・・・もう何年前になるでしょうか、「白鶴美術館」を訪問し周囲を散策している時でした。とある豪邸前にたくさん人々が集まっておられ、開門を今か今かと待っておられました。その様子から、かなり素晴らしい建築であることが見て取れ、いつか私も見学したいと胸ふくらませていたのです。
《JR住吉駅》/658-0051神戸市東灘区住吉本町一丁目
1995年(平成7)1月17日 、 阪神・淡路大震災に伴い営業休止。2月8日、芦屋駅 ~当駅間で営業再開。一時的に全列車終着駅になる。4月1日、当駅~灘駅間で営業再開。これにより、JR神戸線は全線で営業再開。
1874年(明治7)駅が設けられる頃、この辺りは酒造地帯であったことから「汽車の煙のすすで酒が腐る」といった一種の鉄道忌避運動があったと伝える。しかし、村長が村民に説得を行った結果、村の中に線路は通され、神戸駅~大阪駅間鉄道開業の20日後に駅は設けられた。開業当時の駅舎は、英国風の赤煉瓦を用いた駅舎であった。駅開設当初は、駅南方には人家も多かったが北側には何もないという状況であった。しかし、駅の開設によって急速に発展し、住宅地が造成されるようになった。その後、1892年には駅設置に反対していた酒造家が、今度は貨物の積み下ろしに便利なよう南西側に移設して欲しいといった請願を行った。この結果、1912年に南よりの現在地に駅は移された。1934年7月20日に吹田駅~須磨駅間で電気運転が開始されたが、当初は当駅に電車が停車せず、9月20日になってようやく電車の停車駅になった。
《神戸市東灘区役所》
658-0052神戸市東灘区住吉東町5-2-1/078-841-4131
http://www.city.kobe.lg.jp/ward/kuyakusho/higashinada/
《東灘図書館》
658-0052神戸市東灘区住吉東町2-3-40東灘区役所南側/078-858-8773
《住吉だんじり資料館》078-841-0034
http://www.feel-kobe.jp/facilities/detail.php?code=0000000785
旧東灘区役所跡地に東灘図書館に併設してオープンした「住吉だんじり資料館」。 住吉の伝統文化である「だんじり」を地域住民の方に普及、振興し、コミュニティの輪を広げていくことを目指しています。 迫力ある西區の先代だんじりの展示をはじめ、各地区の法被やミニチュアだんじり、西區の立体刺繍飾幕、吉田區の江戸時代に作られた二丁鐘、茶屋區の改修前のだんじりの破風(はふ)や山田區のつくコマが展示されています。だんじりシアターでは本住吉神社の宮入映像が見られます。
・・・残念ながら閉館日でした。残念ですが、また住吉に来る理由ができました。では、「旧乾邸」に向かいましょう。
《住吉川》
http://www.city.kobe.lg.jp/ward/kuyakusho/higashinada/shoukai/shoukai/seiryu.html
東灘区のほぼ中央を流れる住吉川は、六甲山最高峰付近に源を発し、いくつもの渓流を集めて南下、大阪湾へと注ぐ二級河川です。幹川流路延長は4,073 メートル、流域面積は11.49平方キロメートルです。住吉川は自ら形成した扇状地を流れる天井川で、生活排水の流入がないこともあって、市内随一の清らかさを誇っています。夏には、川のなかに入って遊ぶ子どもたちの姿をみることもできます。
・・・「白鶴美術館」前を通り過ぎて、念願の「旧乾邸」へ。すでに、たくさんの人たちが開門を待っておられました。
★神戸市指定有形文化財・指定名勝「旧乾邸」特別観覧開催
事前申込み制による特別観覧を、期間限定で開催いたします。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2016/09/20160929110101.html
《旧乾邸について》
神戸市東灘区住吉山手5丁目1-30
旧乾邸は、昭和11年頃、乾汽船株式会社を設立した乾新治氏の自宅として、旧住吉村(現在の東灘区の一部)の山麓部に建築されました。設計者は建築の名手として名を馳せた渡邊節氏。洋風を基調としながら巧みに和洋を折衷し、重厚さの中に繊細なデザインを取り込んでいる旧乾邸は、渡邊氏の代表作とも言われています。阪神間モダニズムを象徴する大邸宅の風格がよく伝わる主屋や土蔵、さらに当時の姿を残す庭園などは非常に貴重なものであり、門や塀も含め建物全体が神戸市指定有形文化財に、また、庭園も一部を除いて神戸市指定名勝となっています。神戸市指定有形文化財「旧乾家住宅」(平成20年度指定)主屋1棟、ガレージ1棟、土蔵2棟付廊下、待合所1棟、塀・神戸市指定名勝「旧乾家庭園」(平成24年度指定)和式庭園、洋式庭園、前庭