待望のミュージアム(46) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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2015年28

http://www.artm.pref.hyogo.jp/diary/museumroad/

ミュージアムロードのオブジェ《Sun Sister》のお披露目をしました

ミュージアムロード沿道の賑わい創出につながるオブジェ第弾として、未来の希望を象徴するオブジェ「Sun Sister」が完成し、月28日(日)にお披露目式を行いました。これは、兵庫県(神戸県民センター、兵庫県立美術館)が神戸市、地域の皆さまと連携・協力しながら設置を進めてきたものです。作者のヤノベさんは、「震災20年という節目の年に作品を設置できたことに意義深さを感じています。私の作品で、阪急南茨木駅前に設置されている震災復興を掲げるモニュメント《Sun Child》の姉と位置づけて制作しました。作品を生み出したのは私だが、今後は皆さんにかわいがって育てていただければ。」と述べられました。

・・・「神戸ビエンナーレ2015」がスタートし、「パウル・クレー」展が開催され、もとより「カエル」スポット、「安藤建築」ということで、ようやく兵庫県美に「Sun Sister」を観に行きました。


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◆【兵庫県立美術館】◆

651-0073神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1/078-262-0901

http://www.artm.pref.hyogo.jp/index.html

「兵庫県立美術館」は平成月17日に発生した阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして、HAT神戸(震災後、21世紀の都市文明を先導する都市空間として整備された神戸東部新都心の愛称)に平成14年月に誕生しました。美術を中心とする芸術活動の積極的な展開を通じて、21世紀の都市生活の共通課題である「人間のこころの豊かさ」の回復・復興、とくに未来を担うこどもたちの感性の涵養やこころの元気アップを図るため、6つの基本構想に沿った美術館をめざします。

日本を代表する建築家安藤忠雄氏の設計による美術館には見どころがいっぱいです。美術作品の展示だけでなくさまざまな芸術の融合の場として設計されたこの建物は、単純明快な構成の中での複雑多様な空間体験を実現しています。感受性を高め、瞑想へと誘う落ち着いた雰囲気のエントランスホール、それとは対照的に自然光がふんだんに降り注ぐ展示室を囲むガラス張りの廻廊など、建築内部の各所がそれぞれ陰影に富んだ表情を見せています。さらに目の前に広がる海とこの巨大迷路のような建物が一体となり様々な光の変化を演出します。訪れる時間や季節によって様々に変化する美術館、迷うことも不便さもまた変化していくこの美術館建築の仕掛けを見つける楽しさなのです。

常設展示室(展示室5)安藤忠雄コーナー

「震災復興プロジェクト」として、当館の建築設計を担当した安藤忠雄建築研究所から寄贈された建築模型・資料類により、当館及び近隣の復興プロジェクトを紹介しています。また『安藤忠雄の原点』として、建築家安藤忠雄の実質的なデビュー作である「住吉の長屋」(大阪市)や、小規模宗教建築「光の教会」(茨木市)の写真パネルと10分の1の模型を展示しています。

・・・「カエル」ちゃんは顔を出してくれていましたが、残念ながら今回は「手」が出ていませんでした。


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特別展「パウル・クレーだれにもないしょ

2015年9月19日(土)11月23日(月・祝)

どこまでも謎めいていること。スイス出身のパウル・クレー(18791940)ほど、「秘密」を愛した近現代の画家はいないといっても過言ではないでしょう。パズルのピースを思わせる断片的な作品の姿は、それらがつながったときに現れるであろう全体や、どこかたわいない遊びを感じさせます。近年の研究により、例えば作品の下塗りの層や裏側に、もうひとつ別のメージを意図的に“埋蔵”するなど、この画家が仕掛けた密やかな暗号の全貌が、明らかになりつつあります。クレーは日本でも高い人気があり、これまでも充実した個展が開催されてきました。それらの成果を踏まえ、本展ではクレーが何を描き、どうスタイルを展開させ、どのような手順で作品を作ったかという紹介をするとともに、クレーの謎を正面から考えます。キーワードは「秘密」。謎解きだけではなく、常にミステリアスな気配をまとうクレーの思考と感性に分け入ることもめざします。そのため本展では、時系列ではなく、つのテーマで構成します。質・量ともに、クレー作品の重要なコレクションを擁するベルンのパウル・クレー・センターおよび遺族コレクションの全面的な協力を得て、日本初公開31点、国内のコレクションを含む110点あまりを展示。親しげで深いクレーの世界を通じ、見る人それぞれが心に秘めた原景を呼びさまされる、得がたい機会となることでしょう。


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・・・長生きされたようなイメージだったんですが、なんと61歳で亡くなられたんですね。


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県美プレミアム「VS-コレクション新旧対決!?」

2015年7月18日(土)11月8日(日)

昨年度新たに当館に所蔵された作品と、それまでに収蔵してきた作品とを、複数のテーマに沿って「対決」を試み展示することで、新収蔵品のお披露目とともに、40数年にわたって展開してきた当館の収集活動の一端を紹介します。

・・・そして「神戸ビエンナーレ2015」関連での開催、

「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展

2015年9月19日(土)11月23日(月・祝)

は、日本のマンガやアニメに大きな足跡を残した手塚治虫が亡くなった1989年以降のマンガ、アニメ、ゲームの表現の多様性を約60作品を通して概観するものです。昭和から平成に変わってからの四半世紀の間に、デジタル技術は大きく進化し、マンガ、アニメ、ゲームの制作スタイルや表現も変わり、インターネットやスマートフォンの普及は作品の楽しみ方を変えています。また一方で、バブル経済崩壊(1991)、阪神・淡路大震災(1995)、地下鉄サリン事件(1995)、リーマンショック(2008)、東日本大震災(2011)など、歴史的な大きな事件を幾つも経験し、社会や世相も大きく変わりました。社会の変化と呼応しているような作品も少なくはありません。本展覧会は「ヒーロー&ヒロイン」「マンガ、アニメ」「ゲーム」「インターネット」「キャラクター」「プレイ」の7セクションで構成し、1989年以降の特徴的な作品を通して、マンガ、アニメ、ゲームがどのように表現を広げてきたかを紹介します。※本展は今夏に開催された「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展(主催:国立新美術館)を再構成したものです。


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・・・さて昼食の後、「サン・シスター」に会いに行きます。