街の風(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「e-よこ逍遥2018」で「小西家住宅」見学をさせていただいた時、茶道具の解説をしてくださったのが「戸田商店」さんでした。 

 

《谷松屋戸田ギャラリー》 

541-0044大阪市中央区伏見町3-3-10谷松屋戸田商店内/06-6121-6150 

http://www.tanimatsuya.jp/

平成25年1月1日をもちまして「T`s gallery」を「谷松屋戸田ギャラリー」と変更致しました。戸田博個人の目線で、現代に活躍する優れた芸術家の作品に注目し、紹介する事を基本スタンスとしています。その選定は、あくまでも作品主義であり、決して作家主義と言えるものではありません。現代に生きる自分自身を確認するため、共に活動する芸術家の作品に限定することが原則ではありますが、例外的に近世の作家の作品も含めることとします。そして、私個人のアートディーラーとしての存在に強い影響を与えてくれたインドネシアのプリミティブアートも同時に紹介します。 

【戸田博】 

1949年大阪市に生まれる。3年間の米国留学ののち、76年(株)戸田商店入社、93年同社代表取締役に就任。(株)戸田商店は江戸時代から続く関西の道具商で松平不昧公に出入りをする。のちの戸田露吟、露朝をはじめ歴代も優品を扱い、近世・近代の数寄者の茶の湯に貢献。その後継者として家業を牽引する一方、現代美術やプリミティブアートに関心を寄せ、広い視野で現代における茶陶の世界を模索している。 

『第3回大美アートフェア』於★大阪美術倶楽部 

会期:2018年2月23日(金)〜25日(日) 

http://www.daibi.jp/artfair2018/

第3回大美アートフェアが大阪美術倶楽部にて開催されます。弊店では、昨年に続き黒田泰蔵氏の白磁の世界をご紹介致します。黒田氏の確実な表現の進化を是非ご高覧下さい。

 

 

・・・「大美アートフェア」には行けませんでしたが、

 

《大阪美術倶楽部》 

541-0042大阪市中央区今橋2-4-5/06-6231-9626 

http://daibi.jp/

大阪美術倶楽部は、平成22年創立百周年を迎えました。1910年(明治43年)東区唐物町1丁目大阪商盛組内に於いて同組有志者が発起人となり株式会社大阪美術倶楽部が創立した。1911年(明治44年)東区淡路町4丁目に約600坪の土地を購入し同年12月工を起し約1年有余の日月を閲して純日本式2階建家屋約350坪施工した。創立以来当倶楽部の事業は専ら会場を貸与するのみで書画骨董類の入札会及び交換会は組合の主催であったが大正7年に至り入札会に限り会社の直営とした。 

1947年(昭和22年)美術界に由緒ある★鴻池男爵家本邸である現在の東区今橋2丁目の土地家屋を購入し同時に淡路町4丁目の羅災地を譲渡した。1965年(昭和40年)木造一部を取り壊し地上3階、地下1階延350坪の鉄筋新社屋を新築し事業を拡大する。1980年(昭和55年)鉄筋4階建て延470坪のビルを増築し美術品の取引市場並びに本格的な貸し会場として事業を拡大する。2007年(平成19年)昭和22年より使用してきた鴻池男爵家本邸を建替し地上3階建ての新館が完成。

 

※浪速の豪商「鴻池家」の歴史 

http://daibi.jp/daibi/kounoike/

 

★創と造2018「現代日本絵画・工芸新作展」 

大阪展/平成30年5月14日(月)~5月16日(水) 

http://daibi.jp/event/sozo/

私どもは、昭和26年(1951年)に「五都展」を初めて開催いたしました。同展は東京、大阪、京都、名古屋、金沢の各都市にあります美術商団体「美術倶楽部」の展覧会場に時代の最前線で活躍する作家の新作を一堂に展示し、愛好家の皆様にご鑑賞いただくべく始められましたが、それは同時に東京と京都を中心とする東西の作家たちの新たな交流の場となり歴史的成果に繋がりました。また、作家の所属団体等にとらわれず、美術商の眼によって優れた作家を選び、新たな力作をご出展いただくというこの五都展のシステムは、同展を継承した「現美展」「21世紀展」、そして現在の「創と造」展に至るまで一貫しております。こうした常に新たな挑戦をする私どもの姿勢は66年の歴史の中で多くの皆様に支持され、我が国の美術界を支えて参りました。 

こうした伝統を受け継いだ本年の「創と造2018」展は3名の新規依頼作家が加入し、一層充実した展覧会となっております。我が国は激動の国際情勢の影響を受け、政治や国民生活も落ち着かない雰囲気の中にありますが、私どもは本展が作品をご鑑賞・ご購入される皆様に心の安らぎや活力をもたらし、一方で我が国の「文化芸術立国」の発展に寄与できることを心より願っております。

 

 

《参考》「みやけ旧鴻池邸表屋」 

631-0065 奈良市鳥見町1-5-1/0742-51-3008 

http://www.miyake-flagship.jp/

優しい風が通り抜け、静かに流れるとき皆様にこの素晴らしい建物に触れて頂きたく、和菓子屋・カフェとしてみやけ旧鴻池邸表屋は誕生致しました。旧鴻池邸表屋は(鴻池善右衛門家の今橋本邸)大阪市今橋にあった建物で1837年大塩平八郎の乱で焼失するもののその後再建されました。広さは間口36間、奥行き20間、表屋造りの巨大な町家建築です。(1間は約1.8182mに相当)再建されることにより江戸時代の豪商の住まいの様子を後世に伝え、戦後は★大阪美術倶楽部の会館として使用されておりました。しかし、1979年に大阪美術倶楽部の改装に際して表屋が撤去される事になりました。歴史的建造物であることから保存を求める声が市民からあがったものの財政難を理由に拒否されます。そこで三宅製餡株式会社★二代目社長三宅一真が「なんとか船場のシンボルを残したい」とこれを引き取り、奈良市鳥見町の所有地に移したのです。その後は「資料館」として使用されてきましたが、より多くの人に歴史的建造物に触れてもらいたいという想いから、「和菓子屋・カフェ」として生まれ変わりました。 

 

・・・夏です。また「みやけ旧鴻池邸表屋」に「かき氷」を食べに行きたいです。

 

 

・・・さて、ブログ「ヒロシマ」報告の中で、知らない行ったことのないギャラリーも多く、美術館などでは味わえない「風」に吹かれてみようかと思いますと書きました。「風」と言えば、やっぱり新宮晋さん。これまで、ずいぶんと作品を観て回りましたが、不思議な作品が大阪のど真ん中、「大阪美術倶楽部」の近くにあります。そして、ようやく設置の経緯がわかりました。 

 

《新宮晋個展「小さな宇宙」》 

於★谷松屋戸田ギャラリー・山木美術/大阪市中央区伏見町3-2-4 

2013年10月26日~11月30日 

屋外と室内の彫刻数点と絵画、コラージュ・プリント等、全て新作です。

 

 

・・・この個展の際に設置された「地平線」という作品だったのです。あんまり大きな声では言えないけれど、唯一さわれる新宮作品なのです。 

 

《ヨドヤバシ戸田ビルディング》築:1991 

・・・現在「山木美術」さんは移転され、その後「コンビニ」が入っています。 

 

《参考》「山木美術」 

530-0047 大阪府大阪市北区西天満3-14-6 

センチュリー西天満ビル1F/3F/06-6940-0123 

http://yamakiart.s2.weblife.me/

1969大阪市東区(現中央区)高麗橋に山木美術設立。バーゼル、ロサンゼルス、シカゴ、メルボルンなど海外のアートフェアに積極的に出展し、日本人作家の海外への紹介に力を注ぐ一方、国内では関西の作家を中心に欧米やアジアの作家の展覧会を開催して、文化交流を図っています。また、アンティーク部門では、19世紀から20世紀中頃にかけてのガラス作品や陶磁器、宝飾品などの逸品を多数取り揃えています。アンティークでは、ガレ、ドーム、ラリック、バカラなどの逸品から使って楽しめるテーブルウェアまで幅広く扱っています。現代美術では、絵画、彫刻、陶芸、ガラスなどの作家の展覧会を年に10回程開催。2005淀屋橋戸田ビルディング1階に移転。心斎橋そごう11階に「山木美術店」(オールドノリタケ専門店)を開店。2008心斎橋そごう11階「山木美術店」(オールドノリタケ専門店)を閉店。2014センチュリー西天満ビル1階/3階へ移転。

 

 

・・・お掃除ご苦労様です。