・・・奈良県「馬見丘陵公園」に一度行ったのですが、あまりにも広くて十分見学できなかったので再度訪問したいと思っていました。特に、河合町を中心とする北部エリアでは、「公園館」に立ち寄った程度でした。
《馬見丘陵公園館》
636-0062奈良県北葛城郡★河合町佐味田2202/0745-56-3851
http://www.pref.nara.jp/1780.htm
馬見丘陵は、香芝市・広陵町・河合町など2市3町に跨る標高70m程度の東西約3km、南北約7kmに及ぶ低い丘陵地で、この丘陵は馬見古墳群のエリアと一致し、古墳の集積地となっています。昭和40年代後半より丘陵西部では真美ヶ丘や西大和ニュータウンなどの大規模宅地開発が始まりましたが、丘陵東部に位置する馬見丘陵公園は、これらの開発から自然や古墳群を保全するため、「歴史と自然に囲まれた憩いの空間」を目指して、昭和59年8月に都市公園(広域公園)として都市計画決定し、同年度より公園事業に着手しました。平成22年9月18日から11月14日の間は「第27回 全国都市緑化ならフェア やまと花ごよみ2010」のメイン会場となり、多くの方に来園いただきました。平成24年6月、馬見丘陵公園は中央エリア及び南エリアの一部を開園し、全面開園しました。馬見丘陵公園館では、馬見丘陵公園の古墳や自然についてわかりやすく解説しています。
http://www.town.kawai.nara.jp/kanko/kankou_rekishi/kawai_park.html
《河合町生涯学習課(中央公民館)》
636-0053奈良県北葛城郡河合町池部2-13-1/0745-57-2271
http://www.town.kawai.nara.jp/kakuka/kyoikuiinkai/syogaigakusyu_ka/kouminkan/shisetsuannai.html
河合町は馬見丘陵の北部に位置し、町域は丁字形をしています。町域の北東部には平地が広がり、北西部及び南部は丘陵地となっています。河合町で最古の遺跡は、馬見丘陵公園緑道エリアの工事に先立つ発掘調査で確認された馬見二ノ谷遺跡やフジ山遺跡です。これらの遺跡は今から約15,000~10,000年前の後期旧石器時代の遺跡で、遅くともこの頃には河合町域で人々の生活が営まれていたことがわかります。その後、縄文時代後期の長楽遺跡、晩期の宮堂遺跡が大和川流域に形成されます。続く弥生時代には大輪田の舟戸・西岡遺跡や大輪田・城内遺跡で弥生時代後期の遺構・遺物が確認されています。古墳時代に入ると、4世紀後葉に別所下古墳、一本松古墳、佐味田宝塚古墳が築かれ、5世紀から6世紀にかけてたくさんの古墳が築造されます。飛鳥時代には長林寺、奈良時代には薬井瓦窯跡と各時代にわたり代表的な遺跡が見られ、奈良盆地の河川交通の要衝として、河合町が重要な地域であったことがわかります。近世には大和川水運が栄え、奈良盆地の大和川水系の各河川に荷場が設けられます。河合町域でも、現在の御幸橋付近に川合浜という船着き場があり、市場地域を中心に賑わいをみせていました。現在、町内に所在する文化財のうち、学術上の価値が高いものとして、国指定文化財4件、県指定文化財2件、町指定文化財5件があり、これらの他にも多くの文化財があります。
★「中央公民館旧館」(中央公民館の一部)
河合町で最初に出来た公民館で、約40年以上使用しています。旧館の入口(2階)は普段は閉鎖されておりますので、入口は1階通用口にお回りください。また、窓口に御用の方は新館1階事務所までお越しください。★旧館の3階に「文化財展示室」「民具展示室」があります。
《文化財の展示について》
河合町中央公民館旧館3階に文化財展示室(事前予約制)があり、ナガレ山古墳や大塚山古墳群などの河合町内の遺跡から出土した遺物を展示しています。民具展示室(事前予約制)もあり、昔の生活を偲ぶこともできます。普段は閉鎖していますが、「文化財展示室見学申込書」に必要事項をご記入の上、見学希望日の3週間前までにお申し込みいただければ、見学していただけます。
★毎年秋の文化祭に合わせて「河合町の文化財展」を開催しています。「河合町の文化財展」開催中は予約なしでご覧いただけます。また、発掘調査で重要なものが出土した時には臨時に「発掘調査速報展」を開催いたします。中央公民館新館ロビーの展示ケースを利用して、「河合町の文化財 ちょっと見て!展」を開催しています。普段は閉まっている展示室に展示されているものを身近に感じていただこうと、不定期に実施しています。この他、中央公民館ロビーでは江戸時代から明治時代中頃まで大和川水運で使われた「魚梁船」の復元模型を展示しています。
《河合町文化祭》河合町文化協会
636-0053奈良県北葛城郡河合町池部2-13-1/0745-57-2271
http://www.town.kawai.nara.jp/bunka/index.html
秋期に行われる河合町文化祭は、中央公民館では各文化クラブの発表やステージ、体育館では花や陶芸、写真や絵画などの作品を展示し、その他、お茶席、バザーなども行われ、文化交流の場としてたくさんの河合町の文化があふれるイベントです。
・・・河合町の文化財を予約なしに見学するには、秋の「文化祭」に行くことです。2016年は11月5~6日に開催されましたので、今年はいつかなあと河合町のHPを時々チェックしていました。すると、
《「かわい」ようかいあーとふぇす》
http://www.town.kawai.nara.jp/kakuka/kyoikuiinkai/syogaigakusyu_ka/shakai_kyoiku/1497508171649.html
全国初の一体開催として★「第32回国民文化祭・なら2017」「第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会」が9月1日(金)~11月30日(木)の期間中、奈良県内39市町村で開催されます。河合町においては、11月11日(土)・12日(日)の2日間にわたり、「かわい」ようかいあーとふぇす~砂かけ妖怪ゆかりの地から妖怪の魅力を全国に発信~を開催します。
於:河合町立文化会館「まほろばホール」
636-0071奈良県北葛城郡河合町高塚台1-8-3
★ようかいあーと作品展
全国から妖怪をテーマにしたアート作品を募集・展示します。
〇ようかい記念講演
〇ようかいトークショー
各方面で活躍する、妖怪に携わる方をお招きし、トークショーを実施します。
〇その他 盛りだくさんのイベントを計画中!!
河合町には、町内各地に「砂をかける何者かがいた(今もいる!?)」や、「むかし、子どもの時にきつねの提灯を見た」などの言い伝えが残っており、小さな子どもからご高齢の方まで幅広く親しんでもらえる「妖怪」をテーマに、全国の妖怪ファンが参加できるフェスティバルを開催することとなりました。
《参考》「奈良の妖怪辞典」五條市立五條西中学校パソコン部
637-0077奈良県五條市大澤町374/0747-26-2118
http://naranoyoukai.jp/index.html
ここは奈良に存在するとされる妖怪や不思議な現象・生き物を知ることのできるウェブサイトです。制作者は、私たち奈良の中学生です。2014年は「妖怪ウォッチ」が子供たちを中心に大流行でした。
みなさんは、妖怪「一本だたら」はご存知ですか?「久米仙人」や「しんぐりまくり」は?これらは、奈良に伝承されている妖怪たちです。「ジバニャン」のように全国的に有名ではないけれど、地元に伝わる妖怪たちにはどんなものがあるだろうか調べて、このウェブサイトを作ってみました。
奈良に伝わる妖怪たちのことも、是非、知って下さい。
★河合町指定文化財第5号/廣瀬神社「砂かけ祭り」(御田植祭)
奈良県北葛城郡河合町川合/指定年月日 平成21年12月11日
砂かけ祭りはオンダ(御田)とも称され、北葛城郡河合町川合の「廣瀬神社」の拝殿及び拝殿前で毎年2月11日(かつては2月12日)に行われる御田植祭です。祭りは二部に分かれており、午前11時から「殿上の儀」、午後2時から「庭上の儀」が営まれます。
《砂まる》
河合町イメージキャラクター。2013年4月に誕生。砂かけ祭りが大好きな子どもの姿をした精霊で、牛のお面に不思議な力があるらしい。
《廣瀬大社》
636-0051奈良県北葛城郡河合町川合99/0745-56-2065
http://hirosetaisya.p-kit.com/
《NEWS》2017.7.14産経ニュースより
http://www.library.pref.nara.jp/exhibition
奈良の妖怪、カブリモノに/チャッピー岡本さん、奈良県立図書情報館で作品展
奈良を拠点に活動しているカブリモノ作家、チャッピー岡本さん(50)と★奈良芸術短期大学デザインコースの学生らが制作したカブリモノを披露する「奈良の妖怪カブリモノ展」が、県立図書情報館(奈良市)で開かれている。上北山村に伝わる「一本だたら」など妖怪のカブリモノを展示している。23日まで。チャッピー岡本さんは「カブリモノでみんなをハッピーに」と創作活動に取り組んでおり、「シカバイザー」などで知られる。同館では毎年、作品を披露している。今回は妖怪のカブリモノを中心に約40点を展示。河合町の「砂かけ婆」や野迫川村の「ガタロ」、奈良市の「じゃんじゃん火」などの作品を並べた。「一本だたら」は羽をつけ飛ぶようなイメージに仕上げたという。チャッピー岡本さんは「奈良は妖怪の話が多くあり、現代の感覚でデザインした」と話している。18日は休館。また、土日曜、祝日の午後1時半からと同3時半からはオリジナルのカブリモノを作る「カブリモノ変心塾」が開かれる。定員は各回30人。参加費は千円。要予約で、申し込みは同館ホームページのフォームか来館、FAX、電話で。問い合わせは図書情報館(電)0742・34・2111。
・・・楽しい企画に賛同して、「ようかいあーと作品展」に応募することにしました。そのことは同時に、「第32回国民文化祭」に参加することでもあるわけです。さてさて、「妖怪」なんて初めての挑戦ですから、ハラハラどきどきです。