・・・歩いて歩いて、歩いて歩いた。そろそろ足も限界、もうホテルに帰ろう。明日もう一度ここに来ます。
・・・早朝から開いているスポットや見学ルートを確認して、ホテルを出ます。
《縮景園》
730-0014 広島市中区上幟町2-11/082-221-3620
縮景園は、広島藩主浅野長晟が、元和6年(1620)から別邸の庭園として築成されたもので、作庭者は茶人として知られる家老の上田宗箇である。園の名称は、幾多の景勝を聚め縮めて表現したことによるが、中国杭州の西湖を模して縮景したとも伝えられている。園の中央に濯纓池を掘って大小10余の島を浮かべ、周囲に山を築き、渓谷、橋、茶室、四阿などが巧妙に配置され、それをつなぐ園路によって回遊できるようになっている。この種の庭園は、回遊式庭園と称され、室町時代にその萌芽がみられ、江戸時代初期に最盛期を迎えた形式で諸大名の大庭園の多くはこれに属する。池の中央にかけられた跨虹橋は、七代藩主重晟が京都の名工に二度も築きなおさせたものといわれ、東京小石川後楽園の円月橋や京都修学院離宮の千歳橋にも似た大胆奇抜な手法が駆使されている。清風館は庭園のほぼ中央にあり、庭園にふさわしい数寄屋造りで、屋根はこけら葺きである。西側は優雅な書院造りの様式をそなえており、東側には花頭窓を設け跨虹橋を臨んでいる。昭和15年(1940)浅野家から広島県に寄付され、同年7月12日国の名勝に指定された。★昭和20年(1945)原爆によって壊滅状態になったが、県教育委員会は、戦災前の景観に復すべく整備をすすめ、清風館、明月亭などの亭館も復元した。
《参考》「カルミヤ」別名アメリカシャクナゲ(Kalmia latifolia)
北アメリカが原産。東京市が贈ったサクラ苗の返礼で、日本に1915年渡来した。原産地の気候では、高さが10mにもなる。やや日陰を好み、葉は長い円形になり革質で上面は光沢がある。5月頃に直径2cmの、小さな椀形をした淡紅色の花を密集して咲く。
・・・庭園から「広島県立美術館」への入場口があるのは、いいですねえ。
◆【広島県立美術館】◆
730-0014広島市中区上幟町2-22/082-221-6246
当館のコレクションは総数で5,000点近くを数え、特に近代の洋画、日本画に加え、日本およびアジアの工芸が充実しています。平成30年度は★開館50周年を記念して、県立美術館の魅力,とりわけ,所蔵作品の魅力の発信を行っていきます。4期に分け、新しい視点からそれぞれにテーマを設定し、当館の所蔵作品の中から厳選した名品を様々な切り口でご紹介します。美術館として所蔵作品展の充実は当然のことですが、これと並行して特別展、自主企画展にも重点を置き、見応えある展覧会を計画しております。当館には、★縮景園という素晴らしい大名庭園が隣接しており、市内有数の観光スポットのひとつとして、近年は外国人観光客にも人気が高まっています。縮景園と協力して、特別展の来館者の皆様にも縮景園を楽しんでいただけるよう、割引制度を設けるとともに、縮景園芝生広場に「にわかふぇ」を設置し、抹茶やコーヒーなどのサービスを行っています。施設として美術館と縮景園は「一体」、「ボーダーレス」との理念のもと、これまで以上に、皆さまに親しまれるよう鋭意努力してまいります。