《百年ピアノ》
奈良女子大学の前身である奈良女子高等師範学校の創立当時1909年(明治42)授業開始に購入され、戦後永らく倉庫に眠っていたもので、2005年 (平成17)6月から学外で修復を行い、平成17年11月14日に約半年を費やした修復を終え、美しい姿に戻って本学記念館に帰ってきました。現在のヤマハが制作したピアノです。
《参考》奈良女子大学理学部生物科学科収蔵標本
http://hyouhon.jp/html/ki.html
ヒドロ虫網 花クラゲ目 オトヒメノハナガサ
http://www.nara-wu.ac.jp/rigaku/bio/museum/nwmuseum-flame.html
トキNipponia Nippon コウノトリ目トキ科
20世紀初めまでは、ロシア東部から中国北東部、朝鮮半島、日本に広く分布していたが、現在は中国の一部に生息するのみ。中国の個体群は、一時絶滅したと考えられていたが、1981年に7羽が再発見され、その後の保護政策により2001年には約150羽に増加している。環境省レッドデータブック(2002年)では野生絶滅(EW)となっていたが、飼育下の日本産のトキも2003年に死亡し、日本産のトキは絶滅した。種の保存法による国際希少野生動植物種、国の特別天然記念物、ワシントン条約:付属書I類。
・・・「標本室」の臭い(匂い)、久しぶりに懐かしく嗅がせてもらいました。
《奉安殿》
正門入って南側に、第二次世界大戦中までの奉安殿が現存している。この奉安殿は、1934年(昭和9)に奈良女子高等師範学校創立25周年を記念し、同窓会(佐保会)から寄贈されたものである。戦後、奈良女子大学の生物学教員が、遺伝の研究用にショウジョウバエの飼育室として使うようGHQと交渉し許可を得たため、破壊を免れたと伝わる。
《佐保会》
http://www.nara-wu.ac.jp/dousoukai/sahokai/
1913年(大正2)に結成された奈良女子高等師範学校と奈良女子大学の卒業生・修了生を会員とする社団法人の同窓組織。各都道府県と海外(大韓民国・ベトナム)に支部がある。また大学が運営する奨学金とは別に、独自に運営している佐保会奨学金を毎年授与している。
「佐保会館」は奈良女子高等師範学校・奈良女子大学の同窓会である佐保会が所有する同窓会館です。建築は皇太子殿下(昭和天皇)の御成婚記念事業として1924年(大正13)に企画され、奈良県吉野出身の建築家★岩崎平太郎氏(1893~1984)に設計を依頼しました。1928 (昭和3)年9月の竣工以来今日まで、佐保会運営の本拠地としての機能を果たしてきていす。建築費26,683円20銭は当時の佐保会員と母校教職員の醵金によるものです。築後77年を経過した2005 (平成17)年、『この建物は和室と洋室を備え、内部は巧みな平面計画と落ち着いた意匠でまとめられており、外観を和風とする昭和初期の木造近代建築として重要である。』と評価され、国の登録有形文化財に認定されました。