イケフェス(1) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《イケフェス大阪2018》 

2018年10月27日(土)~28 日(日) 

https://ikenchiku.jp/

生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪(通称:イケフェス大阪)は、毎年秋の週末に、大阪の魅力的な建築を一斉に無料公開する、日本最大級の建築イベントです。 

http://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000443166.html

 

・・・この2日間のためにスケジュールを調整して、綿密な計画をたてて参加することにしました。 

 

《公開タテモノ》 

平成30年9月13日現在 全113件(うち★印は初参加建物) 

https://ikenchiku.jp/news/1698/

★愛珠幼稚園/青山ビル/★赤レンガ倉庫(ジーライオンミュージアムほか)/新井ビル/生駒ビルヂング/立売堀ビルディング/今橋ビルヂング[旧大阪市中央消防署今橋出張所]/梅田スカイビル(新梅田シティ)/ABC本社ビル/江戸堀コダマビル[旧児玉竹次郎邸]/大江ビルヂング/OMM/オーガニックビル/大阪ガスビル/大阪くらしの今昔館/大阪倶楽部/大阪国際平和センター[ピースおおさか]/★大阪市水上消防署/大阪市中央公会堂/大阪証券取引所ビル/大阪商工信用金庫 新本店ビル/大阪市立大学/★大阪市立美術館/大阪農林会館/大阪富国生命ビル/★大阪弁護士会館/大阪府庁本館/大阪府立国際会議場[グランキューブ大阪]/大阪府立中之島図書館/オリックス本町ビル/株式会社遠藤克彦建築研究所大阪オフィス(江戸堀辰巳ビル)/株式会社モリサワ本社ビル/関西大学千里山キャンパス/北野家住宅/北浜レトロビルヂング/ギャラリー再会/旧小西家住宅/★旧半田文化/King of Kings(大阪駅前第1ビル)/★KLASI COLLEGE/グランサンクタス淀屋橋/グランフロント大阪/堺筋倶楽部/★自安寺/芝川ビル/食道園宗右衛門町本店ビル/新桜川ビル/住友ビルディング/スリープカプセル[カプセルイン大阪]/SENSEISHA BLDG.(Growtecture S)/船場ビルディング/泉布観/大同生命大阪本社ビル/ダイビル本館/武田道修町ビル/田辺三菱製薬株式会社本社ビル/千鳥文化/中央電気倶楽部/通天閣/★天満屋ビル/堂島サンボア/★堂島ビルヂング/東畑建築事務所(新高麗橋ビル)/★都住創内淡路町ほか9件/丼池繊維会館/長瀬産業株式会社大阪本社ビル/★中谷運輸築港ビル(旧商船三井築港ビル)/中之島フェスティバルタワー/中之島フェスティバルタワー・ウエスト/浪花組本社ビル/南海ビル(髙島屋大阪店ほか)/★なんばスカイオ/日建設計大阪オフィス(銀泉横堀ビル)/日本銀行大阪支店/日本橋の家/日本圧着端子製造株式会社/日本基督教団大阪教会/日本基督教団島之内教会/日本基督教団天満教会/日本基督教団浪花教会/日本聖公会川口基督教会/日本生命保険相互会社本館/★ハドソンストリート1947/原田産業株式会社大阪本社ビル/フジカワビル[丸一商店]/★伏見町 宗田家住居[CuteGlass Shop and Gallery]/伏見ビル/★ブリーゼタワー/本願寺津村別院[北御堂]/マヅラ(大阪駅前第1ビル)/味園ユニバースビル/三井住友銀行大阪本店ビル/三井住友銀行 大阪中央支店・天満橋支店/御堂ビル[竹中工務店大阪本店]/ミライザ大阪城(大阪城公園内)/綿業会館/★もと なにわの海の時空館/★八木邸/安井建築設計事務所本社ビル/山本能楽堂/輸出繊維会館/リーチバー(リーガロイヤルホテル)/リバーサイドビルディング/ルポンドシエルビル[大林組旧本店] 

 

・・・まずは「御堂ビル(竹中工務店大阪本店)」へ。実は、竹中工務店の方と知り合いになりましたので、その経緯から紹介します。

 

 

《大阪長屋の一斉公開/第8回オープンナガヤ大阪2018》 

オープンナガヤ大阪2018実行委員会 

553-8585大阪府大阪市住吉区杉本3-3-138 

★大阪市立大学大学院生活科学研究科内 大阪長屋保全研究会 

2018年11月10日(土)~11月11日(日) 

http://opennagaya-osaka.tumblr.com/

大阪にある40以上の長屋を一斉公開する “暮らしびらき” イベントであるオープンナガヤ大阪は、オープンハウス・ロンドンを模して★2011年に始まり、今年で8回目を迎えます。昨年はのべ3,500名を超える来場者がありました。開催回数を重ねるごとに参加会場同市の交流や新たなつながりが生まれてきており、ますます活気あふれるイベントへと成長し続けています。大阪には長屋が数多く残り、さまざまな方が現代のライフスタイルに合わせた長屋暮らしを楽しんでいます。本イベントはそういった長屋での暮らしぶりや改修方法など「生き生きとした長屋情報」を提供することで、建築関係者や不動産関係者だけでなく、一般の方にも大阪長屋への理解や愛着を深めていただくことを目的としています。今年は10以上の長屋が新たに加わり、13エリア42会場と2つのまち歩きプログラムを実施します。メイン会場である”豊崎長屋主屋”では、大阪市立大学の長年の長屋研究の成果が反映された市大モデルナガヤについて等の展示や、周辺の長屋路地を巡るツアーの企画が用意されています。また、市大モデルナガヤの一つであり、大阪市立大学 生活科学研究科小池研究室の学生が設計に携わり現在改修中の“狭間ハウス”(都島区)も、オープンナガヤ当日には竣工した姿をお見せできます。 

 

・・・「オープンナガヤ大阪」はこれからですが、プレイベントが昭和町(文の里)でありました。 

 

 

《あべのながや六》 

545-0011大阪市阿倍野区昭和町1-2-15/06-6654-3288 

https://nagayacurry.shopinfo.jp/

大阪阿倍野の昭和町にある、戦前から残る長屋をリノベーションしたのが「あべのながや六(ろく)」です。月〜木はレンタルスペース、金土日の週末はカレーとカフェのお店として営業しています。大阪 阿倍野の街に、ホッとできる場所をご用意しています。あべのながや六は店主の祖父が暮らしてきた長屋です。世代を超えて受け継いでいく想いを込めて、祖父の名「一正」の画数1と5を足して、六(ろく)と名付けました。あべのながや 六 のリノベーションの設計をしたのは、すまい研究室 一級建築士事務所。六の店主である、建築家 丹羽洋文の主催する設計事務所です。この長屋を残すことで、歴史のつながりを感じる街並みを残したい。いろんな世代の人が集まれる場所をつくりたい。そのための レンタルスペースと 週末カレー+カフェ。あべのながや 六 を通じて、この街に小さな波紋を広げたいと願っています。 

 

★2018年9月24日(月)トーク&ジャズ喫茶交流会 

「オープンナガヤスクール@あべのながや六」 

https://nagayacurry.shopinfo.jp/posts/4939006?fbclid=IwAR2jczMFVPZMrHoo1RU_9SbEDsWhNbsfPEa9hUFnL1ODIAFnkHvyMxNpcTE

11月10(土)、11(日)に開催されるオープンナガヤ大阪の★プレイベントとして、学生たちが企画運営をしました。あべのながや六の店主の丹羽は、長屋の「モチビト」という立場から話をしました。 

http://ocujazz.web.fc2.com/ 

その後の交流会では、出張挽きたて珈琲・ガパオライス・ビールを楽しみつつ、★ジャズライブ(市大ジャズ研)をききながら、長屋話に花を咲かせました。 

 

・・・その場に居合わせたのが、★「竹中工務店」の方だったのです。そして「イケフェス」でまたお会いしましょう、ということだったのです。

 

 

《竹中工務店本社・大阪本店》 

541-0053大阪市中央区本町4-1-13/06-6252-1201 

http://www.takenaka.co.jp/corp/japan/map05/

http://www.takenaka.co.jp/

新たな価値創造と生産性向上をめざし、大阪本店「御堂ビル」をリニューアル 

~御堂ビル イノベーションスペース整備プロジェクト~2018年2月5日 

http://www.takenaka.co.jp/news/2018/02/01/

2014年、当プロジェクト推進チームによりプロジェクトがスタートし、2015年1月、闊達なコミュニケーションによるイノベーション溢れる拠点の核として「イノベーションコア・閃(ひらめき)」を、また、同年10月、社外とのオープンイノベーションの場として「T’s イノベーションサロン」を設置しました。更に2015年9月より、従業員一人ひとりにとって「魅力ある働き方」への変革に向けた参画型議論を重ね、御堂ビルを「ACTIVE BASE CAMP~建築プロ集団が能力をさらに発揮するためのワークプレイス」と設定、仕事に応じて場所を選択するワークスタイル「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」を導入し、2017年12月★築53年を経た「御堂ビル」全体をイノベーションスペースとして整備を完了しました。本年は完成した執務空間を実際に利用して、定量的、定性的に効果を検証し、当社の働き方改革に繋げるとともに、お客様の課題解決にも貢献してまいります。 

https://www.nopa.or.jp/prize/contents/prize/2018/takenaka.html

 

 

★1965「御堂ビル」/設計:竹中工務店(岩本博行)  

構造・規模:SRC造9階、地下4階。幅広い御堂筋に向き合っても負けない建築の永続感を、どうしたら近代的なデザインで獲得できるのか。説得力のある解答を出したのが、このオフィスビルである。敷地境界より建物の四周をセットバックさせることによって、十分な空地を確保し、どの面も等しい環境をつくることに配慮されている。1階の床を道路から約1m 下げてエントランスホールとし、9層のオフィス空間 を合理的に確保した。最高高さ 31m という当時の法的制約や周辺条件を逆手にとって建築の凝縮感を生み出し、茶褐色のタイルで覆われた外観によって都市的に統制された美と、日本の伝統建築につながる細やかな肌触りの両方を感じさせている。大阪に生まれ、竹中工務店の設計部長を務め、この翌年には校倉造りに範を取った国立劇場を竣工させた設計者★岩本博行の手腕が光る。 

 

・・・もう一つ、「御堂ビル」に来た大きな理由があります。 

 

《NEWS》2014.10.26産経WESTより 

有田で焼かれた外壁の特注・茶褐色スタイル/銀杏色づく御堂筋に映える自然な風合「御堂ビル」 

大阪のメーンストリートである御堂筋は、よく知られるように昭和のはじめの大拡幅工事によって誕生した道路だが、その特徴として語られる高さの揃ったスカイラインが形成されるのは、1960年代もなかばになってからのことだ。高度経済成長期には多くの企業が飛躍的に成長して自社ビルを建てたが、当時御堂筋にビルを構えることは、とりわけ大きなステイタスだった。加えてそのビルを手がける設計事務所や建設会社にとっても、自社の設計能力や技術力を世間にアピールする、格好のショーケースであった。その意味で日本を代表する建設会社のひとつである竹中工務店が、大阪本店として1965(昭和40)年に建てた御堂ビルは、この時代の大阪を代表するオフィスビルといえるだろう。その特徴は何といっても巨大なビルの外壁を覆う茶褐色のタイルだが、これは有田で焼かれた特注のもの。設計部長として御堂ビルの設計を指揮した岩本博行は、九州勤務の時代に有田焼のタイルと出合い、以後「岩本イズム」の浸透と共に、竹中工務店が手がける多くの建築でこのタイルが用いられていくことになる。そこには岩本がこだわり続けた、日本の建築の美が表現されている。よく見るとタイルは一色ではなく、茶色、灰色、土色の3つの色調で構成されていて、さらに焼きむらによって濃淡ができるため単調にならず、自然な風合いを生みだしている。それは日本の風土が生みだす自然の色だ。御堂ビルを背景に銀杏が色づく秋の景色は、殊に美しい。階段を下りてアプローチするエントランスホールには、彫刻家★流政之による「のぼり太鼓」と名付けられた巨大な壁のレリーフが飾られている。金槌やノミ、カンナといった大工道具をモチーフとした焼きもので構成された作品で、そこには「職人こそいい建築をつくるための最大要素の一つであるという意味」が込められている。(石のオブジェ=ベンチは「歌枕」です)普段、企業の自社ビルのなかに足を踏み入れることは難しいが、この11月1日と2日の週末、「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2014」の一環として、御堂ビルが一般公開される。合わせて特別展示も行われているので、是非この機会に足を運んで、御堂ビルを建てた竹中工務店の美学と技術をご覧いただきたい。(高岡伸一/建築家・大阪市立大学特任講師) 

※2015 http://www.ken-san.com/article/view/2619

※2016 http://reinbach-junbow.blogspot.com/2016/11/2016_14.html

 

・・・「職人こそいい建築をつくるための最大要素の一つである」そんなことを思いながら、流さん(1923~★2018)のレリーフ「のぼり太鼓」をじっくり触れながら偉大な彫刻家を偲びたかったのです、合掌。 

http://www.nagarefound.jp/index.html

 

 

《NEWS》2018.10.17大阪日日新聞より 

魅力の建築 100棟以上公開/イケフェス大阪 27、28日 

毎年秋の週末に大阪の魅力ある建築を公開する日本最大級の建築イベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)2018」(実行委主催)が27、28の両日、大阪市内で開かれる。歴史的建築物から最新技術を用いた高層ビルまで100以上の「生きた建築」を体感できる。昨年は悪天候の中、延べ約3万人が参加。今年は11月に開館100周年を迎える大阪市中央公会堂で特別プログラムを用意するほか、次世代を担う子ども向けの体験企画「こどもツアー」の充実を図っている。特別プログラムでは、重要文化財に指定されている中央公会堂の魅力を紹介する。京阪電車・中之島線の開業10周年と併せて27日に、京阪・文化フォーラム「花と建築 建築と華」(午後6時~同8時半、前売り千円、当日1200円)を開催。イケフェス実行委員長を務める橋爪紳也★大阪府立大研究推進機構教授の基調講演、華道未生流家元の笹岡隆甫氏をゲストに迎えてのトークセッション、福岡県を拠点とする劇団「ギンギラ太陽,s」を主宰する大塚ムネト氏による単独ミニ公演を催す。また「特別公開」(参加無料)として28日午後3時から同8時に、大・中・小の各集会室、特別集会室を今回初めて一斉公開。「クロージングシンポジウム」(同日午後4時半~同7時、参加無料)として、映画「大阪市中央公会堂保存再生の記録1999-2002」の上映、「ギンギラ太陽,s」による公会堂物語のミニ公演、実行委員によるクロストークを行う。「こどもツアー」としては、北区中之島3丁目のダイビル本館で、ペーパークラフトで同館を作り、色を塗る「こども向けガイドツアー&ワークショップ」(27日午前10時~11時半、参加無料)を15組30人(小学生とその保護者各2人)に提供する。中央区本町4丁目★御堂ビル(竹中工務店大阪本店)では27、28の両日午前10時から午後4時に、ワークショップ「大工さんとカンナ削り・お箸作り体験」(参加無料、小学生以上)を開催。同区東心斎橋2丁目の浪花組本社ビルでは、28日午後1時から同5時にワークショップ「左官体験」(参加無料)を行う。橋爪実行委員長は「ビルオーナーらが案内するガイドツアーが人気。建築に興味を持ってもらえたらと、子どもが参加できるプログラムを増やしている」と来館を呼び掛ける。 

 

・・・橋爪紳也さんも「御堂ビル」に来られていました。さあ、これから2日間歩きまわります。