・・・今年も「茨木アート」出品します。
《茨木市生涯学習センターきらめき》
567-0028茨木市畑田町1-43/072-624-8182
https://www.kira.city.ibaraki.osaka.jp/s_center/
★第45回現代美術-茨木2018展 「ナリユクスガタ」
平成30年5月28日(月)~6月3日(日)
http://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/shimin/bunka/event/gendaibijutsu2018.html
現代における、新しい表現を模索する作品をアンデパンダン(無審査)形式で募集します。本展は、「公募部門」と「特集作家部門」で構成されています。特集作家は、アーティストトーク後に行われる投票の結果を受けて、実行委員会で決定します。
[本年度特集作家]窪田順(神戸市)仲摩洋一(京都市)松本誠史(京都市)
・・・今年は、昨年の反省から天井の高さに負けない作品ということで、「梯子」にしました。さらに、個展で制作した「デュシャン」へのオマージュ作品が不満だったので、「デュシャン」色を濃厚にして全体を構成しました。
《参考1》見立てと想像力「千利休とマルセル・デュシャンへのオマージュ展」
2017年10月6日(金)〜10月22日(日)
元淳風小学校 (京都市下京区大宮通花屋町上ル柿本 609-1)
http://www.nuitblanche.jp/schedule/junpu.php
2017年は、フランス人アーティストのマルセル・デュシャンがレディメイド作品「泉」を発表してから100年目に当たります。デュシャンは、既製品の男性用小便器にこのタイトルを付け、公募展に偽名を使って応募し、意図的にスキャンダルを引き起こしました。この結果、アートの概念は根底から覆され、現代アートが誕生。既製品に意味やメッセージを与えて作品とする「レディメイド」は、多くの作家が採用する手法となりました。「泉」の約350年前に同様の発想を抱いたのが、茶の湯を完成させた千利休。魚籠や瓢箪を花入れとしたり、釣瓶を水指としたりする「見立て」の手法はレディメイドとよく似ています。様々な趣向を取り入れた茶席の「しつらい」は、今日のインスタレーションの先駆けとも捉えられます。デュシャンは伝統的な絵画を「網膜にとどまっている」と言って批判し、作品は目だけを喜ばせるのではなく、知性や想像力に訴えかけるべきだと主張しました。一方、利休には有名な「朝顔の茶会」の逸話があります。利休邸に咲き誇っている朝顔の評判を聞きつけた豊臣秀吉が屋敷を訪ねると、庭にはまったく花が見当たらず、茶室にただ一輪の朝顔が生けられている。他の花はすべて利休が摘み取らせてしまっていたのです。また、ある茶会では花入れに水だけを入れ、花を生けずに客人に見せました。花はあなた方の頭の中にある、想像してご覧なさい、というわけでしょう。あるものを別のものに見立て、観る者の想像力に訴えかけるという点で共通していた利休とデュシャン。「茶の湯の父」と「現代アートの父」の思いに倣い、先ごろ150年近い歴史を閉じた小学校を舞台に、日仏のアーティスト8名が、想像力を刺激するインスタレーションを展示します。
《参考2》「日々の暮らし日々の芸術」/ポール・コックス
http://www.asahi.com/la/paul5.html
《参考3》マルセル・デュシャン生誕130年記念「瀧口修造・岡崎和郎 二人展」
2017年1月7日(土)~2月12日(日)
ART OFFICE OZASA(西陣産業会館207)
602-8216京都市上京区竪門前町414/075-417-4041
【瀧口修造】(1903~1979) 1938年『みづゑ』誌上に「マルセル・デュシャン(調革の論理)」を、1955年には『藝術新潮』に「異色作家列伝12:デュシャン」を発表し、日本のマルセル・デュシャン受容において先駆的な役割を果たしました。けれども瀧口にとってデュシャンが真に特別の存在となるのは、スペインのカダケスにあるサルヴァドール・ダリ宅を訪れた際に、このダダの巨匠との邂逅を果たしたのちのことです。以後瀧口はデュシャンと手紙のやり取りを続け、彼の異名「ローズ・セラヴィ」を冠したオブジェ・ショップの構想、『マルセル・デュシャン語録』の編纂、岡崎和郎の助けをかりての《檢眼圖》の制作など、最晩年に至るまで精神的なつながりを保ち続けました。
・・・多くの方々が「デュシャン」の虜になり、「オマージュ」を続けておられます。
★hommage (フランス語)
創作物や作者などにささげる敬意、賛辞。「リスペクト」「トリビュート」に近い。また、そのような敬意を表すために作られた作品。