《はじめに》
これまでのミュージアム巡りで、多くの芸術・伝統文化を観てきましたが、とりわけ、街角や脇道(時には裏道)で予期せず出会ったたアートは、まるで宝物のようです。ただ、作者や経緯などわからない場合が多く、調べたり探したりに苦労します。だからこそ、疑問(謎)が解けた時、アートの輝きがさらに増して感じられます。まだまだ未解決アートは山積みですが、出会いや発見を「探偵アートスクープ(どっかで聞いたような?)」というテーマで綴っていきたいと思います。
その第1弾は、「住吉区民センター」での【土屋壽満】さんとの再会です。
《2008「住吉区民センター」》設計:昭和設計
http://www.showa-sekkei.co.jp/jp/project/?id=166
市民サービスのより一層の向上と、地域防災拠点機能のさらなる強化を図るとともに、区民の文化・交流の場を一層充実させるため、区役所など区の4つの公共施設を現在の場所から移転し、複合施設として再構築した。また、この街区全体が地域コミュニティ活動の拠点としての役割を担うよう、複合施設と公園を一体的な構想のもとに計画した。日本サインデザイン協会・第42回SDA賞
サインデザイン奨励賞(島津環境グラフィックス)
http://www.sign.or.jp/old/award/2008/index.html
★「未知なる光景」作:土屋壽満
果てしなき宇宙への旅 大自然の鼓動さえも聞こえる 未知なる壮大な光景
※大阪市:備品番号00062423/備品分類001011001/取得日:平成20年2月29日
・・・初めて土屋さんの作品と出会ったのは、
《大阪シティエアターミナル(OCATウォーク)》
OCAT(大阪シティエアターミナル)は、大阪ミナミの新都市拠点開発事業「ルネッサなんば」の湊町地区再開発(17.5ha)における中核施設として1996年(平成8)に開業いたしました。JR関西本線の地下化による連続立体交差事業に伴いJR難波駅とOCATビルが完成し、関西国際空港・大阪国際空港(伊丹空港)と直結する空港リムジン、大阪と全国主要都市との都市間高速バスが、ビル2階の「湊町(OCAT)バスターミナル」にて発着しております。また、OCATビルは、地下1・2階に「JR難波駅」を擁するだけでなく、地下街を通じて地下鉄四ツ橋線、千日前線、御堂筋線の各「なんば駅」、近鉄・阪神「大阪難波駅」、南海「難波駅」にもスムーズにアクセスでき、バスターミナルと併せ大阪の公共交通の結節点としての重要な役目を果たしております。さらに、OCATビル内には、市民学習センター、市税事務所、郵便局などの公共施設を含むオフィスゾーン、飲食・物販店舗の集積する商業ゾーンがあり、湊町周辺のオフィスにお勤めの方や近隣にお住まいの方はもとより、鉄道やバスをご利用の皆様に、今後とも利便性や娯楽性に富んだ商品・サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。
★「空のカレイド・スコープ」作:土屋壽満
556-0017大阪市浪速区湊町1-4-1なんば地下街OCATウォークA8・OCATエリア
スマ・ブライトアート研究所(主宰:土屋壽満★大阪市住吉区)
「空のカレイド・スコープ(万華鏡)」が、このほど★北米照明学会(IIDAニューヨーク)で国際的に権威のあるアワード賞を受賞しました。「空のカレイド・スコープ」は壮大な大自然、天空の移り行くさまを万華鏡のときめきとして表現した無限の映像空間です。高さ3m、幅5mの壁面に取り付けられた38個の半球体と、虹のモチーフの作品から放射する光が精密に設計されたミラーの角度によって反射増幅し、上下、左右、奥に無数に浮かぶ球体映像空間を現出しました。さらに、コンピューター制御によって深紅に染まる朝陽の空、白く淡い昼間の雲、それに赤紫へ変わる夕焼け空など七彩の虹のきらめきの変化を演出します。関西国際空港への玄関口の公共施設にふさわしい空への旅立ちの夢をシンボライズした点が評価され、世界の公募作品からアワード賞に選ばれました。また、国内でも日本ディスプレイデザイン協会の「ディスプレイデザイン賞’96」の受賞が決定しています。
・・・再度、掲示されていた説明を見直してみると、スマ・ブライトアート研究所(主宰:土屋壽満)は「大阪市住吉区」と書かれていました。ですから「住吉区民センター」に作品が設置されているのは当然(自然)のことなのです、納得。