・・・孫の宮参りで「杭全神社」へ。杭全神社にある「写真室」に初めて入り、そこで気になるア~トに出会いました。
★「杭全神社写真室」大川写真館
545-0004大阪市阿倍野区文の里2-16-13/0120-524108(予約制)06-6624-6635
http://okawashashin.com/kumata.html
【土屋正男】(1913~2008)
木版画とは違って、型紙版を使用する「染版」。型紙に彫り上げた像と像が網のように次ぎつぎとつながっていなければならないという制約がある。独特の滲みも効果的に出る手法、染版画の第一人者でもありました。1977棟方志功に傾倒した板画家4人(秋山巌、日下里美、高橋功、土屋正男)と★「柵」を結成。★日本板画院名誉会員・元会長。2008年4月1日に94歳で亡くなりました。
《日本板画院》
1952年(昭和27)版画家★棟方志功の呼びかけで日本板画院が結成され、同年第1回展を開きました。それから幾多の変遷を経て、版表現の可能性を追求する個性豊かな版画家を多数擁する団体に発展してきました。
《柵》
http://www.chichibu.ne.jp/~yamato-a-t/index.html
棟方板画の題名は、初期何年かの作品以外は殆ど「○○の柵」と名付けられています。棟方志功の説明によると、「柵」とは四国の巡礼が寺々に納める★回礼のことで、願いをかけてお札を納めて歩く心を表すものです。一柵ずつ作品に願いをかけて、生涯の道標を置いて行く、無限に続く想いをこの文字にこめています。「柵」の文字を使い始めたのは昭和16年38歳の頃、柳宗悦氏等に接して他力本願的な芸術観に目覚めた時期がであり、この芸術観に何らかの関連があるように思われます。連作全体の総称にも、個々の作品にも使っていますが、板画の題名に限っており、倭画、油絵など肉筆画には使っていません。
《参考1》「潮来にしくらの手焼きせんべい」
311-2424茨城県潮来市潮来1086-33/0299-62-2286
http://www.itako-nishikura.com/
《参考2》「月刊浄土」
http://jodo.ne.jp/jodo/index.html
http://jodo.ne.jp/jodo/jodo/index.html
法然上人鑽仰会の発行する機関誌「月刊浄土」は昭和10年5月の創刊号より現在に至るまで通巻約850号を数える歴史ある雑誌です。平成18年2月には栄えある800号の記念として盛大なパーティが開催されました。また、平成23年1月号で通巻850号を、平成28年1月御通巻900号を出版致しました。今後ともこの伝統の灯火を永続させるために皆様方のご尽力をお願い申しあげます。
・・・このような出会いは「突然」やってきますし、「偶然」の出来事は深く心に刻まれ「必然」となり、感性へと昇華されていくことを実感しています。土屋さんの作品を購入する余裕はありませんので、せめて『この指とまれ』を入手しました。
★『この指とまれ』作:土屋正男/発行:昭和47年★プレスビブリオマーヌ
限定275部のうち第78番。署名落款入り。和綴装、帙入、別葉自摺・手彩色版画1葉付き。10.9×15.3cm。
【佐々木桔梗(教定)】(1922~2007)
http://tetsubun.main.jp/category/bibliomane/
★プレス・ビブリオマーヌ主宰。1956年(昭和31)自らの出版社「プレス・ビブリオマーヌ」を立ち上げる。プライベート・プレスとは、印刷や装幀にこだわった少部数の限定本を刊行する私的な出版社のことで、営利を第一義としない。後に父の跡を継いで住職となるものの、1981年(昭和56)まで25年もの間、出版活動を続け、刊行した本の執筆者も、堀口大学、三島由紀夫、渋澤龍彦、吉行淳之介、安部公房など、錚々たる顔ぶれが並ぶ。ビブリオマーヌの本のなかには桔梗氏自身の著作も含まれる。装幀や稀覯本に関するものもあるが、やはり多いのは鉄道関係である。それらの刊行が1970年代に集中しているのは、この時代に終焉を迎えた国鉄の蒸気機関車やオリエント急行の影響だろう。
http://ootsuka-houmu.com/service/sasaki.html
僧籍を持ちつつの活動でしたので、檀家の方たちへの体面もあって、あまり自身の活動についておおげさに語ることもなかったかと思います。思い返すと、ほんとうにもっともっとききたいことがあったと、いまさらながら残念でなりません。
・・・土屋さんと出会い、さらに佐々木さんを知ることになり、とても大きな収穫がありました。さらにもう一つの出会い、それは「旧・宝塚造形芸術大学」訪問から帰り、複雑な想いで大学広報「あーと通信」を眺め★嶋本昭三さんの画業を偲んでいた時のことです。
【冨永敦也】(1961~)
1961大阪に生まれる。1986金沢美術工芸大学大学院修了、大阪南港緑道彫刻優秀賞受賞。1988★大阪中之島緑道彫刻受賞。1990第3回三田彫刻コンペティション特別賞受賞(兵庫)1993「ORC200」街をかざる彫刻コンクール佳作賞受賞(大阪)1997~98(財)ポーラ美術振興財団芸術家在外研修によりイタリアに滞在。1998ギャラリアコントラステ(ピエトラサンタ・イタリア)にて個展、「芸術と街」国際野外彫刻展(サンジョバンニインベルスィチェット・イタリア)神戸学院大学創立30周年モニュメント制作。1999山野精霊展(ウィーン・プラハ・グラス・カッラーラ)2002パリにて個展(エスパス・ペルタン・ポワレ)ギャラリーゴトウにて個展(銀座)毎年各地にて個展。2013第25回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)大賞受賞。
・・・2005年には宝塚造形芸術大学「彫刻コース」の講師をされていたようです。そして、どこで観たのか思い出しました。