《NEWS》2016.4.6枚方経済新聞より
関西医科大学付属病院(枚方市新町2)の小児医療センター内壁面に3月、ホスピタルアートが完成した。イラストは枚方市出身のデザイナー★サタケシュンスケさんが手掛けた。同センターが取り組む「子どもが治療に前向きになれるための環境づくり」の一環として制作された同作。「世界のともだちに会いに行こう」をテーマにさまざまな動物が登場し、主人公の犬と猫が世界を旅する様子が描かれる。施行面積は約672平方メートル。サタケさんにイラストを依頼した経緯は、同病院の看護師がサタケさんのイラストをカフェで見掛けたことから。サタケさんが枚方出身であったのは「たまたまのうれしいご縁」と、同病院で小児科学講座の講師を務める木全貴久医学博士。完成した同作について「廊下の絵を指さしながら、笑顔で会話する親子の姿も見掛ける」と話す。「入院中はこの病棟から外に出られない子どももいる。少しでも明るい気持ちを持って日々を過ごしてもらえれば」と期待を込める。同センター内ではほかにも、環境づくりに対する取り組みとして、保育士と遊べるプレーコーナーや、入院中に学校の勉強に遅れずに済むように小中学校を設置。病状が落ち着いていれば毎日勉強ができるという。
・・・ということで、久しぶりに枚方市へ。
【サタケシュンスケ】
http://www.naturalpermanent.com/
1981枚方市生まれ 兵庫県神戸市在住。広告制作会社勤務のグラフィックデザイナーを経て2007年に独立、以後フリーランスのイラストレーターとして活動を続けています。主な仕事は広告、書籍等で使用するイラストレーションおよびキャラクターの制作、モチーフは人物や動物が中心。得意とするジャンルは子育てや教育、ファミリー向けのタッチです。趣味はランニング、マラソン。自称「走るイラストレーター」。イラストレーターユニットなりゆきサーカスの一員としても活動中。
・京都造形芸術大学 非常勤講師(2011~)
・大阪成蹊大学 客員研究員・非常勤講師(2009~2012)
その他、いくつかのデザイン専門学校などで講義を務める。
★「浸水どうぶつものさし」
http://naturalpermanent.com/wp/work/others/1002/
南海トラフ地震の津波による浸水の深さを示すための、大阪市西区のオリジナル「浸水サイン」デザイン。そのどうぶつのイラストレーションを描かせていただきました。ノアの方舟に乗ったどうぶつたちの体高がものさしとなっています。
★「ホスピタルアート」
http://naturalpermanent.com/wp/work/others/3075/
関西医科大学付属枚方病院小児医療センター内の壁面に「ホスピタルアート」としてのイラストレーションを制作しました。
《関西医科大学付属病院》
573-1191枚方市新町2-3-1/072-804-0101
http://www.kmu.ac.jp/hirakata/
★小児医療センター/小児科ホットライン072-804-0138
http://www.kmu.ac.jp/hirakata/visit/treatment/suport_section/pediatric_care.html
子どもが病気やけがになったとき、1日も早く元気になって遊び、学習できるようにお手伝いするのが、私達、小児医療のスペシャリストです。ご家族の、そして国の宝である子どもの健康を守る小児医療の最後の砦である大学附属病院小児科として、あらゆる分野の病気やけがの子どもに最高の医療を提供できるように努力しています。もちろん、身体の病気のみならず、心の健康を損ねた場合にも対応できるよう、小児心身症の専門医や児童心理士もいます。小児医療センターには、子どもたちが治療に前向きになれるための環境も整えました。例えば、センター内には小中学校が設置され、病状が落ち着いていれば毎日勉強ができます。また、就学前の子どもたちは保育士と楽しくプレイコーナーで遊ぶことができます。センター内は、廊下の壁や窓にペインティングを施し、沢山の動物たちが冒険する姿が描かれています。
・・・この屋上庭園の外壁もサタケさんの絵かなあ。かなりラフに描かれています。
・・・外壁と同じように、「こども館」の絵もラフに描かれており、とても優しい感じがします。
・・・壁画以外にも、たくさんの絵や写真が飾られており、まるでミュージアムです。そして、小磯良平さんの作品も、分厚いガラスで保護されていますが、ホンモノが惜しげもなく展示されているのが、いいですねえ。