方舟(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《舫:ホウ、ふね、もやいぶね、もや(う》

・ふね:舫屋、舫人=舟人・船頭、舫楼=ふなやぐら、画舫

・もやいぶね:舫船(もやいぶね)、舫船(ホウセン)=舫舟(ホウシュウ)=もやいぶね、舟をもやう、舟をもやる

・もや(う):舫船・舫舟=舟をもやう、舟をもやる=★方舟

 

・・・さてさて、「方」は「はこ」と読みますよね。

 

《はこぶね》

直方体の船のことで、表記は「方舟」、「箱船」、「箱舟」のどれでも良いそうです。日本で最初に旧約聖書が翻訳されたときに「ノアの方舟」と訳されたので、キリスト教関係では主にこの表記が使われているということです。

※「聖書翻訳の歴史(和訳史)」

https://www.bible.or.jp/know/know14.html

 

 

《ノアの方舟》

『旧約聖書』創世記に登場する。これは神ヤハウェが邪悪な人間を滅ぼすため起こした大洪水にあって、善良なる人であったノアとその一族だけを例外として救うため、ノアに命じて方舟を造らせた物語である。ノアたちはこの方舟に乗船して、大洪水による滅亡を逃れた。 一方、類似した話・伝承が他の文化圏の神話などでも伝わっている。ギリシア神話では、「青銅の時代」の人間が悪に堕したため、神ゼウスが大洪水を起こし、青銅の人間を滅ぼしたという神話のなかで登場する。プロメーテウスの息子デウカリオーンは、父より大洪水による滅亡の計画を教えられ、方舟を建造して、妻ピュラーと共に難を逃れたとされる。

※創世記 6:9‐22

これがノアの歴史である。ノアは義にかなった人であり、同時代の人々の中にあってとがのない者となった。ノアは[まことの]神と共に歩んだ。やがてノアは三人の子、セム、ハム、ヤペテの父となった。そして、地は[まことの]神の前に損なわれ、地は暴虐で満ちるようになった。それで、神が地をご覧になると、見よ、それは損なわれていた。肉なるものがみな地でその道を損なっていたからである。そののち神はノアにこう言われた。「すべての肉なるものの終わりがわたしの前に到来した。彼らのゆえに地は暴虐で満ちているからである。いま、わたしは彼らを地と共に滅びに至らせる。あなた自身のために、やに質の木の材で箱船を造りなさい。その箱船の中には仕切り室を造る。それを内側も外側もタールで覆わねばならない。そして、あなたはそれをこのように造る。すなわち、箱船の長さは三百キュビト、その幅は五十キュビト、その高さは三十キュビト。あなたはその箱船のためにツォハル[屋根、もしくは窓]を造り、それを上方、一キュビトに仕上げ、また箱船の入口をその側面に付ける。あなたはそれに下の[階]と二[階]と三[階]を造る。 「そして、わたしはいま、地に大洪水をもたらして、その内に命の力が活動しているすべての肉なるものを天の下から滅ぼし去ろうとしている。地にあるものはすべて息絶えるであろう。そしてわたしはあなたに対して自分の契約を固く立てる。あなたは箱船に入らねばならない。あなたも、またあなたの息子たち、妻、息子たちの妻もあなたと共に。そして、あらゆる肉なるあらゆる生き物のうち、それぞれ二匹ずつを箱船の中へ携え入れ、それをあなたと共に生き長らえさせるように。それらは雄と雌である。 飛ぶ生き物のうちからその種類にしたがい、家畜のうちからその種類にしたがいt、地面のあらゆる動く生き物のうちからその種類にしたがって、それぞれ二匹ずつが入ってあなたのもとに行き、命を長らえさせる。そしてあなたは、食べられるあらゆる食物を自分のために取りなさい。それをあなたのもとに集めなければならない。それはあなたと彼らのための食物となる。それでノアはすべて神から命じられたとおりにしていった。まさにそのとおりに行なった。

 

 

《NEWS》TABIZINEより

オランダの大富豪が造った原寸大の箱舟

https://tabizine.jp/2016/05/23/76513/2/

オランダ人の敬虔なクリスチャンであり建築業者ヨハン・ハウバース氏(Johan Huibers)が「オランダの北ホラント州が大雨ののち洪水に見舞われる」という夢を見たことをきっかけとしています。その後、4年の歳月と400万ドル(約4億3千万円)を費やして2005年ノアの箱舟レプリカを作成、全長70メートル、横幅9メートル、高さ13メートル、鉄筋をベースにマツとスギで造られた巨大な木造船。使われた木材は丸太にして1万2000本にも上る。北海へと注ぐマース川を実際に航行している。そして2008年、地元の実業家である現在のオーナー、アード・ピーターズ氏に売却された。2012年からオランダの南西部の街ドルトレヒト(Dordrecht)で一般公開もされていました。艦内にはレストラン、シアタースペースなども。オープンから数年はコンサートや様々なパーティ会場にも使われていました。この観光名所「ノアの箱舟」の一般公開が終了してしまいました。しかし、さらにもっととんでもない計画を進めていたのです。ブラジルの多くの恵まれない人々の存在を知ったヨハンさんは、自分に何かできることはないかと考え、箱舟でブラジルをめざすことを決意したといいます。ブラジルでノアの箱舟を展示し経済活動を行うことで、貧しい人々や孤児へのチャリティーを行おうと考えているのだとか。特に2016年は夏季オリンピックの開催国にもなり、期間中はより多くの人が訪れるのでまたとないチャンスです。けれど、船が大西洋を横断してブラジルに渡るには、莫大な資金が必要になります。ヨハンさんと、彼の考えに共感したアメリカの南カリフォルニアを拠点とする非営利団体「ノアの箱舟財団」(Ark of Noah Foundation)は、オリンピック開催に間に合わせるため8月上旬にはブラジルに到着できるよう航海資金の募金を世界中に呼びかけています。2018年初め、不幸な出来事に見舞われました。1月に現地を襲った凄まじい嵐によって、この“ノアの方舟”の係留が解かれてそのまま流され、漁港に連結させて停泊していた漁船の一団に突っ込むという惨事が起きました。

 

《NEWS》「世界終末の日」に備えた現代版「ノアの箱舟」、オランダ

熱心なキリスト教信者のオランダ人男性が、マヤ暦から導き出された「世界終末の日」とされる21日に聖書に書かれた大洪水が起きると信じ、現代版「ノアの箱舟」を用意した。この男性はオランダ中部コートウェイケルブルク(Kootwijkerbroek)に住むピーター・フランク・ファンデルメール(Pieter Frank van der Meer)さん。ファンデルメールさんは20日、オランダ紙フォルクスクラント(Volkskrant)の取材に「マヤの人々は決してクレージーではない。聖書の予言をよく読めば『山々がろうのように溶ける』と書かれている」と語った。大洪水を生き延びるため、ファンデルメールさんは、ノルウェー製のオレンジ色の救命艇を1万3000ユーロ(約144万円)で購入。内部を改造してトイレやキッチン、チャイルドシートを備え、食料も準備した。ファンデルメールさんの主張によると12月21日、太陽系の惑星の配置により大量の宇宙エネルギーが放出され、これが太陽活動を活発させる。「太陽で何が起きるのか正確に説明するのは難しいが、恐らく巨大な太陽フレアが発生するだろう」(ファンデルメールさん)これにより津波、つまりは第2の「大洪水」が起こるのだという。あるいは巨大地震が起きる恐れもあるため、ファンデルメールさんは家族とともにテントを張る場所に速やかに移動できるよう、中古のジープも買った。「箱舟」の定員は50人で、これまでに35人から予約申し込みがあったという。ファンデルメールさんが住むコートウェイケルブルクから海までの距離は約20キロだ。オランダテレビのキリスト教チャンネル「De Vijfde Dag(第5番目の日)」によると、箱舟にはファンデルメールさんの子どもや孫たちも乗り込む予定だ。「箱舟」に2匹の愛犬は乗れないが、ファンデルメールさんの息子のピーター(Pieter)さんは金属の棒で補強したプラスチックボックスを手に入れ、中には干草と餌も入れた。ピーターさんは「これで、彼ら(犬たち)もきっと大洪水を生き延びられる」と言うが、残念なことにファンデルメール家で飼われているヤギたちは天命に身をゆだねるしかないという。「世界の終わりは深刻だ」とファンデルメールさんはオランダ大衆紙アルヘメン・ダフブラット(Algemeen Dagblad)に語った。「しかし、その後には素晴らしいことがやってくる」

 

 

《NEWS》2016.7.9クリスチャントゥデイより

実物大ノアの箱舟完成「アーク・エンカウンター」の祝賀式典に7千人

https://arkencounter.com/

旧約聖書に登場するノアの箱舟を実物大で再現したテーマパーク「アーク・エンカウンター(箱舟との遭遇)」が7日、米ケンタッキー州ウィリアムズタウンでグランドオープンした。オープンに先立ち5日に行われた祝賀式典では、テープカットが行われ、この歴史的瞬間を見ようと約7千人が集まった。旧約聖書に登場するノアの箱舟を実物大で再現したテーマパーク「アーク・エンカウンター(箱舟との遭遇)」が7日、米ケンタッキー州ウィリアムズタウンでグランドオープンした。オープンに先立ち5日に行われた祝賀式典では、テープカットが行われ、この歴史的瞬間を見ようと約7千人が集まった。ハム氏はまた、アーク・エンカウンターのオープニング日に7月7日を選んだのは、創世記7章7節の「ノアは妻子や嫁たちと共に洪水を免れようと箱舟に入った」からだとし、聖書的な意味があることを説明した。クリスチャンポストへのコメントの中でハム氏は、米国で世俗主義が増大しているが、ノアの箱舟の話は世界中の人々が聞いたことがあると語った。「ここでは、あらゆる宗教的背景を持った、さまざまな年代のあらゆる種類の人々を見ることができると思います。たとえ彼らが私たちの聖書的価値を共有しなくても、彼らは思わず、この建物、またこの熟練した業、箱舟内部にある世界に誇れる展示に感動せずにはいられないでしょう。そして誰が知っていることでしょうか、実に彼らは私たちがするのと同じように、聖書について語るよう挑戦を受けることでしょう」一方、この実物大の箱舟が実際に水に浮くかという質問に対して、ハム氏は、聖書では神が地球規模の洪水を再び起こすことはないと宣言しているとし、この箱舟が水に浮く必要はないと語った。「(アーク・エンカウンターの)箱舟は船として設計され、建物として建てられました。それは本物の木材のフレームと構造を持つ船としてデザインされました。そして私たちは、箱舟を設計するために古代の船について多くの調査を行いました。しかし、この箱舟は規約上、建物として建てられました」以前のクリスチャンポストとのインタビューの中でハム氏は、2014年に進化論と創造論をめぐって討論した、科学教育番組「ザ・サイエンス・ガイ」の元司会者として知られるビル・ナイ氏が、アーク・エンカウンターを案内するというハム氏の申し出を検討していることに言及した。「そうです。私たちは、ビルから返事をいただきました。私は、彼がここに来ることを検討していると信じます。私たちはその点において積極的な返事をいただきました。それで、私たちはただそれが実際に起こるのを見る必要があります」アーク・エンカウンターのウェブサイトでは、さまざまな展示、箱舟と関係した他のアトラクション情報(「ジップ・ライン」「アララト・リッジ動物園」など)を提供している。

 

 

《Noah’s Ark Ma Wan Park》

https://www.noahsark.com.hk/eng/index.jsp

自然公園の『馬湾公園』と、隣接する宿泊施設やテーマ館を有する『ノアの方舟』。聖書に書かれた通りの実物大のノアの方舟。空港から市内に移動するときに必ず通る青馬大橋の真下、馬湾島に位置する広さ18ヘクタールを誇る馬湾公園。2007年7月1日に第1期プロジェクトとして大自然公園がオープンしました。自然・教育・芸術・愛をテーマに、それぞれに特色を持った『彩虹牆(Rainbow Wall)』『意中園(Sweet Garden)』『太陽塔(Solar Tower)』『鳥望台(Hilltop Lookout)』『芳園書室(古墳館)(Heritage Centre)』『歴奇園地(Adventure Journey)』『再生能源基地(Windmill Station)』の7つのエリアから成り立っています。世界中にノアの方舟を真似た方舟はありますが、こちらはなんといっても世界初の実物大のレプリカというのが凄いですね。船の中は5階建てになっています。『挪亞度暇酒店(Noah’s Resort)』を始め、方舟と人類との歴史や物語を体感できる180度のパノラマシアターがある『方舟多媒體博覧館(Ark Expo)』、児童の教育を重視とした『珍愛地球館(Treasure House)』、人生における様々な困難や意義をゲームや活動をしながらともに考えていく『方舟生命教育館(Ark Life Education House)』の3つの文化館と、様々なイベントに使用される『方舟劇院(Ark Theatre)』など、娯楽として楽しむとともに学ぶことを重視した設備が整っています。またノアの方舟の全ての設備は、5つの非営利団体による経営になっているので、ここでの収益はすべてノアの方舟の運営にあてられることになっています。

 

・・・さて日本にはないのだろうかと探しましたら、

 

 

《北の海鮮炙りノアの箱舟》

064-0808北海道札幌市中央区南8条西4丁目/011-521-3022

http://www.noa-hakobune.jp/

英国人建築家「ナイジェル・コーツ」が手掛けたこの建物は、石化してしまったノアの箱舟をテーマに建てられ、その奇抜なデザインは建築物としても有名です。1988年(昭和63年)に開業。設計は英国人建築家ナイジェル・コーツ、施工は辰村組により建てられた。構造は鉄筋コンクリート造2階建てである。店内も英国人アーティストによるギリシャ神話をイメージした壁画や洗練された装飾が並び、まるで異国の地にいるよかのような不思議な感覚へと誘います。開業当時はカフェ&レストランであったが、今現在炙りやである。

【Nigel Coates】

https://nigelcoates.com/

https://nigelcoates.com/projects/project/arca_di_noe