《大正筋商店街「震災ミュージアム」》
神戸市長田区の大正筋商店街のアスタくにづか5号館の一角に「震災ミュージアム」があります。規模は小さくても、震災の記憶や記録など心に残る展示物が印象的です。
・・・最後の目的地「ふたば学舎」へ。
◆【ふたば学舎(神戸市立地域人材支援センター)】◆
653-0042神戸市長田区二葉町7-1-18/078‐646‐8128
戦災、震災を乗り越えてきた二葉小学校は、昭和4年の学校建設に際して、地域の子ども達のためを想った近隣住民の方々から、寄付や住居移転など多くの協力を得た経緯があります。校舎にはその並々ならぬ地元の熱い想いが残っています。今後はふたば学舎(神戸市立地域人材支援センター)として市民の地域活動への参加を支援するとともに、交流・学び、歴史・文化、ものづくりを通して、地域活性化を担う人材を育成すること、また今まで培ってきた地域の力を結束し、他局・他団体との連携の拠点となることを目的としています。
・・・自分の母校ではありませんが、校庭の隅々に懐かしさを覚えます。
★震災から22年の日
今日は阪神・淡路大震災から22年となる日です。震災犠牲者遺族としての私にとっては、1.17は記憶のふるさとのようなもので、坂口安吾ではありませんが、実は★「ふるさとは語ることなし」というのが震災から22年の私感であります。しかしながら、震災の記憶継承という観点からは語ることは重要であり、共催ではありますが、今年も1月17日に震災について考え、語るイベントを実施しました。★大阪大大学院生の高原耕平さんが中心となる7人のメンバーで阪神・淡路大震災の犠牲者の名前を読み上げる「名を呼ぶ日」が1月16日の20時から17日の早朝5時半にかけて、ふたば学舎講堂で行われました(「名を呼ぶ日実行委員会」主催)。その後、17日の10時から2時間、「名を呼ぶ日」を振り返りながら1.17について考える公開サロン「1.17その日の迎えかた、受けとめかた」が多目的室1-1で行われ、参加者同士でそれぞれの思いを共有しました。これといった結論を出すというより、(参加者の言葉を借りれば)★「ざらついたもの」を各自が持ち帰ることになった感じです。そのざらつきが震災に対してこれからも継続する思いにつながるのではないかと思います。高原さんはじめ「名を呼ぶ日」実行委員の皆様、長丁場お疲れ様でした。また、ふたば学舎1階の震災展示オープンスペースでは新たに★「ふたば学舎(旧二葉小学校)で震災から22年のふりかえり」と題する16枚のパネルを展示しています。旧二葉小学校周辺の震災前後の移り変わりが写真を通してわかる内容になっています。ふたば学舎にお立ち寄りの際はぜひご覧ください。(NPO法人ふたば:山住勝利)
★「絵話教室」1.17やさしさわすれないでinふたば2016
今回で3回目になります。震災から21年になります。でも忘れてはイケナイ1.17です。40人の方々が「絵話教室」に来られました。心あたたまる絵ができました。センター1階のオープンスペースに展示しております。どうぞご覧になってください。
★「絵話教室」イラストレーター黒田征太郎先生とのライブペインティング
震災から20年の1.17。被害の大きかった長田区で避難所になった旧ふたば小学校で、一緒に阪神・淡路大震災を振り返りませんか。午前は黒田征太郎先生と一緒に絵を描くことで、午後は震災当時に作られた楽曲や詩のコンサートに参加することで。午前午後、どちらか一方でも、両方参加でもかまいません。まずは想いを馳せるきっかけとして、絵や音楽を楽しんでもらえれば幸いです。
・・・ここにも、黒田征太郎さんの足跡が刻まれていました。
《参考》貸出備品「カエルキャラバン」[無料・要予約]
http://futabasyo.jp/modules/pico/index.php?content_id=137#05
防災訓練や防災イベントにご利用ください。貸出し品:水消火器用の的、担架用の人形、バケツリレー用の水槽。受取、返却場所はセンターです。運搬は各自で行って下さい。運搬には車が必要です。使用中のケガ等の責任は一切負いかねますので予めご了承ください。
「カエル必要がある」カエルキャラバンは、そう考えています。1995年の阪神淡路大震災の被災者から教わった、災害時の教訓や知恵。さまざまな体験を通じて、防災を全国の子どもたちに伝えたい。楽しく学ぶ防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」は、そんな想いから生まれました。これまでに15の都道府県で70回以上開催。その活動の輪はインドネシア、モンゴル、中米など、世界へも広がり始めています。時とともに薄れてしまう、震災の記憶や教訓を風化させないために、防災訓練に「楽しさ」という要素を加え、そのことで成果をあげてきたカエルキャラバン。2011年3月11日の東日本大震災は、そんな私たちに対しても、かつてないほど多くの課題を突きつけました。この活動に足りないものを、この大震災に教わりました。「災害時の連絡方法」や「マンションでの防災の知恵」「避難生活での生きた工夫」など、これまでになかったプログラムの開発に全力で取り組んでいます。その地域における災害の歴史や「地域ならでは」の防災情報もなど、これからも必要とされる防災を、可能な限り積極的に盛り込んでいく予定です。子どものためのカエルキャラバンから、子どもも大人も参加するカエルキャラバンへ。街ごとに、中身の一部を変えていくカエルキャラバンへ。それができた時、この防災イベントは、人々の知識や体験をふやすだけでなく、あたかも地域のお祭りのように、人と人を結び、その街をひとつにしていくことさえできる。そう信じる私たちです。楽しみながら、しっかり学ぶ防災訓練へ。イザ!カエルキャラバン!はそんな活動をめざします
・・・こんな素晴らしい「カエル」がいることを、多くの方々に知っていただきたいですね。
《参考》「神戸ロボット工房」
平成22年11月の神戸市立地域人材支援センターの開設にあわせ、「神戸RT(ロボットテクノロジー)構想」の拠点として開設しました。「神戸ロボット工房」では、ロボット展示室でのロボットの常設展示のほか、ロボット工作室において工作教室等を開催してまいりました。ただ、開館以来、ロボット展示室の来館者が伸び悩んでいることや、ロボット工作教室等の講座が他の施設でも開講されていることを踏まえ、平成28年3月31日をもって、「神戸ロボット工房」を★閉鎖します。今後、本市では、サービスロボット市場の成長を見据え、新たに「ロボット産業都市の実現」を目指し、地元中小企業のロボット産業への参入促進に重点を置き、施策を展開していきます。
◆【神戸アーカイブ写真館】◆(ふたば学舎3階)
http://www.city.kobe.lg.jp/information/public/media/archive/
神戸市広報課では、平成21年度から23年度にかけて、広報課や神戸市文書館等で保存している記録用写真・フィルム、資料のデジタル化業務を行ってきました。長田区役所等が所蔵する写真とあわせた約15万点の写真を、市民のみなさまに閲覧していただける場として、平成24年6月に「神戸アーカイブ写真館」をオープンしました。
http://www.kobe-shashinkan.jp/
●震災アーカイブ・マップ写真展
平成29年1月6日(金)~1月31日(火)
源平一の谷屏風ジオラマ展~NHK「平清盛」に合わせて製作した精巧なジオラマでの再現~NHK大河ドラマ「平清盛」に合わせて、屏風絵を精巧なジオラマで再現、源平一の谷合戦屏風と源平一の谷合戦を題材にしたパネル・映像も併せて展示しています。