梅田スカイビル | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「南蛮文化館」から南の空を眺めますと、「梅田スカイビル」が凛々しくそびえ建っています。歩いてもすぐの距離ですから、行ってみましょう。

NEWS》2014.3.30日経電子版より

大阪・梅田の高層ビル「梅田スカイビル」の展望台を訪れる外国人観光客が★急増している。2013年は前年の2.5倍の25万人が来場し、過去最高を記録した。ビルは映画館、飲食店を備えた定番のお出かけスポットだが、開業したのは21年前。なぜ今になって人気が出たのだろう。ビルを目の前にすると、まず奇抜なデザインに驚く。並んで立つ40階建ての高層ビル2棟が最上部でつながり、連結部分が展望台「空中庭園」になっている。39階で受け付けをすませ、空中に浮いた長さ約40メートルのエスカレーターに乗る。左右、天井はガラス張りで外が丸見え。足がすくむ。「Cool!(格好いい)」。背後の声に振り返ると男性の3人連れ。21歳の米国人は「(旅行サイト)『トリップアドバイザー』で興味を持った」と話す。「空を飛んでいるみたい」と興奮気味に景色をカメラに収めていた。その先の展望台は屋外にあり、円形の回廊。淀川や大阪湾、梅田のビル群などを一望できる。中央は丸くくりぬかれていて、はるか下の地面がのぞく。この日は午後4時から1時間で、ドイツやスイスなどから5組の観光客。イスラエルから35人の団体も訪れた。評判通りだが、何があったのか。


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ビルを運営する積水ハウス梅田オペレーション(大阪市)に疑問をぶつけると、「08年に英紙『タイムズ』で★『世界を代表するトップ20の建物』として掲載されたのがきっかけです」。ギリシャのパルテノン神殿、インドのタージ・マハルなどの世界遺産と共に日本で唯一選ばれ、「スリリングでアドレナリンが出る」「四方八方が見渡せ、行く価値がある」と絶賛された。世界的に有名な英国の旅行ガイド★「ロンリープラネット」でも「大阪で最もドラマチックな近代建築」「未来の凱旋門のよう」と書かれ、「必ず行くべきだ」の★星印付きで紹介されている。これらが口コミで広がり、ブームになったようだ。国際観光振興機構(JNTO)によると、この2、3年、交流サイト(SNS)が旅行者の意思決定の決め手になってきたという。大阪観光局(大阪市)でも「数年前から『パワーブロガー』と呼ばれる★影響力の大きいブログの書き手を呼び、大阪を案内しています」と外国人観光客誘致担当が明かす。「レトロな雰囲気の『中崎町』に目を付けて情報発信したところ、韓国で★中崎町ブームが起きた。想像以上です」と話す。梅田スカイビルはどの国の観光客にも人気があるが、「特に、伝統的な建築物が主体のヨーロッパは近代的な高層ビルが少なく、格好の観光素材になる」という。スイス人女性(24)は「ユニークな形が印象的。友達にも勧めたい」と喜んでいた。開業21年を経て★再評価された背景が知りたい。


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設計を手がけた原広司★東京大学名誉教授に聞くと、「『空中都市』を創りたかった」と振り返る。「世界の高層ビルで際だった特徴があるものはなかなかない。認められるにはヘンテコなだけではダメで、必然性がいる。★空中都市や空中庭園は古来、世界中にある物語。普遍的な幻想だから古くならず、外国人からも愛されるのでは」と原さん。空中庭園といえば古代バビロンが有名だが、スカイビルが海外の人の想像を強く刺激するのだろうか。建築当時、連結超高層ビルは珍しく、展望台をワイヤでつり上げる世界初★工法を用いた。「世界遺産と並ぶとは思わないが、現代建築の一つの代表として後世に残るはず」と自負する。京都や奈良には長い歴史を持つ社寺が立ち並ぶ。しかし、世界から日本を代表するとみなされた建築物が大阪にもあると知って、うれしくなった。次回、友人が遊びに来たら、お好み焼き店や道頓堀に加え、梅田スカイビルも案内しよう。

・・・そんなこともあって、ちょっと高価でしたが購入しました。


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【空中庭園 連結超高層建築1993「新梅田シティ」の記録】

出版社: 彰国社(1994.5)

二つの棟が構造的に連結している空中ブリッジ、巨大な吹き抜けと空中庭園など、新梅田シティ・梅田スカイビルのフォトドキュメント。空中庭園=連結超高層建築をさまざまな角度からアプローチ。プロジェクトの経過をまとめる。

《原広司》2016.3.28産経ニュースより

自作再訪/「梅田スカイビル」空中庭園の幻想をかたちに

http://www.sankei.com/life/news/160328/lif1603280009-n1.html

「物語」のある建築だけが、残っていくのではないでしょうか。大阪のランドマークとして国際的知名度を誇る「梅田スカイビル」は、超高層ビル2棟を最頂部で連結するという、世界でも類を見ないチャレンジから生まれた。デザイン・設計を手掛けたのは建築家で東大名誉教授の原広司さん(79)。斬新な発想の源には、古来、人類が思い描いてきた「空中庭園幻想」があるという。


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《参考》無料で読める電子書籍

http://digitalbook-jp.com/book/life/sightseeing/0000155001.html

「梅田スカイビル・空中展望台庭園」/著:motteco西日本事業部

http://digitalbook-jp.com/book/?action=rd&c=03&sc=005&b=0000155001

大阪、梅田シティの中核のひとつ梅田スカイビルは地上40階建て173mの連結超高層ビルであり大阪を代表する人気スポット。そのスカイビルの魅力をオリジナル小説でご紹介します。


タワーイーストとタワーウエストの間、地下1階には、梅田の中心地に居るとは思えないような、自然な雰囲気を感じられる中庭があります。中には園路があって、森の中を歩いているかのような気分で散策ができます。段が連なったカスケードがあって水も流れていて、中庭全体が野鳥や昆虫類が住んでいるビオトープにもなっています。大きな石も配されていて、カエルの鳴き声が聞こえたり、水のせせらぎに癒される空間です。6月にはゲンジボタルが放流されて、幻想的な光の舞を観賞することもできます。また、大滝~列柱滝のライトアップも行っています。

「梅田スカイビル」の地下1階には、どこか懐かしい風情を感じる昭和の街並みを再現した、レトロ食堂街「滝見小路」があります。ビクターのトレードマーク、犬のニッパーの置物や、ブリキやホーローの看板など昭和レトロの世界が広がっています。グルメも多彩で、浪花の味、串かつの専門店や、関西風お好み焼きを味わえるお店、紀州備長炭で焼く牛タン料理専門店ではタンの刺身やたたきも堪能できます。

中庭「中自然の森」を望めるお店もあり、ゆったり食事を楽しめます。また、毎月1回、第1土曜日の11時から19時までは、ノスタルジックマーケットと題して、手作りアクセサリーやアンティーク時計、懐かしのおもちゃや生活骨董の販売をしています。


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《芝田商店街》

http://www.shibata-shotenkai.com/

キタのターミナル・阪急梅田の北側に位置し、大阪ならではの「飲食」「ショッピング」「学び」「遊び」のスポットが多彩に集まっている魅力に溢れるまちです。「飲食」ならお好み焼きからお寿司、イタリアンなど、「ショッピング」ならリカー類からスケート靴まで、「学び」は語学から専門技能職まで、「遊び」やエンターテイメントも多種多様に揃っています。老若男女が気軽に訪れ、充実したひとときを過ごしていただけます。

★梅北道路(北梅田地下道)今昔物語

http://www.shibata-shotenkai.com/history_004/

梅田は芝田の交差点から新梅田シティに抜けるのには、北ヤードを越えねばならず、北ヤードの下を全長約200mの地下道が走ってます。大淀側に新梅田シティができたころからこの地下道の存在がクローズアップされ、人の行き来も大幅に増えたのですが、さてこの地下道、いつごろできたんでしょうかね?地の方にお話を伺ったり北区史などの資料を引っくり返して調べてみると、1909年(明治42年)、国鉄(当時)の梅田貨物駅がつくられる以前、芝田-大淀間には梅北道路という道がありました。1909年(明治42年)、梅田貨物駅が現在の北ヤードに敷設されたことで梅北道路は取り壊され、梅田と大淀が分断されてしまった状態になります。そこで、地元の有力者が「梅北道路復活期成会」を結成し、当時の鉄道省(国鉄を管轄していた省)に陳情し、今の地下道ができます。1928年(昭和3年)のことです。名称は、北梅田地下道。現在、町会などで地域の奉仕活動を行っている方々のおじいさんにあたる世代が、地下道実現のために走りまわったと聞いています。道路の必要性が説かれたのは、商業的な理由はもとより、子供たちの通学路を確保することが大きな目的だったそうです。通学するためには、大きく迂回しながら貨物専用駅の引き込み線を渡らなければならず、通学路を短くし、地元の子供たちの教育を充実させたいとの思いから、陳情が行なわれました。そのときの様子が刻まれた★プレートが、地下道の芝田側の入口にあります。


・・・まさしく新しいものと古いものが同居している「新梅田シティ」です。