《NEWS》2018.4.22産経WESTより
春の街に猫、猫、猫・・・大阪市内23カ所で「ねこふん」アート展
大阪の春を猫で彩る企画展「猫ふんじゃったなギャラリーたち(ねこふん)」が開かれている。★10回目となる今年は約300人のアーティストが参加。6月17日まで大阪市内の23カ所のギャラリーやカフェなどで個性的な“猫展”が順次開催される。同展は、平成21年に大阪の猫好きギャラリー4軒が「すべての猫に幸あれ」との思いを込めて、猫をテーマにした展覧会を合同開催したのが始まり。次第にカフェや雑貨店に加え、★阪神梅田本店(北区)も参加、大阪の春の猫まつりとして定着した。人形や帽子、アクセサリー、袋物など36人の作家による猫グッズが所狭しと並ぶのは「ギャラリー遊気Q」(中央区)。テーマは「猫(ねこ)化(ばけ)」(5月17日まで。4月22日と5月1~6日は休廊)で、素材は布や革、陶器、ガラスなど多様。「お気にいりの猫を連れて帰って」と同ギャラリーオーナーの計見文代さんは話す。一方、世界を旅しながら猫の絵を創作する画家、ペペ島田さんの個展を30日まで開いているのは、同展★呼びかけ人でもある「テンワットギャラリー」(中央区)。22点のアクリル画で、気ままな猫旅に誘う。開催場所を紹介するガイド冊子★「ねこふん」は、ギャラリーや猫カフェ、雑貨店などで配布するほか、テンワットギャラリーのホームページからもダウンロードできる。
・・・まずは「テンワットギャラリー」へ。
《10W gallery (テンワットギャラリー)》
541-0046大阪市中央区平野町1-6-8-901
メロディハイム平野町10F/06-4707-4356
オーナーの酒井章子さん。昭和34年、大阪市生まれ、大阪芸術大学入学を機に家出。情報誌の編集を経て昭和63年に独立、編集プロダクションを主宰。平成13年に北浜に移転し、「一人で仕事をしているとなかなか情報が入ってこない。集まった人から情報を得るためにもパブリックなスペースが欲しい」自宅の上階にギャラリー(10w gallery)を併設。飼っている白猫★クーが階下の自宅からギャラリーに上がってくるようになり、「猫がいるから猫展でもしようか」というのが始まりだったという。人好きでギャラリーに常駐するクーはブログでも有名な看板猫。雑誌の表紙を飾ったこともある。
★Pepe Shimada春の大阪絵画展2018「旅する猫たちが、大阪にやってきた」
4月18日(水)~30日(月)
長きに渡り、旅をしながら台湾、香港、日本で絵画展や創作活動を続けている、ねこのような「猫旅人」。世界を旅する猫ちゃんが、世界のあちこちでやらかしてる出来事を、ぜひご覧ください。台湾で本を4冊、台湾、香港、シンガポールなどでオリジナルCDBOOKや本を発売。今回の大阪展では、オリジナル限定CDBOOKを発売予定。
●Pepe Shimadaライブ
4月20日(金)19:00〜(無料・予約不要)
https://www.youtube.com/watch?v=hWKCfroMsx4
プロジェクターによる絵画、本、音楽の紹介とウクレレ弾き語りミニライブ。
【Pepe Shimada】
https://www.facebook.com/Pepe-Shimada-Creative-Life-113966792117604/
福岡と台湾に拠点を持ち、主に可愛らしいネコの絵を独特のタッチで描くアーティスト。シンガーソングライターとして台湾でデビュー。アジアを中心にした旅の中で見たもの、感じたものを絵画・造形・音楽に表現されています。作詞や音楽活動も行う彼の絵は明るくカラフルで、擬人化されたネコが特徴的。ホッキョクグマやパンダ、ゾウやイヌなどの動物たちも登場し、不思議な世界観と癒しの雰囲気を持った作品を生み出している。
《Bean's Cafeビーンズカフェ》
814-0002 福岡県福岡市早良区西新5-6-6/092-823-1255
西新商店街の中に2002年にオープンして以来、多くの人々に親しまれていた「オーストラリアンビーンズカフェ」。10年目の節目を迎えた2012年9月より店名を「ビーンズ・カフェ」に変更し、「パンケーキとワッフル専門のカフェ」としてリニューアル。以来、「パンケーキの美味しい店」として西新エリアを代表する人気店となりました。オーナーは小崎さんファミリー。母の隆子さん、長男の啓五さん、長女の光津さんの3人で日々店を切り盛りされています。リニューアルの際、創業当初の「日曜日の朝のようなゆっくりとした時間を楽しんで欲しい」という原点に立ち返り、ランチ営業は一切なし。まるでオーストラリアのカフェのように、ゆったりとした雰囲気の中で終日ブランチを楽しめます。ビーンズカフェの2階はアーティスト★ペペ島田のアトリエになっています。最新作が店内に飾られます。ポストカードの販売も行なっております。
《参考》「徘徊ママリン87歳の夏」
https://www.youtube.com/watch?v=7HQEjUKdhGY
前代未聞!認知症の母とその娘、そして周囲の人々の姿を描いたドキュメンタリー。今や65歳以上の4人に1人が発症あるいは予備軍であると言われている認知症。そんな認知症と共に暮らすこと。老いとは。人間とは。そんな誰にでも起こること、起こりえることをテーマにした作品。不条理な現実をユーモアでしのぐ、その姿に勇気がもらえる。テーマとは裏腹に“笑える”という感想が多かったのも、この作品の特徴だ。監督は、セクシャル・マイノリティを真正面から捉えたドキュメンタリー『ITECHO凍蝶圖鑑』や大阪市西成区が取り組む新しい試みを追い第81回キネマ旬報ベスト・テン文化映画第3位になった『未来世紀ニシナリ』など、関西を拠点に数々のドキュメンタリーを手がける★田中幸夫。公開:2015年9月26日。
母:酒井アサヨ(87歳)昭和2年、福岡県門司市生まれ。女学校を卒業後、大阪の町医院に住み込み看護婦免許を取得。30代で恋愛結婚し、昭和44年から奈良在住。平成10年に夫が他界後は一人暮らし。平成18年に主治医より認知症と診断され、長女★章子が週2~3回実家に通うが、症状が進行。近所からの苦情もあり、平成20年から章子と大阪市北浜★「テンワットギャラリー」の階下自宅で同居を始める。
・・・とても個性的なギャラリー(オーナー)です。以前、訪問した時も楽しい展覧会でしたので、この機会に紹介しておきます。
★糸川燿史写真展「大阪芸人ストリート」
~1994年から1999年『マンスリーよしもと』の扉を飾った芸人たち~
2017年6月1日(木)~18日(日)
https://winfo.exblog.jp/27666222/
糸川燿史は、1955年より大阪の街とポートレートを撮りはじめ、60年代後半より音楽、演劇、演芸など、様々なジャンルのアーチストたちとの交流の中で、新たな写真表現を試み続けています。今回は、1994年から1999年の6年間にわたり、『マンスリーよしもと』の扉と、なんばグランド花月のチラシを毎月飾った65組の芸人たちのモノクロ写真を展示します。これらの写真は、大阪の街と芸人をテーマに、芸人を育むお笑いの街大阪という磁場にもスポットを当て、その芸人、その場所、その時という3つのアプローチから芸人を捉えているのも大きな特色です。今回、写真65点を一堂に展示するにあたり「大阪芸人ストリート」というタイトルをつけました。撮影当時から約20年を経て、芸人の今、街の今、そして私たちの今は変化し続けています。当時と今、昔と現在、そして未来へ、時代は互いにリンクしながら新しいなにかを生み出しています。けっしてノスタルジーだけでは終わらない、今のリアルさえ感じさせる、芸人と大阪の街の時空ストリート、ぜひ、ご覧ください。協力:株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー
【糸川燿史】
1934年、三重県生まれ。1950年より大阪市在住。70年代には主として★『プレイガイド ジャーナル』誌に写真を発表。モノクロ、ポジの時代から、デジタルの現在に至るまで制作を続けている。
・・・大阪好きの私としては、たまりませんねえ。糸川さんに、ぜひお会いしたいと思っています。