村野藤吾(17) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・グランフロントの東側に新しいホテルがオープンしています。ちょっと覗いてみました。 

 

《ホテルヴィスキオ大阪by GRANVIA》 

530-0012大阪市北区芝田2-4-10/06-7711-1111 

https://www.hotelvischio-osaka.jp/

㈱ホテルグランヴィア大阪は、当ホテルが運営し、JR西日本ホテルグループにおいて宿泊主体型と位置付ける★新ブランド第一号となる「ホテルヴィスキオ大阪」を、2018年6月6日(水)、JR大阪駅北・徒歩5分にオープンいたします。JR西日本ホテルズの新規ブランド「ヴィスキオ」は、シティホテル「グランヴィア」と宿泊特化型ホテル「ヴィアイン」の間に入る位置づけで、「上級な宿泊主体型ホテルブランド」となります。ヴィスキオはイタリア語で“宿り木”を意味し、宿り木は北欧神話で幸福、安全、幸運をもたらす聖なる木とされていることから、ゲストに旅の疲れを癒し幸福を感じていただける場となることを願い、命名いたしました。「ホテルヴィスキオ大阪」は、「自然」をテーマに、大阪駅徒歩5分というアクセスでありながら上質なリラックス空間を提案いたします。外観はうねりのあるデザインで“水の都・大阪”にちなんだ水の流れを表現したほか、エントランス周辺には樹木を配し、ゲストを到着時から寛ぎの空間へといざないます。また、1階フロント・ロビーには、開放感のある大きな中庭や天窓、吹抜を設け、「緑」「光」「風」を感じられる空間としております。また、“宿り木”を表したシンボリックな照明や樹木の重なりをイメージした★壁面アートで寛ぎを演出し、さらに、ラウンジスペースや多彩なソファを点在させることで、お客様が森の中の宿り木で寛いでいただけるような空間を提案しております。また、各階エレベーターに大阪城や通天閣、御堂筋の銀杏並木や法善寺横丁の赤提灯、難波橋や天神祭りなど、風情ある大阪の景観をモチーフにした様々なアートサインを配置。また、その8種のテーマを集合させた★シンボルアートを1階エントランスに配置し、お客様をお迎えします。

 

 

【岸本真之】 

http://aroundthepot.com/masayuki_kishimoto_web_site/top.html

1971東京生まれ1944武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科、金属工芸専攻卒業 

2003ドイツ、カッセル美術大学修了、同年12月帰国。 

《参考》 

●瀬戸内国際芸術祭参加作家・岸本真之さんの作品の素材収集にご協力ください。 

http://www.town.shodoshima.lg.jp/news/news100304-2.html

●TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE(パブリックアート総合コンサルティング) 

http://tsao.co.jp/artist/masayuki-kishimoto

●新潟「水と土の芸術祭」つぎつぎきんつぎ 

http://www.naviu.net/mizutotutinogeijyutusai/38%20tugitugikintugi/38%20tugitugikintugi.html

 

 

・・・さらに「芝田町画廊」にも寄り道しています。 

 

《吉田杯小作品コンテスト2018》 

530-0012大阪市北区芝田2-9-19イノイ第2ビル1F/06-6372-0007 

2018年12月14日(金)~23日(日) 

https://gallery-shibatacho.jimdo.com/

今年も吉田の独断で決定するコンテストを行います。賛否両論あるとは思いますが、是非ともご参加お待ち しております。コンテストという形をとりますが、沢山の作品や作家さんとの出会いが一番の目的です。小さな世界でどう表現出来るか?!小さいからこその世界も!!

 

 

《時空の広場》 

https://osakastationcity.com/green/toki/

2018年11月1日(木)~2019年2月14日(木) 

https://osakastationcity.com/twf/

今年のイルミネーションのコンセプトは『時空を結ぶ光のギフト』。ドーム屋根を活用した3連の天井ヴェールと床面・ポール装飾で、大切な人への想いを込めた「贈り物」をイメージした空間を演出します。ゴールドを基調とした華やかで気品ある輝きとギフトボックスのモチーフが「大切な人と結ばれる」空間を創出し、お客様をあたたかくお出迎えします。心に残るイルミネーションで大阪ステーションシティでしか体感できない「発見と感動」をお楽しみください。

 

 

・・・自動車のヘッドライトや木々のイルミネーションが、ちょっとウルサイですが、

 

《梅田吸気塔》530-0057 大阪市北区曽根崎2-16/建設:1963 

構造:S造/設計:村野・森建築事務所(村野藤吾) 

大阪の玄関口・梅田にあっても、ステンレス板の硬質な輝きと、生き物を思わせる柔らかな曲面の奇妙な取り合わせに気付かない方もいるかもしれない。これは単なるモニュメントではなく、1963年に第一期工事が完成した梅田地下街の吸気塔として、建築家・村野藤吾の手によって設計された施設だ。正式名称は「ホワイティうめだ吸気塔」。1930年代から半世紀近く第一線にあり続けた巨匠の個性と、高度成長期の地下街建設ラッシュを反映した大阪らしい逸品。直線的なビル群に取り囲まれながら、静かな存在感を放っている。63年の建築当初、塔の足元の三角地には★噴水があり、涼やかさを演出していた。いつしか水を出さなくなり、その後噴水設備は取り壊された。95年には、大阪市が三角地に植樹をし、夜間のライトアップも始めた。毎夜、巨大な塔はうっすら輝く。 

 

《NEWS》2014.4.20産経WESTより 

「生命的」+「機械的」で未来を切り開く造形美、「梅田吸気塔」の凄まじき“見識” 

ターミナルで出迎えた知人に、まず自慢してほしいのが梅田吸気塔だ。1963(昭和38)年の梅田地下街(現・ホワイティうめだ)開業に併せて完成した。 多くの人や車で賑わう駅前にありながら、今まであまり語られてこなかった。しかし、こんなものは国内で他にない。自慢したい最初のポイントは、建築家・村野藤吾の作品であること。村野は大阪に設計事務所を構え、昭和戦前から戦後にかけて、大阪のそごう百貨店(取り壊し)や新歌舞伎座(取り壊し)、国の重要文化財に指定されている宇部市渡辺翁記念会館や高島屋東京店増築、広島の世界平和記念聖堂など、多くの名作を世に送り出した。東京大学教授を務め、国家的な建築で名高い丹下健三と比較されるほどの存在感を誇った巨匠である。では、梅田吸気塔のどのあたりが村野らしいか。一番は、生命的なものと機械的なものとの融合だろう。形そのものは有機的だ。見る角度で印象が変わり、周囲の木々と呼応するかのよう。対照的に素材は無機的である。ステンレスパネルで覆われた表面は、硬質に輝いている。さらに観察すると、その一枚一枚が丁寧に曲げられて、リベットで留められているのが分かる。工業的な形態の奥に職人の手わざが見えてくる。この建築は、生きているのか、いないのか、ますます不思議な気分になる。梅田吸気塔を単純な筒状にしなかったのは、駅前で御堂筋の起点という大事な場所であることが分かっていたからだろう。機械的なイメージも、車が高速で走る中に建つという立地を考えると納得がいく。生命的な形態は、地下を行き交う人々の息吹を地上で代弁しているかのようだ。設計者の村野が得意としたのは、こうした生命的なものと機械的なものを合わせて、まだ見ぬ未来を切り開くような造形だった。それこそ高度成長期に最も開花した「大阪らしさ」である。この性格が、建つ場所に対して適切な形で表現されていて、やはり村野は大阪を知り尽くしていたと証拠立てる。「都市を生きる建築」の傑作だろう。ただ、これは村野だけがいて、できあがったものではない。こうした公共的な仕事を個性的な一流デザイナーに依頼した、当時の関係者の都市的な見識の高さも物語っている。ひるがえって今の大阪はどうだろうか。自慢の後に考えさせる建築である。(倉方俊輔/建築史家・大阪市立大学准教授)

 

 

・・・さすが、ウットリです。

 

《参考》「浜脇工業」 

★ホワイティうめだ1期吸気塔鉄骨塗装工事 

鋼構造物塗装/発注者:大阪地下街株式会社/完成:平成21年  

http://hamawakikogyo.com/

当社は昭和31年4月創業以来、顧客及び地域に信頼される企業を目指し、塗装工事を中心に実績を積み上げ、経営理念をもとに協力業者と共に力を合わせ、日々技術と品質の向上に励み、努力してまいりました。近年、時代の変化は非常に激しく、建設業においては若年層の技術者不足が深刻な問題となってきております。そのような状況の中、若年層へ技術の継承をしていくことこそが社会貢献としてとらえ、これからも、社会から必要とされる企業をめざし発展してまいります。 

 

・・・「噴水」があった頃の写真を探してみました。さらに、手塚治虫「ブラックジャック」の中にも登場していました。

 

 

《ブラック・ジャック「アリの足」》作:手塚治虫 

https://www.akitashoten.co.jp/special/blackjack40/49

『アリの足』―足が不自由な光男は、リハビリのため、徒歩での旅に挑戦する。そのようすを、なぜか近くで、ずっと見まもるブラック・ジャックのすがたがあった…。『お医者さんごっこ』―コングは病気の妹のためにブラック・ジャックをさがしていたが、見つけだせなかった。そこで、友だちにブラック・ジャックのふりをさせたのだが…。

 

・・・「大阪人」なら嬉しくなるシーンですね。