・・・昨年、訪問した時は残念ながら改修工事中でしたから、1年以上も待ちこがれていたのです。
《奈良女子大学》
630-8506 奈良市北魚屋東町/総務・企画課広報係0742-20-3220
1908年(明治41)に女子中等教育における女性教員養成機関として開設された奈良女子高等師範学校をその前身とする女子大学。1949年(昭和24)、国立学校設置法の公布により発足した。また、2004年(平成16)10月に施行された国立大学法人法により、新たに国立大学法人奈良女子大学として設置された。
国立の女子大学は本学とお茶の水女子大学の2校だけであり、女子大学の双璧として長年にわたり多くの人材を輩出してきている。日本の国立大学における初の女性学長として、丹羽雅子氏が、1997年4月1日に奈良女子大学第ち8代学長学長に就任した。また、日本で初の女性学部長として、1949年に 波多腰ヤス氏が理家政学部長に就任した。
★重要文化財
奈良女子大学では1909年(明治42)竣工の旧本館及び守衛室(附 正門)が重要文化財として指定されている。旧本館は大学本部と講堂として使用されていたが、1980年(昭和55)に本部管理棟が、1983年(昭和58)に講堂が別に新築されたため、1990年(平成2)に「奈良女子大学記念館」と名称を改め、保存されることとなった。
1994年(平成6)2月26日から12月25日にかけて改修工事を行い、同年12月27日に守衛室(附正門)とともに国の重要文化財に指定され、一階は展示室、二階は講堂として学内活動で使用されるとともに、春と秋の期間限定ではあるが広く一般に公開されている。なお、現存する演奏可能な国産ピアノとしては最古の★「百年ピアノ」が設置され、演奏に供されている。
《参考》「恋都祭(ことさい)」
毎年11月初めに3日間(2008年までは4日間)の日程で行われる学園祭。運営主体は恋都祭実行委員会による。中庭の池前にステージが設けられ、小規模ながらスタンプラリーなど独特の活気を呈している。学部によってはいくつかの研究室が研究内容を公開する。また、この数年は、期間中の1日にオープンキャンパスが開催されている。なお、学園祭と前後1日は休講措置が取られている。