公営住宅(1) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・以前、「富田林市」の斎場や霊園を紹介しましたが、そのままでは失礼にあたりますので、 

 

《NEWS》2014.7.25建設ニュースより 

7・6億円で平成建設興業/若松第3住宅建替工事(建築)/富田林市 

大阪府富田林市は「若松第3住宅建替工事(建築)」を条件付一般競争入札し、7億6049万円で平成建設興業(本社・富田林市若松町1-1248-6)を落札候補とした。予定価格は8億9470万円で、落札率は85・0%。最低制限価格は7億6049万円。入札には中筋建設、久保工業、大富建設、大竹建設、平成建設興業、勝正建設、ニュートリノ、生晃建設、美馬建設、八交建設、登工務店、安田組が参加した。6社が同額だったため、くじ引きで落札候補者を決めた。工事はRC造7階建て延べ4638平方㍍(79戸)の外構を含む建築工事一式。実施設計は★アルキービ総合計画事務所(大阪市東住吉区西今川1-5-7、久保清一代表)が担当した。建設地は富田林市若松町1。工期は2016年1月29日まで。

 

 

《富田林市営若松第3住宅》設計:アルキービ総合計画事務所 

★2017年度グッドデザイン賞 

http://www.g-mark.org/

http://www.g-mark.org/award/describe/45730?token=CGKutJhGVr

大阪府富田林市域のほぼ中央部、近鉄富田林駅の東部300mエリアに位置する市営住宅団地である。周辺には重要伝統的建築物群保存地区「富田林寺内町」があり、歴史的環境に恵まれた地域の北東玄関口に位置している。寺内町のあて曲げ街路空間を創出する3棟配列による住棟構成とし、各棟がEXPジョイントで連結された群を形成している。分棟形式を採用することで、自由で多様なアクセスが生まれ、アクティビティが増幅すると同時に周辺地域とより密接な関係性の構築が期待される。 

(2017年度グッドデザイン賞受賞概要) 

寺内町の地域特性を活かした新しいデザインの発掘、開かれた市営住宅団地の在り方の追求。富田林寺内町の特徴を挙げれば、白と黒の漆喰壁、多種多様な格子、通り土間や中庭、あて曲げ街路などが抽出される。本計画は周辺住民に親しまれている日常の風景に気を配りながら、その要素をどう現代建築に着地させるかを模索している。白と黒の外壁コントラスト、あて曲げをモチーフとしたリブ壁と平面プラン及び外構デザイン、階段室や駐輪場の多様な格子パターンなどが採用されるが、それはあくまでも生活シーンの背景であり、ここでは日常動線に関係する多様なシークエンスに写し出される織物のような風景をめざしている。 

(デザイナーの想い) 

地域特有の★バナキュラーな風景への問いかけと現代という時間軸の交叉がもたらす素直な解答を求めている。それは重要伝統的建造物群保存地区のエッジ環境の提案でもある。 

(審査委員の評価) 

富田林市の寺町の伝統的な街区構成である、あて曲げ街路から、3棟構成の配置を着想し、多様で豊かなアクセス空間を作り出している。伝統的な街区の構成がこのように公営住宅の配置計画に取り込まれている点は、評価できる。同じく伝統的なモチーフを下敷きとしているファサードも、リズミカルにボリュームが分節されていて、背後の生活の表出を適度に抑えて、全体として建築の表情を整えている。質の高い、しかも地域の景色となる集合住宅といえよう。 

【ヴァナキュラー建築】( Vernacular architecture) 

気候や立地、そこに住む人々の活動といった風土に応じて造られる住居や施設。日本では一般的に民家のニュアンスで捉えられる。

 

 

★平成29年度日事連建築賞「奨励賞」 

http://www.njr.or.jp/prize/award/

 

日事連では、すぐれた建築作品を設計した建築士事務所を表彰することにより建築士事務所の資質の向上に資することを目的に、募集しています。新築にかかわらず、増改築・改修等の建築物も対象となります。 

 

《アルキービ総合計画事務所》 

546-0042大阪市東住吉区西今川1-5-7Kcourt1F/06-6714-6635 

http://www.archivi.co.jp/

【久保清一】アルキービ総合計画事務所代表 

1953静岡県生まれ  

1977大阪芸術大学芸術学部建築学科卒業  

1981ミラノ工科大学建築学部AC修了  グレゴッティ・アソシエイツ勤務  

1984株式会社アルキービ総合計画事務所設立   同事務所代表取締役  

2002大阪芸術大学芸術学部建築学科教授  

2004大阪芸術大学大学院教授 

 

《ATIES/ア・ティエス環境+建築設計事務所》 

530-0028大阪市北区万歳町3-41 シロノビル203/06-6948-8981 

https://www.aties-archi.com/works/%E8%8B%A5%E6%9D%BE%E7%AC%AC%EF%BC%93%E4%BD%8F%E5%AE%85/

ア・ティエスとは、「ひとつのつながり」という意味です。私たちの設計の基本理念は、使う人とその周辺を取り巻く環境との関係性(つながり)をデザインすることです。人と人、人とまち、そして人と環境。その関係性の中に本当に必要な建築空間があると思っています。ア・ティエス環境+建築設計事務所は大阪を中心とした近畿圏と、広島を中心とした中国地域圏を主として活動しています。個人住宅をはじめとし、集合住宅、オフィスビル、医療・福祉施設、また内装改修やランドスケープなど、あらゆる建築空間や環境づくりに取り組んでいます。既成概念にとらわれず、あらゆる角度から施主様に最も合った答えを導き、何世代先の未来に向けて「長生きで愛着のもてる空間」を目指しています。そこに暮らす人と出来るだけ多く対話し、何より、新たな生活の営みや環境を一緒に考えていく事を大切に。専門家の立場で単に建物の用意だけでなく、必要な設備や機能、空間の使い方など、総合的に捉えながら「新しいライフスタイル」を提案し、今より豊かなで楽しい生活環境を創り出すことを考えています。

 

 

《美馬建設株式会社》 

富田林市若松町1-1248-6/072-124-9669 

http://mima-kensetsu.com/result/

美馬建設は、10名のスタッフを擁し、建築設計事務所でトップクラスの26年間のデザイン住宅を設計しつづけてきました。年間で数棟程度がほとんどの建築設計事務所の中で、なぜ私たちが飛び抜けて多い実績を積み重ねているのか。それは、私たちがお客様のライフスタイルを最も大切に考え、「かっこいい」住宅を丁寧に設計し、誰にも負けないコストパフォーマンスで実現しているからです。それが、1988年の設立以来26年で、ここまで成長することができた原動力。私たちはこれからも、この基本を忘れずに歩み続けます。

 

 

・・・さて、素晴らしい公営住宅を観た後ですが、前々からとても気になっている公営住宅があります。 

 

《NEWS1》★2012.8.7建設ニュースより 

府住宅まちづくり部「羽曳野古市住宅」建て替えへ/高橋上田設計事務所で基本設計 

府住宅まちづくり部は、羽曳野市内の大規模一戸建て団地、府営羽曳野古市住宅の建て替えに向けて、基本設計を高橋上田設計事務所(大阪市西区)に委託した。落札金額は946万8,000円。総合評価一般競争入札で決定。納期は2013年3月15日まで。13年度は実施設計に移行する見通しだ。建て替え後の住棟は鉄筋コンクリート造6~7階建て480戸を見込む。付帯施設は、駐車場、駐輪場、ごみ置き場、電気室、集会場など。所在地は羽曳野市古市。敷地面積6.65haで現在の管理戸数は696戸。簡易耐火2階建て住宅117棟が既存している。1966年の建設。団地の中央には、68年に開設された市立下開保育園がある。同団地は、羽曳野市内の府営6団地の中で最も★大規模な団地。各住戸の床面積は40㎡程度と狭い上に、建設後40年以上が経過して★老朽化も進んでいる。浴室がないなど、★住環境の悪さも大きな問題。また、団地の北側の地域には、石川と大乗川の合流地点があり、★浸水被害も懸念されている。建て替えの必要性が高いものの、団地周辺に工事用車両の進入が可能な道路がなく、これまで具体的な事業着手には至っていなかった。大阪府と羽曳野市は団地の建て替えに向けて協議を重ね、南阪奈道路の側道から団地の南側に接続する約600mの区間の道路整備にめどがついたため、今回基本設計を開始する。 

 

・・・一日も早い★建替えが必要です。

 

 

《NEWS2》★2014.8.4建設ニュースより 

4期に分け建替着手、府営羽曳野古市住宅 

大阪府住宅まちづくり部は、羽曳野古市住宅の建て替えを4期に分けて進める計画だ。総事業費は73億円を概算。羽曳野市施行による工事用道路(古市153号線)の整備も本年度末の完成が予定されており、府の担当者は「道路整備が終わり次第、1期工事に入りたい」と話す。 

 

・・・ようやく工事用道路を整備、《NEWS1》から★2年も経過しています。