・・・さて次なる村野建築は、
★大阪発・光が文化になる季節「大阪・光の饗宴2018」11月4日からスタートします!~全てのプログラムが決定しました!~/2018.10.24
https://www.hikari-kyoen.com/index.html
『大阪・光の饗宴2018』では、「御堂筋イルミネーション2018」と「OSAKA光のルネサンス2018」のコアプログラムと、大阪府域で地域活性化に取り組む団体等が一体となって実施するエリアプログラム、食を中心とした魅力促進プログラムの3つのプログラムで構成し、今年も冬の大阪を盛り上げます。6年目を迎える「大阪・光の饗宴2018」では、より一層プログラムの充実やクオリティの向上に努め、おもてなしの心をこめて光により大阪の魅力を彩る「光のミュージアム」として展開し、「水と光の首都大阪」のブランド確立・向上や大阪の観光振興、活力向上に取り組んでまいります。
2018年11月4日(日)~2019年1月31日(木)
※公式ガイドブック
https://www.hikari-kyoen.com/digital_pamphlet/#page/1
・・・何気なくペラペラめくっていると、
●「御堂筋イルミネーション2018」
2018/11/4(日)~ 12/31(月)58日間
大阪のシンボルストリート御堂筋。梅田から難波までの区間がイルミネーションできらめく、全長4kmという世界的スケールの光の道は2018年度で10年目を迎えます。2015年1月に★世界記録として認定されました。
★「ビルの注目ライトアップ「1. 梅田吸気塔」
https://www.hikari-kyoen.com/programs/midosuji05
・・・見慣れた「梅田吸気塔」ですが、青く輝く姿をなんとしても観たいと思ったわけです。しかし、「夜」に出かける必要があります。そのためだけに行くのがもったいないので、
【大阪】建築レクチュアシリーズ217/ゲストスピーカー★安藤忠雄
https://luchta.jp/event/aaf.ac217/ando
大阪を拠点に活動を行う2人の建築家の芦澤竜一氏と平沼孝啓氏がモデレータとなり、2ヶ月に1度、午後7時からゲストの建築家を招き、作家思考性を探ると共に、より本音で刺激的なトークセッションを行います。
2018年12月21日(金)19:00-20:30(開場18:00)
於★グランフロント大阪 ナレッジキャピタル・ナレッジシアター
(大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館4階)
《グランフロント大阪》NIKKENより
http://www.nikken.co.jp/ja/archives/ndvukb000001c3te.html
開発区域全域を同一人格の事業者が同時開発できるメリットを活かして「水と緑のネットワーク整備」、「各街区のBEMSを一元化するネットワーク・マネジメントシステム」を導入している。街区ごとでは「大規模オフィスの自然換気システム」、「タワー最頂部での潜熱排熱」、「空調排熱を利用した外気・給湯予熱」、「うめきた広場・うめきたSHIPにおける地中熱利用熱源」、「霧を用いた広場のクールアイランドの創出」など、それぞれの建築や空間に適した環境配慮技術を採用した。またタワーA・タワーBにおける自然換気システムの視覚化や、街の運営組織であるTMO(タウン・マネジメント・オーガナイゼーション)による省CO2マネジメント活動の運用サポートなど、社会性を重んじた総合的な取り組みとした。
●全体統括日建設計+三菱地所設計+NTTファシリティーズ
●うめきた広場
基本デザイン+デザイン監修★安藤忠雄建築研究所
基本設計 日建設計|実施設計 日建設計+大林組
●南館・タワーA
基本設計 三菱地所設計(建築)・日建設計(設備)
実施設計 三菱地所設計+大林組(建築)・日建設計+大林組(設備)
●北館・タワーB
基本設計 日建設計
実施設計 日建設計+竹中工務店
●北館・タワーC
基本設計 NTTファシリティーズ
実施設計 NTTファシリティーズ+竹中工務店
ホテル内装設計 NTTファシリティーズ+イリア
●グランフロント大阪オーナーズタワー
設計 大阪駅北地区先行開発区域実施設計業務共同企業体
/三菱地所設計+竹中工務店+大林組+日建設計(*)+NTTファシリティーズ(*)*開発区域内調整
・・・グランフロントには「LIXIL」ギャラリーもありますし、このトークセッションに参加すると、ちょうどいい時間帯に「キタ」が散策できます。
《LIXILギャラリー大阪》
530-0011大阪市北区大深町4-20
グランドフロント大阪南館タワーA・12F/06-6733-1790
http://www.livingculture.lixil/gallery/
★吉田謙吉と12坪の家-劇的空間の秘密-
2018.12.07(金)~2019.02.19(火)
http://www.livingculture.lixil/topics/gallery/g-1812/
https://newsrelease.lixil.co.jp/news/2018/100_culture_1114_01.html
片流れの屋根に赤い板壁、窓周りの白がアクセントのかわいらしい家。これは戦後、吉田謙吉が52歳(1949年)のとき、東京・港区飯倉(現・麻布台)に自ら設計して建てた自邸です。12坪、約40㎡の狭小住宅は当初家族3人の住居としてスタートしました。ステージと観客席用のホールを内在するこの家は、謙吉が舞台美術家であったことを象徴しています。故に、一般的な間取りとは明らかに異なるのがこの家のオリジナリティです。この「劇的空間」を解き明かすには、彼の多面的な活動も影響していると推測されます。関東大震災直後、今和次郎らと立ち上げたバラック装飾社、それが発展して誕生した考現学、また築地小劇場を中心とした舞台美術家としての仕事や住まいの提案の数々・・・。世の中が苦難の中にあっても自由で新しいまなざしを持ち、人を楽しませることが好きで、自身も人生を楽しく謳歌することを望んだ謙吉の生き方が、様々な活動のエッセンスとともに、「12坪の家」に満ちています。
本展では、「12坪の家」を基軸に、謙吉が残した空間づくりに関わる数多くの記録や資料からその秘密を探り、同時に前向きに楽しく生きた吉田謙吉の人となりを浮き彫りにします。
【吉田謙吉】(1897~1982)
舞台装置家、映画の美術監督、衣裳デザイナー、タイポグラフィ作家。
1897年(明治30)2月10日、東京府東京市日本橋区(現在の東京都中央区日本橋)に生まれる。17歳のとき、二科会に『演劇人』を出品、初入選を果たす。旧制・東京美術学校図案科(現在の東京藝術大学美術学部デザイン科)に入学、同校在学中の1920年(大正9)、帰山教正が映画芸術協会で製作・監督したサイレント映画『幻影の女』、『白菊物語』の字幕タイポグラフィを制作する。1922年(大正11)、同校を卒業する。同年、大正期新興美術運動を担った古賀春江、神原泰、中川紀元、岡本唐貴、浅野孟府らのグループ「アクション」の設立に参加する。1923年(大正12)の関東大震災後、演劇復興のため、1924年(大正13)に土方与志と小山内薫が創設した築地小劇場に宣伝・美術部員として参加、同年6月の第1回公演『海戦』の舞台装置・衣裳を手がけ、表現主義的な舞台装置を発表する。土方与志演出のロマン・ロラン作『狼』の舞台等で「丸太式組立て舞台」を発表、新進装置家として認められるところとなる。当時の弟子に図案科の後輩の河野鷹思がいる。また関東大震災の頃から街中の看板等を写生する活動を始め、1924年、雑誌『建築新潮』に「バラク東京の看板美」を寄稿。これらの活動が後に★「考現学」に発展し、1930年(昭和5年)には東京美術学校の先輩★今和次郎とともに共著『モデルノロヂオ』を上梓する。1925年(大正14)には、小山内が上梓した書籍『三つの願ひ童話劇』の装丁を手がける。同年、日活京都撮影所第二部が製作した溝口健二監督の『無銭不戦』に「舞台衣裳考案」として参加している。1927年(昭和2)には、小山内がミナトーキーで監督した初期トーキー作品『黎明』の美術装置を設計した。1930年、単著『舞台装置者の手帖』を上梓。1935年(昭和10)からは、京都のJ.O.スタヂオ(のちの東宝映画京都撮影所)で現代劇の舞台装置・美術デザインを手がけ、1937年(昭和12)にはドイツと合作したアーノルド・ファンク・伊丹万作共同監督による映画『新しき土』の装置を手がけた。第二次世界大戦後は、吉田謙吉舞台美術研究所を設立、同研究所からは中林啓治、松下朗らを輩出した。1982年(昭和57)5月1日、死去した。満85歳没。
《考現学》(the study of modern social phenomena)
1927年(昭和2)、今和次郎が提唱した学問である。今はそれまで柳田國男に師事し、民俗学研究の一環として民家研究などで業績を挙げていたが、本人の語るところによると考現学研究のため柳田に「破門」されたという。その研究のはじまりは、1923年(大正12)の関東大震災後の東京の町を歩き、バラックをスケッチしたことからであった。これを機に新しく都市風俗の観察の学問をはじめ、1925年(大正14)には「銀座街風俗」の調査をおこなって雑誌『婦人公論』に発表した。「考現学」の提唱は、1927年(昭和2)の新宿紀伊国屋で「しらべもの(考現学)展覧会」を催した際のことであった。1930年(昭和5)には『モデルノロヂオ』が出版されている。今の提唱した「考現学」の発想から、生活学、風俗学、そして路上観察学などが生まれていった。 現代の社会現象を場所・時間を定めて組織的に調査・研究し、世相や風俗を分析・解説しようとする学問。考古学をもじってつくられた造語、モデルノロジー(modernology)。
《参考》「ギャラリー季(とき)の風」
194-0041東京都町田市玉川学園2-2-6/042-727-8724
「ギャラリー季(とき)の風」主宰・「吉田謙吉・資料編纂室」代表 ★塩澤珠江さんは、吉田謙吉さんの長女として12坪の「愉快な家」に38年間暮らしました。一般的な家とはかけ離れた謙吉の空間づくりを家族はどのように受け止めていたのか、また父が描いた住まいの夢とはなにか、など、住人としてまた家族としてのご経験を通して、サービス精神旺盛だった謙吉の人物像とともに「愉快な家」を回想されています。
・・・舞台装置、この機会に学んでみたいと思います。