土屋壽満(4) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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門真市南部市民センター

門真市島頭4-4-1072-885-1141

https://www.city.kadoma.osaka.jp/shisei/shokai/shichosha/k_nambu_shimin.html


かどま1


《発見と発明のデジタル博物館》

http://dbnst.nii.ac.jp/pro/detail/815

研究情報(登録番号815)森遊回廊による建築空間の創造

[従来技術]太陽は人類誕生前より光輝いているが、夜は闇であった。やがて灯りの発明によって闇から解放され、闇を照らし、様々な照明器具が創られ、建築、都市景観などに光を当てて照らすようになった。しかし、光は対象物を照らす照明として利用されているのに過ぎず、建築と芸術の関係は、建築が出来上がってから絵画を飾るとか彫刻を置くといったアートのある空間に留まっていた。


かどま2


[目的]自然の森に恵まれていない門真市(大阪府)市民センターの建築内部に森を飾りたいという設計者の意向により「森遊回廊」を計画した。そこでは、光で絵画を描き、光の映像を空中に浮上させることにより、建築空間を芸術に変化させて芸術空間・アート空間にすることを意図した。

[課題を解決するための手段]3種類の鏡面を利用した。2つのハーフミラー(半透明鏡)を並行に配置し、その1つの鏡面には樹木、草花をエッチングにより描いた。その鏡面の背後から光をあてることにより、多くの樹木の像がミラー間の相互反射によって得られた。さらに通常の鏡面を通路の両端に配置することによって角度のある多重反射によって奥行きのある森のイメージを創り出すことができた。なお、映像は、光源をコンピュータによって春夏秋冬の四季の変化・夜明けから深夜までの時間の変化を制御して音楽とともに15分のストーリーに合わせて表現させた。


かどま3


[効果]空間に一歩足を踏み入れた瞬間、無限に拡がる森の映像に包みこまれた癒しの空間を作り出すことができ、光を使った芸術作品「スマ・ブライトアート」を創造することができた。照明が芸術作品の一部を形成しており、光による芸術として新しい試みとなった。

[応用]空間の大小を問わず応用でき、広島博覧会(1989年)ではパビリオンの通路空間に「深海のシンフォニー」を表現した。

[表彰]これら業績に対し照明学会は土屋壽満氏に1994年度日本照明賞を贈った。


かどま4


残念ながら、南部市民センターの森林浴体験室は現在★故障中につきご利用いただけません。修理までの間、ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください、ということです。


・・・担当の方の話では「数年前までは年1度は来られていたのですが」ということでした。そして、資料のコピーを1枚いただきした。そこには、「研究所」の場所が書かれていました。


★スマ・ブライト・アート研究所

558(現:558-0022)大阪市住吉区杉本2丁目10番14号/

06-698-2525(現:06-6698-2525)


かどま5


・・・調べますと、「街角ミュージアム」で紹介した「我孫子南中学校(アビナン・ミュージアム)」「浅香中央公園」そして「大阪市立大学」のすぐ近くでした。同一住所には「暁荘」(アパート?)になっていました。電話番号をたどってみますと、「土屋喜美男さん」(ご主人?)になっていました。つづく