中之島アート(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《大江橋・淀屋橋》

http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000008880.html

●大江橋 大阪市北区西天満2丁目・北区中之島1丁目間
●淀屋橋 大阪市北区中之島1丁目・中央区北浜3丁目間

 

 

大正10年(1921)、大阪を近代都市に改造するため、第1次都市計画事業が決定された。この事業は、御堂筋をはじめとする39街路と157の橋梁を整備し、大阪の骨格をつくりあげようとするものであり、昭和16年(1941)までの歳月をかけたものであった。このうちの根幹をなす御堂筋の建設に伴い、土佐堀川と堂島川に架けられたのが淀屋橋と大江橋である。両橋は「水の都」「八百八橋」の大阪の橋のなかで、市民が最も魅力を感じる橋として親しまれている。両橋梁は中之島に立地する市庁舎を挟む位置にあるため、景観的にもまた機能的にも最重要の位置付けであった。デザインは特に重視され、大正13年 (1924)、橋としてはそれまでほとんど例のないデザインコンペが行われ、全国から意匠設計を募集した。コンペでは幅員、橋長などのほかに、主構造を鉄骨鉄筋コンクリートのアーチ橋とし、2橋とも同一のデザインとし、周辺の建築物や背景と調和し、2橋の間の道路部分のデザインも考えること、などの条件が示された。1等に当選した大谷龍雄案は、選評によれば「南欧中世紀の気分ある近代式を用い、その根底においては東洋趣味の横溢せる…(中略)…全体の形極めて端正剛健、その形状の比例最も洗練を経たり。その主要材料たるコンクリートを様式の上に表現せんとする作者苦心の跡、最も注意すべし」とある。この計画案に手が加えられ、実施計画が作成された。北側の堂島川にかかる大江橋の規模は、橋長81.5m、有効幅員37.0m、南側の土佐堀川にかかる淀屋橋は、橋長54.5m、有効幅員37.0mである。構造形式は、両橋ともに上路充腹式、鉄骨鉄筋コンクリート造で、大江橋が4径間アーチ橋、淀屋橋が3径間アーチ橋、共に手摺り付である。主桁構造は鋲結 I型鋼、床部構造は鉄筋コンクリートで、基礎は木杭基礎である。高欄の構造は花崗岩貼りで、格子は青銅鋳物であった。両橋とも昭和5年(1930)5月に着工し、同10年5月に完成した。竣工後の改修としては、高欄の格子が戦時中の金属供出により取り払われ、木製のものになっていたが、これは昭和62年(1987)に青銅製にもどされた。また船舶航行の際の床面保護の目的で、平成11年(1999)に大江橋、また翌年淀屋橋について、床版補強工事としてアーチ部下面に鋼板接着を行った。以上のように、大江橋、淀屋橋とも、当初の外観が変わるような改修は行われていない。また補修や防水塗装等の措置は良好にされ、既設面の洗浄もされており、外観は竣工時の様子を伝えている。なお、橋の名板は関一市長の筆になるものである。第1次都市計画における橋梁の整備では、橋の不燃化、耐震化が計られるだけでなく、橋を都市の美観要素としてとらえ、「水都大阪」の都市景観を強く意識した。また、両橋の間にある市庁舎との調和をはかるなど、周辺の景観デザインをも考慮に入れた先駆的なものとして注目される。平成20年国の重要文化財指定により、大阪市の指定については解除。

 

 

《京阪「大江橋駅」》

http://www.nrr.co.jp/station/oebashi.html

★「中之島蔵屋敷跡分布図」

大阪中之島ロータリークラブから国際ロータリークラブ創立百周年記念事業として、寄贈を受けた蔵屋敷跡分布図を当駅コンコース壁面に設置しています。

駅出入口や改札口の外側は、中之島線の各駅共通の特徴である不燃性木材とガラスで構成された壁面となっている。ホームの壁面は、駅周辺にある日本銀行大阪支店や大阪市役所の壁面にも使われている「石」を使用して、中之島の「現代」をイメージしている。改札口の外側にはアンスリーがある。かつてはアンスリーの隣にサブウェイと天牛堺書店も存在したが、サブウェイは開業から半年ほどで、天牛堺書店は2014年3月に、それぞれ★閉店している。また空調の熱源として堂島川の水を汲み上げて熱交換して川に戻し、太陽光を光ファイバーや光ダクトを通してコンコースを照らして省エネを図っている。

 

 

《NEWS》2008.10.24梅田経済新聞より

京阪グループの京阪ザ・ストア(大阪市中央区)が、10月19日に開業した京阪電車中之島線の「渡辺橋駅」「大江橋駅」構内にショッピングゾーン「MINAMO(ミナモ)」をオープンした。渡辺橋駅8店舗、大江橋駅3店舗で構成する。「堂島川に広がる水面(みなも)」「人と人とのネットワーク(みんなも)」の意味を込めたという「MINAMO」は、周辺のオフィスワーカーを中心に「観光客にも満足いただける店舗構成を目指した」(同社)という。渡辺橋駅では、関西初登場となるイタリアンバール「イルバール・ディプント」が出店。同店はサントリーグループのプロントコーポレーションの新業態店で名古屋に続き2店舗目。朝は「モーニングコーヒー」(220円)、「ラップサンド(トマトソーセージ、ハムチーズ、シーザーサラダ)」(各250円)、ランチタイムはパスタ9種を580円から提供する。夜は店内の石釜で焼き上げるピザ(600円~)や36種の小皿料理(300円~)などとともに、「角瓶」を使いサントリーとの共同開発で作った専用マシーンから超高圧ソーダ水を注ぎジョッキで提供するハイボール「JUG POP STYLE」を30代前後のビジネスマンに提案。オリジナル角ポップ「角れもん」(480円)が同店「名物」だという。席数は昼=48席、夜=52席。客単価は、昼=450円、夜=1,800円を見込む。営業時間は7時~23時。「焼酎バーくくるハナタコ」は、道頓堀に本店を構える「たこ家道頓堀くくる」のたこ焼きや明石焼きと、「いも、たこ、なんきん」を使った料理を提供する。干しだこの出汁(だし)で煮たおでんに力を入れており、名物は「たこの『とろ』甘露煮」(350円)だという。鹿児島の蔵元から取り寄せたものなど12種の芋焼酎との組み合わせを提案する。昼は「たこ焼多幸めしランチBOX」(650円)など3種のランチBOXを販売する。席数はテーブル、カウンターを合わせ25席。夜の客単価は2,000円~3,000円を見込む。「スタンディング・グリル・ワイン『百-hyaku-』」は、駅ナカでは珍しいスタンディングワインバー。ランチタイムはワイン仕込みのハンバーグランチ「煮込みハンバーグワンプレート」(850円)など、夜は鉄板料理を小皿で提供する。ワインは常時グラス10種以上(480円~)、ボトル40種以上(2,900円~)を用意する。

 

 

そのほか、京阪ザ・ストアが運営するコンビニエンスストア「アンスリー」と「サブウェイ」のコラボ店舗もある。サブウェイがコンビニとコラボレーションするのは関西初。★「アンスリー」と「サブウェイ」のコラボ店舗は大江橋駅にも出店する。渡辺橋駅には、「ドトールコーヒー」「マクドナルド」「551蓬莱」も出店し、テークアウト店やファストフード店も充実させた。★大江橋駅には、京阪電車駅構内には初出店となる書店「天牛堺書店」が出店し、新刊書籍・雑誌に加え古書も販売する。

 

 

・・・閉店されたスペースが、「中之島アート」展示場として活用されました。嬉しいやら悲しいやら、複雑な心境です。