■1928「旧六十八銀行八木支店」/登録年月日:20061018
634-0078奈良県橿原市八木町1-2-13
http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/wakayamaginkou.html
国道165号線沿い、JR畝傍駅からすぐ西に位置する旧六十八銀行八木支店(旧和歌山銀行橿原支店)があります。橿原市で★初めての登録有形文化財で、昭和3年竣工、設計は元奈良県技師★舟橋俊一です。奈良県南部の現存する最古の鉄筋コンクリート造の1つです。外観は建物両翼が張り出し、中央出口上部にアーチ型窓が設けられ、その両側は円柱で飾られており、ルネサンス風の意匠となっています。設計者の舟橋俊一は1924年(大正13)奈良県最初の鉄筋コンクリート造の郡山小学校を完成させ、関東大震災後の鉄筋コンクリート建築の流行の奈良においてリードしていた人物でした。今は、近代建築の優美さと重厚なたたずまいで、周囲の建物とは異なり道行く人たちの目をとめます。六十八銀行は旧郡山藩主柳沢保申が明治12年(1879年)に提唱した国立銀行です。その後、昭和9年(1934)になって、吉野銀行、八木銀行、御所銀行と六十八銀行は合併し、現在の南都銀行となりました。昭和38年(1963年)からは和歌山相互銀行橿原支店(後に改組により、和歌山銀行橿原支店)として使用されていましたが、支店統合で橿原支店消滅となりました。一時は、映画館であったこともありますが、現在はウエディングレストランとして活用されています。
【ジュールフェリエ・ラ・バンク】/0744-29-2900
昭和3年に旧六十八銀行八木支店として竣工し登録有形文化財指定の歴史的近代建造物を、平成5年創業の仏蘭西料理店がプロデュース。古き良き時代の面影を残し、優雅で重厚なたたずまいの洋館店内は2階回廊吹き抜けの開放的な空間。1階メインダイニングは披露宴や二次会で2階の個室は、結納・顔合わせ、商談、接待にもご利用いただけます。
■1940「JR畝傍駅」
634-0078奈良県橿原市八木町2-1
http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/jr_unebi.html
県下の鉄道は明治23年に奈良~大阪間が開通し、明治26年に王寺~桜井間が通じました。★天皇家の畝傍御陵参拝のためにつくられました。当時、畝傍駅の近辺は賑やかになり、井戸ノ辻から西に町役場、警察署、銀行、旅館が立ち並びました。明治32年の年間乗降客は、約19万人の利用があったということです。現在の駅舎は、昭和15年の橿原神宮紀元2600年祭式典にあわせて造られました。★「貴賓室」も備えていますが、現在は公開はしておりません。
しかし・・・
【奈良・町屋の芸術祭「はならあと」】
10/24~11/3の期間、メインエリア「こあ会場」八木札の辻・今井町・宇陀松山の開催です。JR畝傍駅「貴賓室」では、普段入ることのできない天皇陛下が橿原神宮を訪れる際に使用された貴賓室を使ったプロジェクション作品を展示します。駅前では★奈良芸の卒業生・学生たちによる期間限定『奈良芸マルシェ』を開催します。
★The flow「人と時の流れ」@JR畝傍駅貴賓室
西岡幸二・湊谷晃平・熊澤あかり
畝傍駅、貴賓室が造られて80年たらず。駅を訪れて去っていった「人の流れや、時の流れ。」を映像で演出。
【八木札の辻エリア】
5年連続『はならぁと』への参加となる「八木札の辻エリア」では、町の人ですらその存在を知らなかった町家がキュレーター会場となったり、夕刻から音で反応する光で町を飾るなど、今までと違った形でみなさまをお迎えいたします。また、『はならぁと』をきっかけにして空き家活用された「ジユク」「はる」「Wacca」や「畝傍駅貴賓室」、良質な町家など変化に富んだ、その他の会場を広範囲に配置し、江戸期から昭和期までの町家の変化をそのまま体感できるように工夫しています。二つの古道が交差する八木で、歴史と未来・まちと芸術が交差する『はならぁと』を、深みゆく秋と共にお楽しみください。
・・・「奈良芸」のみなさんが、会場を盛り上げてくれています。若いアーティストの活動・活躍は、とても活気にあふれています。
・・・「畝傍駅」は無人駅、いい感じです。