《参考》「広島そごう」
http://www.oa-hiroshima.org/buildings/sp01.html
【小川文象】1979年山口県生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科、ロンドン大学大学院を経て、アトリエジャン・ヌーヴェルロンドン事務所にて勤務。2008年よりFUTURE STUDIO主宰。広島国際大学、穴吹デザイン専門学校非常勤講師。
自分にとって広島の都市的な象徴と言えば、平和公園じゃなくて広島そごうの壁面(笑)。子供の頃、山口から広島に出てきてあの壁を見ると「ああ都会に来たなぁ」って思ってた。今見ても、あの表現は嫌いじゃない。
《基町クレド》
730-0011広島市中区基町6−78/082-502-3430
https://www.cocots.jp/cred/index.html
設計:NTT都市開発(統括)+日建設計(ホテル棟)+日総建(商業棟)
http://arch-hiroshima.info/arch/hiroshima/cred.html
広島の都心、紙屋町に建つ中四国最大規模の都市型大型複合施設。ホテル、100店が集積する専門店街★「Pacela」、百貨店★そごう、イベントホール等から構成される。広島県庁前の鯉城通りに面した緑と水、風を感じる、基町クレドの玄関ともいうべき憩いの広場。行き交う人々にくつろぎの空間を提供しています。220型の大型映像システム「基町クレドビジョン」との連動によって多目的イベントが演出できます。
●「天空の翼」
「pacela(パセーラ)」の語源は paseo (散歩道) celeste (天空) ata (翼) から誕生したもの。「天空の翼」という意味を象徴する言葉のシンボルとして 1994年4月19日に誕生した建物です。
●「飛翔」作:木戸修
この作品は、宇宙の雄大なうねりを表現し、うねりの中に活き活きとした躍動感を創造することにより、広場に集う人々に「天空への憧れ」、「勇気ある飛翔」のロマンとともに、親しみと安らぎを感じていただければという深い思いを込めています。1994年9月29日制作。
●「風のいざない」
ふれあい広場の一角を構成しているこの空間は、都会の中で忘れられがちな自然の息吹とふれあいを体感することができるように想像しました。この空間の周辺に配置している白いスマートなパイプは四季折々で表情を変える風の音を自然の中で奏でる仕組みにしています。また、ここに設置している敷石は、昔★「広島城」の外堀に使用されていた石で、ペンチとして使用することにより、基町の「歴史」をデザインに織り込みました。
・・・新しいものと古いもの、人工物と自然など組み合わせる工夫がされています。調べると、気付かない様々なことも観えてきますね。
《猿猴川》
太田川が形成する広島デルタの6河川のうち最も東側を流れる。「伝説上の動物★猿猴が棲む」というのが名称の由来。毎年、初秋に「河童祭り」が開かれている。旧国鉄宇品線の鉄道橋梁と人道橋(歩道橋)が存在していた場所に、廃線後都市計画道路が建設され、現在の車道と歩道からなる道路橋に架け替えられた経緯を持つ。「ひろしま2045平和と創造のまち」事業により作られた構造物のひとつであり、岸和郎デザインによる。橋中間部の張り出したテラスやウッドデッキ風の歩道が特徴的。広島市道段原蟹屋線筋の橋であり、北詰(左岸詰)には★マツダスタジアムがあるため、プロ野球開催時には混雑する。
★猿猴川アートプロムナード「水辺のギャラリー」「桜の縁側」「森の回廊」
http://www.joyful.gr.jp/architect/rijo/1997/1997-10-3.html
水の都モデル整備事業における早期整備区域のうちの一つ「猿猴川右岸ゾーン(アートプロムナード)」がこのほど完成し、その一部である水辺のギャラリーは、1997年9月20日から開催されている「第14回全国都市緑化ひろしまフェア」の会場となっている。設計は、被爆50周年を期に開始した、これからの広島の都市景観を考えていく上で重要な事業について、デザイン力に優れた設計者を選定する制度「ひろしま2045ピース&クリエイト(P&C)事業」により選定された、★佐々木葉二氏に依頼した。佐々木氏は、NTTクレド基町ビルのランドスケープデザインにより日本造園学会賞を受賞するなど、現在の日本を代表するランドスケープデザイナーの一人である。佐々木氏は、全長約950mのアートプロムナードを道路(橋)で分断される3つの区間に分け、詩的な言葉を用いながら、整備イメージのテーマとして以下の3つのコンセプトを設定した。1)桜の縁側(猿猴橋~荒神橋両岸約150m)2)森の回廊(荒神橋~大正橋 右岸約240m)3)水辺のギャラリー(大正橋~平和橋 右岸約560m)
《参考》「京橋川雁木群」
http://arch-hiroshima.info/arch/hiroshima/kyobashi_gangi.html
広島の美しい水辺を構成する大切な要素が石積み護岸だ。太田川放水路の早期整備もあって味気ないコンクリート護岸は少なく、豊かな表情を見せる昔ながらの石積み遺構がよく保存された。多くは明治~昭和期のものとされ、一部は江戸時代のものもあるようだが、詳細はよく分かっていない。さらに、大小様々な雁木もあり、現存する河川舟運向け雁木としては日本一の数量を誇る。雁木とは干満に関係なく船にアクセスするための階段状の施設であり、広島では楠の大雁木のような大規模なものもあるが、多くは建物ごとに設けられた小規模なプライベート船着場であった。特に京橋川の京橋周辺の河岸緑地に密集しており、石造やRC造など、年代の異なる様々なタイプを鑑賞することができ、かつての京橋川にはびっしりと家々が建っていたことがわかる。
《稲生神社》
732-0827 広島市南区稲荷町2-12/082-261-7878
https://www.hiroshima-navi.or.jp/post/006301.html
元和5年(1619年)創建と言われています。商売繁盛の稲生社で信仰されています。享保18年の神社周辺の大火で神社と大工・忠七の家のみ焼失を免れたことから火災除けの守護ともされています。のちに「稲生実録物語」「稲生物怪録」で知られる稲生武太夫が、御祭神に祀られてからは、武太夫の人格と「魔除の小槌」の縁起により魔除け・厄除け・強運(負けない)の御守護になっています。
・・・「水都大阪」に住む者として、川や橋は気になります。広島「水都整備事業」においても、古いものと新しいものが素敵にデザインされているので、散歩・散策がとても楽しいですね。さて、やっぱり「マツダスタジアム」へ。
《MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(略称:マツダスタジアム》広島市民球場
732-0803広島市南区南蟹屋2丁目3−1/082-568-2777
旧広島市民球場は昭和32年の開設後約50年あまりが経過し、施設が老朽化するとともに、狭い観客席などのサービス面やロッカールームなどの選手諸室等の機能面で、多くの課題がありました。一方、近鉄バッファローズ、オリックスブルーウエーブの合併問題に端を発した球界再編問題が起き、カープ存続を危惧する声が生まれました。カープ存続に危機感を抱いた市民・県民や経済界から新球場建設の機運が急速に高まり、広島市が呼びかけ平成16年(2004年)11月26日、「新球場建設促進会議」が設置され、平成17年(2005年)3月30日に新球場建設の方向性をとりまとめました。旧市民球場の建替えは、技術的制約要因が多く、実現には多くの困難が伴うことや広島市の厳しい財政状況などから、現在地での建替えは、極めて困難であり、建設場所は、ヤード跡地にならざるを得ないと判断しました。提案者の株式会社環境デザイン研究所と設計業務委託契約を締結し、新球場の設計に着手しました。平成21年(2009年)3月28日に竣工式が行われ、4月1日から供用が開始されました。
《NEWS》2018.4.24日刊スポーツより
“鉄人”衣笠祥雄氏が大腸がん死去、19日まで仕事
元広島の衣笠祥雄氏が23日に死去したことが分かった。死因は上行結腸がん(大腸がん)。71歳だった。2215試合連続出場の記録を持ち「鉄人」として親しまれた。87年にはプロ野球界2人目となる国民栄誉賞も受賞した。76年盗塁王、84年打点王、MVP。通算2677試合、2543安打、504本塁打、1448打点、打率2割7分。96年野球殿堂入りした。19日に横浜スタジアムで行われたDeNA-巨人でTBSの解説を務めたのが、公の場に姿を現した最後になった。体調を気遣い「代わりましょうか?」と関係者から打診されたものの、仕事への強い意欲を示したという。
・・・ご冥福をお祈りします。そして、締めくくりは「路面電車」です。
《広島電鉄》車両の紹介
http://www.hiroden.co.jp/train/train-list/index.html
《READAN DEAT リーダンディート》
730-0802広島県広島市中区本川町2-6-1和田ビル203/082-961-4545
広島市中区、レトロビルの2階にある本とうつわの小さな店。
・・・広島を去る前、和田ビルにあるギャラリーにお邪魔しました。窓から、原爆ドームと路面電車が観えます。