・・・百舌鳥・古市古墳群を「世界遺産」に、近鉄沿線では周知のことですが、
【NEWS】2016.8.21WWWESTより
世界遺産めざす百舌鳥・古市古墳群に5つの課題、文化庁が「世界の人がわかる説明を」と注文
国の文化審議会特別委員会(7月25日開催)で、平成30年の世界文化遺産登録を目指す国内候補から惜しくももれた「百舌鳥・古市古墳群」(堺市、藤井寺市、羽曳野市)。文化庁から、古墳の大きさや形で示した階層性(社会的地位)の分かりやすい説明など5項目の課題が示された。4度目の世界文化遺産候補挑戦となる来年に向け、府と3市でつくる登録推進本部会議は課題の検討に入った。文化庁から示されたのは、今年3月に同庁に提出した推薦書原案に対する課題で、修正を求められたことになる。課題では、世界遺産登録に必要な「顕著な普遍的価値」をめぐりまず2つの注文があった。「階層性が示す『顕著な普遍的価値』の合理性の検討」と「構成資産がどう『顕著な普遍的価値』に貢献しているか」だ。推薦書原案では、古墳群が前方後円墳や円墳、方墳という多様な形、また全長400メートル以上から20メートル程度までさまざまな大きさがあることから、形や大きさで5つに分けた社会的な階層と、古墳の巨大さを「顕著な普遍的価値」とした。
課題では抽象的な表現が多く用いられているが、堺市世界文化遺産推進室の宮前誠室長は「日本だけではなく、世界の人にわかってもらえる『顕著な普遍的価値』の説明が求められている」という。このため、現在59の古墳で構成する資産の数を再検討し、説明をより明確にすることもありうるという。特別委では、階層性の説明が分かりにくいとして、巨大さに絞ったほうがいいとする声も出た。3つ目は、「古墳時代の文化の特質について東アジア文化史の観点から十分に説明する」ことが要請された。残り2つは、「墳丘上の植生の管理方法に関する調査、管理方針を明確化する」ことと、「2つの古墳群間の移動について実効性を持った計画とする」ことなどが盛り込まれた。このうち、墳丘上の植生については、宮内庁管理の陵墓34基を含め59の古墳にどんな木が生えているか詳しくは分かっていない。管理するためには、陵墓調査ができる宮内庁との協議が必要になる。距離的に離れた2古墳群の移動は現在、直通バス便はなく、鉄道を乗り継ぐしかない。バス実現には、民間バスとの調整や採算性をクリアする必要がある。宮前室長は「昨年指摘された課題に比べ今回は『深堀りした』感じで、対応しやすい。ただ『顕著な普遍的価値』に対する説明は考え方を見直さなければならない」と話す。登録推進本部会議は有識者らによる委員会を今月19日に開催し推薦書原案の修正検討に入った。10月には海外専門家を交えた国際専門家会議を予定している。
【百舌鳥・古市古墳群】堺市中心部の百舌鳥古墳群44基と、羽曳野、藤井寺両市に広がる古市古墳群45基の総称。4~6世紀の大小の古墳からなるが、今年3月に文化庁に提出した世界文化遺産の推薦書原案では、4世紀後半~5世紀後半に築造された59の古墳で構成。仁徳天皇陵古墳(全長486メートル)や応神天皇陵古墳(同425メートル)、履中天皇陵古墳(同365メートル)などがある。
・・・世界遺産登録への取り組みに協力はしたいのですが、これまで行政の姿勢に熱意が感じられなかっただけに、その本気度を知るためには些細な変化にも注目していきたいと思っています。まず、玄関口である古市駅前の整備、ぼちぼち進んできました。東広場から駅へのスロープ壁面フェンスに、ちょっとした案内掲示が張られています。無いよりマシだなと思っていましたら、新しいバージョンに張り替えられていたので、感心しました。
★レンタサイクル「古市駅前駐輪場」羽曳野市古市1-1-15/072-958-0303
受付時間:9時から16時/利用料:250円/利用方法:所定の申込み書に必要事項(住所、氏名、年齢、電話番号)を明記のうえ、貸出します。
・・・「古市駅東駐車場」(旧古市図書館跡)フェンスにも「案内板」が設置されました。感心したのは、駐車場角にある「高灯籠」囲い石柱に誰かが車をぶつけて破壊したのですが、単に修復するだけでなく「白鳥神社」標柱も設置されたことです。
★古市駅へ車で送迎される方は、古市駅西駐車場および古市駅東駐車場をご利用ください
https://www.city.habikino.lg.jp/soshiki/toshikaihatu/toshikaihatu_keikaku/1017.html
古市駅周辺の交通停滞の緩和を目的として、入庫から20分以内に出庫されますと、駐車料金は無料です。ただし、20分を超えた場合は、入庫時から40分以内100円、以後40分ごとに100円の駐車料金となります。たとえば、午前10時に入庫し午前11時30分に出庫した場合、 入庫から90分経っていますので、駐車料金は300円となります。
《羽曳野市立「古市みらい館」》複合施設
583-0852羽曳野市古市4-2-9
●「子育て支援センターふるいち」1階/072-958-3308
http://habikino-kosodate.net/habikinokids/user/tetoteto/blog/showDetail.do?articleId=24
2005年に「市立古市保育園」の閉園に伴い園舎をそのまま引き継ぎ「子育て支援センターふるいち」として誕生しました。2012年、古市複合館(古市みらい館)のオープンと共に1階へ引っ越しました。
●「青少年センター」2階/072-958-0050
https://www.city.habikino.lg.jp/soshiki/shougaigakushu/shakaikyoiku/shisetsuannai/2569.html
平成24年3月31日「旧青少年センター」閉館。伝統文化や芸術、図画工作の定期教室(年間)と短期教室(夏休み、冬休み)を土曜日、日曜日を中心に開催しています。現在、開催している定期教室は、児童画(図画・工作)、将棋、書道、水彩画、伝統芸能体験(お琴・尺八)の5教室です。
●「古市図書館」2階/072-958-0050
2008年、古市小学校「屋内運動場」新設工事のため休館。古市図書館の代替施設として「青少年センター」2階に2008.6.4オープン2012.3.31閉館。その後「古市みらい館」竣工と同時に、現在地に移転オープンしました。旧古市図書館跡に「古市駅東駐車場」が整備されました。
《羽曳野市観光協会》
2017.5.8「竹ノ内街道」が★日本遺産に認定されました。
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《NEWS》2017.4.29産経WESTより
大阪府内初の日本遺産として、28日、文化庁から認定された「1400年に渡る悠久の歴史を伝える『最古の国道』~竹内(たけのうち)街道・横大路(大道)~」。府と奈良県に加え、大阪市、堺市、松原市、羽曳野市、太子町、奈良県葛城市、大和高田市、橿原市、桜井市、明日香村の10市町村でつくる実行委員会が申請した。竹内街道は日本最古の国道とされ、ストーリーでは、古代から近世を通して、歴史の移り変わりを感じさせる街道とした。代表自治体の大阪府によると、認定を受け、実行委員会ホームページの多言語化や案内看板の設置を進めるという。松井一郎知事は、「非常に喜んでいる。日本遺産になれば、さらに多くの人が訪れる」と話した。また、大阪市の吉村洋文市長も「歴史の移り変わりを感じられる竹内街道の魅力が評価され、大変光栄」、太子町の浅野克己町長も「これを機に、まちに対する誇りと愛着がさらに深まることを期待する」とそれぞれコメントした。一方、河内長野市や神戸市を含む大阪、兵庫の6市町村が認定を目指した楠木正成と嫡男の正行(まさつら)を扱ったテーマは選に漏れた。関係者の間では落胆の声も上がったが、同時に再起への期待も聞こえた。河内長野市の島田智明市長は「非常に残念。今後については活動を通じて縁のできた各自治体と話し合いながら決めたい」と語った。そのうえで、「生き方を通じて『公』を貫いた正成、正行親子ゆかりの地を訪ねることは人間としても成長できる機会を届けられる」と強調した。また、湊川神社(神戸市中央区)の垣田宗彦宮司も残念としながらも、「楠公さんが日本人の『心のよりどころ』といえる重要な人物であることを、多くの人に伝えられるよう努力したい」と語った。
★古市駅東広場「観光案内所」
(木曜及び年末年始休み)平日9:30~17:00土日祝9:00~17:00
・・・自動販売機の後ろの壁、一時的なもののようにも思いますが、こういうことって大切ですよね。羽曳野市の夏は、やっぱ「ぶどう」でしょ。