香雪美術館(1) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「香雪美術館」にはじめて訪問したのは、

《郷倉和子「百寿の梅」展》

2015年3月7日(土)~5月10日(日)於:香雪美術館

http://www.kosetsu-museum.or.jp/exhibition/past/archives/2015_03/

文化功労者で日本芸術院会員の郷倉和子は1914年東京生まれ。2014年11月16日に★100歳を迎えた現役の日本画家です。女子美術専門学校(現在の女子美術大学)で学び卒業後は安田靫彦に師事。小倉遊亀、片岡球子に次ぐ女流画家の系譜に連なる日本美術院の中心的存在として新しい時代の日本画のあり方を追求する作品を発表してきました。60代の頃より梅の花に取り組み、以後各地を訪ねて制作を続けています。本展覧会では、大正、昭和、平成の時代を生き、100歳を迎えて、今なお自らの表現を誠実に求め続ける画家・郷倉和子の軌跡をご紹介いたします。会期中に一部展示替えがあります。


ごうく1


《香雪美術館》

658-0048神戸市東灘区御影郡家2-12-1/078-841-0652

http://www.kosetsu-museum.or.jp/

朝日新聞社の創業者・村山龍平が蒐集した日本、東洋の古美術コレクションなどを収藏する美術館として、昭和48年(1973)に開館しました。古美術の優品と時を刻む近代建築の保存・調査を進めるとともに、広く文化的体験の機会を提供する公益活動を通して、かけがえのない文化財を未来へ引き継ぐ事業を進めています。重要文化財19点、重要美術品22点を筆頭とする所蔵品は、仏教美術、書跡、近世絵画から茶道具、漆工芸、武具に至るまで、幅広く各ジャンルを網羅しています。館蔵美術品については、毎年春と秋にテーマを決めて展示する「コレクション展」で公開し、ほかに日本美術の様々な作家に焦点を当てた「企画展」を開いています。また、展示に関係するテーマの講演会と茶会をあわせた「梅園会」を年に数回開催し、館蔵品に対する理解を深める機会を設けています。明治、大正期の文化と建築技法を今に伝える「旧村山家住宅」については、維持管理に努めるとともに、その活用を図っています。毎年春と秋に「庭園見学会」を開催して外観を公開するほか、秋には茶室棟や書院棟、館藏の茶道具などを使って濃茶、薄茶、点心でもてなす藪内流の「玄庵茶会」を催し、伝統文化を体験する機会を提供しています。このほか、設立主旨である美術文化の向上に貢献するため、設立地である兵庫県に関係のある優秀な美術系学生を対象とした「奨学金制度」を創設し、教育・研究活動を経済面で支援しています。公益法人制度改革にあわせて平成22年(2010)11月、公益財団法人となり、美術を愛し、この国の文化向上を願った村山龍平翁と歴代理事長の志を将来に伝える体制を整えています。


ごうく2


★旧村山家住宅(国指定重要文化財)

http://www.kosetsu-museum.or.jp/bunkazai/

朝日新聞を創刊した村山龍平が神戸・御影に構えた居宅は、阪神間に広がった郊外住宅の先駆的存在でした。旧村山家住宅は、広大な敷地と和洋の建物を擁する明治、大正期の邸宅の面影を今に伝え、国指定重要文化財となっています。村山龍平が御影郡家の地に数千坪の土地を取得したのは明治33年頃でした。当時、一帯は六甲山の裾野の荒れ地でしたが、村山龍平が大阪から移り住んだことなどを契機に、明治、大正、昭和初期にかけて大阪の実業家達が競ってこの地域に私邸を構えました。これらの人々の土地取得は単位が千坪を下らず、いずれも豪壮な建築でした。住吉村が「長者村」、御影が高級住宅地と呼ばれるに相応しい地域となっていった由縁です。また、御影塀を巡らした村山邸の園林には野鳥や昆虫が多く生息しています。洋館と和館は起伏に富んだ地形を生かして配置され、自然と共生する生活空間が構成されています。


ごうく3


・・・素晴らしい美術館そして百歳で現役の郷倉さん、感服いたしました。

ごうく4


・・・「白寿」の時は、富山で展覧会がありました。


ごうく5


【第71回「院展」】

http://nihonbijutsuin.or.jp/index.html

★訃報:郷倉和子同人がご逝去

本院の郷倉和子同人(理事)が4月12日(火)午後4時に逝去されました。享年101歳。ここに謹んで哀悼の意を表します。なお、葬儀・告別式は故人のご遺志により近親者のみで行います。

★「宙のかがやき」作:郷倉和子

私にとって虹は自由への架け橋です。虹を配することで宙の輝きを空想してみました。

3月30日(水)~4月11日(月)日本橋三越・新館7階ギャラリー

4月16日(土)~4月24日(日)名古屋松坂屋美術館

4月27日(水)~5月8日(日)秋田市アトリオン美術展示ホール


・・・「大阪」では開催されませんので、京都か神戸に「宙のかがやき」を観に行くしかありません。


6月1日(水)~6月13日(月)髙島屋★京都店

9月7日(水)~9月12日(月)そごう★神戸店


【郷倉和子】

郷倉アート(web)資料館158-0081東京都世田谷区深沢6-4-12

代表:郷倉伸人Fax 03-5706-2770

http://www.gokura-wi.com/

NEWS》2016.4.12NHKニュースより

文化功労者画家の郷倉和子さん死去

戦前から長年にわたって日本画壇で活躍し、女性画家の地位向上にも努めた画家で文化功労者の郷倉和子さんが、12日午後、心不全のため東京都内の自宅で亡くなりました。101歳でした。郷倉さんは、大正3年、日本画の第一人者だった郷倉千靱の長女として東京・台東区で生まれました。女子美術専門学校、現在の女子美術大学の日本画科を卒業したあと安田靫彦さんに師事し、昭和11年に院展に初入選しました。昭和60年からはライフワークとなる梅を主題とした繊細で気品のある作品を数多く発表し、女性画家の中心的存在としての地位を確立しました。また、同じ画家の片岡球子さんらとともに女性画家の地位の向上にも力を尽くし、こうした功績が認められて平成14年に文化功労者に選ばれました。郷倉さんは100歳を過ぎても毎日、絵筆をとっていたということですが、家族によりますと、12日午後、心不全のため、東京都内の自宅で亡くなったということです。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男、伸人さん。


・・・お疲れさんでした、ご冥福をお祈りします。