塩屋へ(1) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《1912「旧グッゲンハイム邸」》

655-0872兵庫県神戸市垂水区塩屋町3-5/078-220-3924

http://www.nedogu.com/index.html

1階と2階に各々設けられた5連アーチのベランダを特徴とするコロニアルスタイルの西洋館は、1912年塩屋海岸を南に望む高台にドイツ人貿易商グッゲンハイムの自邸として建設された。グッゲンハイムが1915年まで居住し、その後複数の所有者を経て竹内油業の所有となってからは長期間同社の社員寮として使用されていた。設計★アレクサンダー・ネルソン・ハンセル(推定)/竣工:1912年。

 

 

★阪神淡路大震災で被災して以降は空家となり取り壊される可能性も取り沙汰されていたが、2007年に塩屋在住のステンドグラス作家★デュルト・森本康代らが保存及び維持管理の為に私財をなげうって購入し、修復作業完了後、2007年10月から貸会場として提供を開始した。2008年2月から、定期的に一般への無料公開も実施している。

【DURT 森本康代】

http://www.nedogu.com/mdm/index.html

1943中国東北部長春市(旧満州新京市)生まれ。1966京都市立美術大学(現芸大)西洋画科卒業、京都大学工学部建築系教室研究生。1966年~69ベルギー政府奨学金留学生。1968ベルギー国立建築視覚芸術大学(ラ・カンブル)卒業。1969ステンドグラス作家ミッシェル・マルテンスのアトリエで修業。1970神戸市垂水区塩屋にアトリエ・ステンドグラス「塩屋の海の上のアトリエ」設立。1989古い商家を移築再建し、アトリエを充実する。又、中国縦貫道路建設の際の民家を譲り受け、住居として再建もしており、伝統建築とステンドグラスの調和をもテーマとしている。一方、ヨーロッパでの建築と美術、ステンドグラス技術修復についての国際会議にも出席。ベルリン、リエージュ、トロワ etc.

 

 

【アレクサンダー・ネルソン・ハンセル】

1857年10月6日、フランスノルマンディー地方カーンに生まれる。父のペーター・ハンセルはイギリス人の牧師で、父がサマセット教区長に任じられると、父とともにイギリスへ渡った。ある時期にサマセットからウィンチェスターへ移り建築の修業を積んだ後、1888年(明治21)に日本へ渡る。川口居留地18番地の神学校で英語教師を務めた後、建築家として活動することになる。最初期に依頼されたのは★同志社大学理化学館(重要文化財)の設計であった。さらに神戸外国人居留地において社交クラブユニオンクラブのクラブハウスを設計して以降、同居留地内、さらには周辺の雑居地において建築物の設計を数多く手掛けた。第一次世界大戦に一人息子のケネスが招集され戦死すると失意の日々を送るようになり、終戦後の1920年(大正8)に中国漢口へ移住し、さらにモナコへ移り、同地で没した。兵庫県神戸市中央区の山本通に現存する彼の自邸は、シュウエケ邸の名称で一般に公開されている。(現在休業中、再開未定)

http://www.kobeijinkan.com/ijinkan_list/choueke

 

・・・つい先日も「大学ミュージアム」で「同志社大学理化学館」を紹介したところです。本当に、奇遇ですねえ。

 

 

・・・「Bali Dream」メンバー・太宰百合(ピアノ)さんのコンサートを満喫しましたので、次はパーカッション池田安友子さんのコンサートにも行きたいと考えています。

 

 

・・・残念ながら、この日は2階からの景色を眺めることはできませんでした。

 

 

・・・コンサートの様子はDVDの撮影がありましたので、ご法度でした。