泉茂 | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・梅香堂「後々田寿徳」さんが亡くなられたことを知ったのは、「泉茂」さんの展覧会で訪問した「ザ・スリー・コノハナ」でした。

 

 

《the three konohana (ザ・スリー・コノハナ)」 》

554-0013大阪市此花区梅香1-23-23-2F/06-7502-4115 

http://thethree.net/

2013年3月15日、此花区梅香に新しいギャラリー”the three konohana”がオープンしました。代表は、インディペンデントキュレーターの山中俊広さんです。是非、ご来廊ください! 

★泉茂「PAINTINGS 1971-93」 

2017年2月25日(土)~3月26日(日) 

「泉茂ハンサムな絵のつくりかた」 

http://thethree.net/category/exhibitions/past

http://thethree.net/artistsdirectors/4387

このたび★Yoshimi Artsとthe three konohanaは、20世紀後半の関西の現代美術界を牽引した代表的作家の一人である、泉茂(1922~95)の展覧会を共同開催いたします。★大阪に生まれた泉は、画家として芸術家のキャリアをスタートさせ、戦後すぐの1951年に瑛九らと共に前衛的美術団体「デモクラート美術家協会」を設立し、その中心人物として精力的に活動を進めていきます。この頃に版画の制作を始め、1957年には第1回東京国際版画ビエンナーレ展で新人奨励賞を受賞するなど、全国的にも頭角を現します。その後1959年からの約10年間はニューヨークとパリに活動拠点を移して、当時の欧米のアートシーンに強く影響を受けながら自らの表現を構築しました。帰国後は絵画と版画の表現を軸に晩年まで制作活動を続け、また大阪芸術大学の教授に就任して多くの作家を育成・輩出し、20世紀後半の関西の現代美術界の成熟に大きく寄与してきました。本展では、泉の絵画作品に焦点を絞ってご紹介いたします。ニューヨークとパリでの活動を経て帰国後すぐの70年代の作品をYoshimi Artsにて、80年代以降晩年までの作品をthe three konohanaにて出品する構成となります。彼の死後に残された作品は版画が多く、これまで各地の美術館などで開催された展覧会でも、主に版画作品を取り上げたものが目立ちます。泉の作家活動の原点であり、かつ常に表現の軸にあった絵画に目を向けることにより、彼の美術表現の本質を深く掘り下げることができるのではと考えます。なお本展の会期中には、泉の大規模な回顧展「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」が、★和歌山県立近代美術館で開催されます(1/27~3/26)。また、この和歌山の企画を担当された学芸員・植野比佐見氏をお招きしてのトークイベントを、会期中にthe three konohanaにて開催いたします。いまの日本の現代美術の状況は、社会の様相の流動化や作品に使用するメディアの多様性によって、過渡期を迎えているように思います。そんな中、20世紀後半の現代美術を再考・再評価して、二つの世紀を歴史の文脈の上で結びつけようとする機運も高まりつつあります。関西のアートシーンの時代の橋渡しとして、泉の作品から現代の美術表現に結びつくエッセンスを見出していく契機になれば幸いです。ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

・・・もちろん「Yoshimi Arts」そして「和歌山県立近代美術館」にも行きました。

 

 

・・・美術館で観るのと、画廊で観るのとでは、作品から受ける「風圧」が違います。

 

 

・・・またまた今年になって、「Yoshimi Arts」で「泉茂展」が開催されていましたので、久しぶりに行ってまいりました。

 

 

◆【BBプラザ美術館】◆ 

657-0845 神戸市灘区岩屋中町4-2-7BBプラザ2F/078-802-9286 

http://bbpmuseum.jp/

《コレクションを核に関西ゆかりのデモクラートの作家たち 

★泉茂・山中嘉一・吉田利次・吉原英雄》 

2018年7月3日(火) ~ 9月17日(月) 

「デモクラート美術家協会」は、1951年に画家の瑛九を中心として結成された美術グループです。既成の美術団体や画壇の権威主義を拒否し、一切の公募展に出品しないことを申し合わせ、自由と独立の精神による制作をめざして、当初10名の美術家たちが創立会員として参加しました。同会の特徴は、東京、大阪、宮崎と拠点が分散しており、参加者も画家のほか、デザイナー、写真家、評論家、舞踏家と幅広い領域に跨っていたことです。1957年に解散するまで、グループ展の開催や機関誌の発行といった同会の活動を創作の出発点として、後に内外で活躍する多くの美術家たちを輩出しました。★泉茂(1922-1995)は、同会の創立会員であり、関西における活動の中心的存在でした。1953年よりエッチング、1955年よりリトグラフの研究と制作にほぼ独学で取り組み、若い美術家たちに版画制作の機会を与える役割も果たしました。山中嘉一(1928-2013)は、1954年より同会へ参加。★泉に影響を受けて、リトグラフを手掛けたひとりです。約3年間のリトグラフ制作の後、一旦絵画に戻り、約10年の歳月を経てシルクスクリーンと出合います。約30年間に亘るシルクスクリーンの制作活動は、後年1点制作のモノタイプへと移りました。吉田利次(1916-1998)は、泉茂とともに同会の創立会員であり、55年まで在籍していました。52年には反戦美術家同盟の結成に参加、その後も安保闘争や三池炭鉱のストなどの社会的なテーマにより一貫して人間を描き続けた同会では異色の画家です。吉原英雄(1931-2007)は1955年頃より同会へ参加。★泉に影響を受けて、リトグラフ制作を始めたひとりです。当初は版画制作に批判的でしたが、泉と共にリトグラフ技法の開発に取り組み、エッチングとの併用による独自の表現を得、後年は京都市立芸術大学で版画教室を創設し、後進の育成に大きく寄与しました。 本展覧会は、関西を拠点として「デモクラート美術家協会」で活躍した泉茂、山中嘉一、吉田利次、吉原英雄ら4人の美術家に焦点を当て、1950年代以降の版画を中心とした約130作品と写真や出版物などの資料を前後期に分けて紹介します。また、近年当館へご遺族より寄贈された泉の初期銅版画の原版を★初公開し、版画作品と併せて展示いたします。 

 

・・・この展覧会にも行こうと思っています。