.jp/guide/kouka/
ぼくたちは出会った この道を来たから
一緒に登った丘の上から ながめたね 輝く海
どんなときも どんなときも 朝日のように 今日をみつめて
どんなときも どんなときも 夢をひろげよう 星座のように
この道を この道を 歩いて来たから
母のようなぬくもり この街に包まれ
勇気の翼を高くひろげて 飛び立った 心の空
どんなときも どんなときも 笑顔の君を忘れないだろう
どんなときも どんなときも そばにいることを 約束しよう
この道を この道を 歩いて来たから
どこまで 続くの 眼の前のこの道
並んで座った心の窓で 描き合った 未来の日々
どんなときも どんなときも 子供のような あのトキメキで
どんなときも どんなときも ★新しい風を つかまえるだろう
この道を この道を 歩いて来たから
この道を この道を 歩いて来たから
《中村一義コンセプトサイト「キドアイラク」》
★「風キャッチャー」
http://www.kikagaku.com/shopdetail/002002000001/
「『音がないものにも音や形があるんじゃないか』っていう意味で、風キャッチャーを作ってね。動きを見てみたりして、風の形を感じるっていうことだよね。」(中村)
日常を感じて、風をつかまえながら進むと曲がわいてくるのだとか。毛糸やリボン、チェーンなどが色とりどりに結ってあり、異素材との共存は、命や生活を表しています。腰につけて飛び跳ねたり。鞄につけて歩いたり。その瞬間ごとに形を変えていく、風キャッチャーが奏でる“音楽”を感じてみてください。
サイズ:約300mm/素材:ウール/レーヨン/アクリル/綿/金属など
・・・「道」と同じくらいコダワリ続けてきたのが、「風」です。作品「道草」の少し前に制作していたのも、「風」に関するものでした。
《風をつかまえた と思ったら 心のスキマから逃げていった》
《風をつかまえる》大辞林より
①ありもしないものをつかもうとする。不可能な試みのたとえ。
②「雲をつかむよう」に同じ。
《風をつかまえる建築/ウインドキャッチャー》
★バードギール(採風塔)
屋根から突き出た塔は、風を取り入れるための冷房装置(ウインドキャッチャー)。バードギール(バードは「風」、ギールは「捕まえるもの」の意、日本では採風塔とも呼ばれる)は、自然換気の為に、伝統的にペルシアで建築されている風を採り入れる塔である。デザインは、風の取り入れ口が一方向にのみ向いているものから、複数方向に向いているものまで様々である。この仕組みは、古代エジプト建築にも用いられていた。多くの国に存在し続けており、ペルシャ湾岸のアラブ諸国(主にイランのヤズド地方、バーレーンとドバイ)、パキスタン、アフガニスタンを含む中東の伝統的なペルシア人の影響を受けた建築に見られる。バードギールが普及している地域は、乾燥した気候で日中の温度変化が大きく、ほとんどの建物は断熱性の高い厚いセラミックで作られている。直射日光の熱、遮る物が無い砂漠からの砂や強風を避ける為、窓は太陽から遠い場所に小さくしか作られない。多くの場合、バードギールは夏季の間も凍結温度近くで水を貯めることができるアーブ・アンバールと呼ばれる伝統的な貯水施設と共に設置され、貯水施設内の気圧の圧力勾配と蒸発冷却効果で水の温度を下げ、水が清潔な状態で保存されるようにしている。小さなバードギールは、伝統的なペルシアの建築ではシシュカンと呼ばれている。シシュカンは、今でもガズヴィーン等のイランの他の北部の都市のアーブ・アンバールの上に見ることができる。これらは、イランの中央砂漠で見られるような空調設備というより換気装置として設置されている。イランのバードギールは細長い通気孔が並んだ塔状の設備で、ダクトを通じて外部風を導く構造となっている。典型的なイラン住宅では、夏期に居住空間として利用されるイワーンと呼ばれる半屋外空間の上部に設置される。バードギールは単一風向型と多風向型の2種類に分類され、 海風などで一方からのみ風が吹く傾向がある場所では、単一風向型のバードギールが建てられる。 多風向型は4方向に開口部があり、あらゆる方向からの風に対応できる。単一風向型と異なる点に、吸気と同時に排気が行える特徴がある。パキスタンの風窓は板とセメントで作られた簡単な構造である。ほこりの多い日や寒い日には風を受ける面を閉じることができる。
《NEWS》2016.3.18日経XTECHより
https://tech.nikkeibp.co.jp/kn/atcl/knpcolumn/14/546679/031100021/?SS=imgview&FD=1422774646
BIMアワード最優秀!竹中らが「キャピタグリーン」施工で
竹中工務店が設計施工を行ったオフィスビル「キャピタグリーン」はシンガポールでBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の義務づけが完了した2015年、同国のBIMアワードで最優秀賞を獲得した。施工段階で意匠、構造、設備の生産設計にBIMを効果的に活用したことが評価された。シンガポールの中心街に地上40階、高さ242mのオフィスビル「キャピタグリーン」が完成した。伊東豊雄建築設計事務所が基本設計を担当したこのビルの設計施工に際し、竹中工務店は、意匠、構造、設備の生産設計や施工管理にBIMをフル活用した。その成果は、シンガポールのBCA(建築建設庁)が2015年に行った「BIMアワード」で最優秀の「プラチナ賞」受賞という形で認められた。設計施工にかかわった同社、YKK APシンガポール、日立インフラストラクチャー・システムズ・アジアなどの日本企業を含む8社での共同受賞だった。キャピタグリーンのBIM活用で特徴的なのは、「アルゴリズミックデザイン」という手法を幅広く取り入れたことだ。複雑な曲面やものの配置などを、数式やルールを使ってコンピューターの力を借りながらデザインする手法である。屋上には、花びらのような形をした大きな外気取り入れ口★(ウインドキャッチャー)が付いている。地表に比べて約2度低い屋上部の外気を、ビル内の「クールボイド」に取り込み、空調エネルギーを低減させる働きを持つものだ。この花びらのように複雑な形をできるだけ薄く、少ない種類の曲率で表現するため、竹中工務店はシンガポールの現場事務所で、複雑な3D曲面をデザインする「Rhinoceros(ライノセラス)」とそのアドオンソフト「Grasshopper(グラスホッパー)によって、ウインドキャッチャーの骨格となる鋼材のピッチや曲率を徹底的に検討した。その結果を、竹中工務店の東京本店で詳細構造設計用BIMソフト「Tekla Structures」によりモデル化。そのBIMモデルデータは、シンガポールの鉄骨製作会社、ヨンナムが引き継ぎ、さらなる調整を行って製作した。シンガポール→東京→シンガポールと、BIMモデルデータをリレーしながら、設計がモデル上で詳細化されていったのだ。この過程でウインドキャッチャーの厚さを25%、重量を20%削減することに成功した。
《風をつかまえて》作詩:安岡優/作曲:北山陽一
歌:The Gospellers(ゴスペラーズ)/トヨタ『Isis』CMソング
もうすぐ南風 待ちわびた言葉なら二人だけ甘い囁き
伸ばした掌で 未来を運ぶから明日まで 始まりの向こうへと
心を開いて あなただけを 二人だけの この世界で
確かに感じた 遠くへ 遠くへ ★風をつかまえて
瞳の奥映る今を形にすれば
少しだけ寂しい それこそが愛おしい
《やせっぽちのブルース》作詞作曲:吉田拓郎
風が吹いてきたよ ★心の中を吹き抜けてゆく
おまえさん どこからとんできたの 知らない街で恋をして
ふられて この街へ 来たっていうのかい
風が吹いているよ 可愛い娘が笑った
おまえさんの住んでたその街が ひとりでしんみり酒を飲む
やすくていい店は なかったっていうのかい
《風になりたい》作詞作曲:宮沢和史
大きな帆を立てて あなたの手を引いて
荒れ狂う波にもまれ 今すぐ風になりたい
天国じゃなくても 楽園じゃなくても
あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい
・・・そしてもちろん、
《NEWS》2017.6.6HUFFPOSTより
ボブ・ディラン、やっとノーベル賞の受賞講演「でも、歌と文学は違う」
2016年のノーベル文学賞を受賞したミュージシャンのボブ・ディランさんの受賞記念講演を、6月5日、ノーベル財団が公開した。ディランさんは2016年10月の受賞発表後、一時期連絡が取れなくなるなどして大きな話題を呼んだ。12月の受賞式も「先約のため」欠席していたため、「業績にまつわる講演」を発表するかどうかの動向が注目されていた。受賞の賞金800万クローナ(約1億円)を受け取るためには、受賞式の6カ月後の6月10日までに講演しなければならないというルールがあるのだという。講演は27分程度で音声のみ、映像はない。4日にロサンゼルスで収録されたという。ディランさんの講演は、「ノーベル文学賞を受賞した時、最初はなぜ、私の歌が文学に関係あるのか戸惑ったが、それについてじっくりと考え、文学と私の歌がどう繋がっているのか理解したいと思った。そして今からその答えについてお話をしようと思う」と始まる。音楽との出会い、作曲を始めるに至る経緯などを語っている。古代ギリシャのホメロスの叙事詩「オデュッセイア」、メルビルの「白鯨」、レマルクの「西部戦線異状なし」などの世界的に有名な文学作品に触れ、文学も音楽も「意味そのものよりも人を感動させることがすべて」だ、と語った。最後に、歌と文学のつながりについて、という講演のテーマについて、以下のように締めくくった。
(文学も)歌も、常にうつろうこの世界で生きている。でも、歌と文学は違う。歌は読まれるのではなく、歌われることを意図してつくられている。シェイクスピアの言葉はステージで演じられることを意図されている。それはちょうど歌が、ページの上で読まれることではなく歌われることを想定しているのと同じように。歌を意図されたままに聴いてみてほしい。コンサートでもレコードでも、人々が歌を聴く時に最近使う方法でも、どんな手段でもいいから。私は今一度、ホメロスに戻っていく。「ミューズ(芸術の女神)よ、私の中に入って、物語を語ってくれ」と言ったホメロスに。
《Blowin’in the Wind(風に吹かれて)》Bob Dylan
https://ongakugatomaranai.com/bobdylan_blowininthewind/
How many roads must a man walk down
(男はどれほどの道筋を歩いていかなければならないのか)
Before you call him a man?
(人として認めてもらうまでに)
How many seas must a white dove sail
(白い鳩はいくつの海を渡らなければいけないのか)
Before she sleeps in the sand?
(砂浜で眠るまでに)
Yes, and how many times must the cannonballs fly
(砲弾はどれほど飛ばし合わなくてはいけないのか)
Before they’re forever banned?
(永遠になくなるまでに)
The answer, my friend, is blowing in the wind
(友よ、その答えは風に吹かれているのだ)
The answer is blowing in the wind
(そう、答えは風に吹かれている)
・・・今はもう、歌うことはなくなりましたが、ギターかき鳴らした青春(風)がありました。