待望のミュージアム(45) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・いつもいつも、素敵な情報は、過ぎてから(終わってから)やってくる。だからだから、後ろから追いかけるしかない。これ以上、離されないように・見失わないように。


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2009年12月リヨン・光の祭典

La Fête des Lumières 2009 de Lyon

http://www.fetedeslumieres.lyon.fr/en

フランスのリヨンで行われた2009光の祭典に出展されたアート作品照明デザイナーのBenoit DeseilleとアーティストのBenedetto Bufalinoは毎年恒例のフェスティバルの一環として、この電話ボックス水槽phone booth aquariumをつくった。テーマは「逃避と旅への誘い」。作品にこめられた背景やインスピレーションを次のように語っています。「携帯電話の出現で、電話ボックスは使用されないでいる。そのため、電話ボックスの新たな使い道を再発見すべく、我々は、このガラスのケージを利用して、エキゾチックな色の魚の泳ぐ完全な水槽に生まれ変わらせた。」以降、いくつか違うバージョンも制作されています。


おとと2


2011年10月大阪・中之島公園

水都大阪フェス2011で展示された作品「テレ金」。京都造形芸術大学の学生によって結成された「金魚部」のメンバーが制作。金魚部の生みの親は★銅金裕司教授天井をあけて水の交換をしたり金魚を入れたりします。

銅金裕司

神戸市生まれ。兵庫県立兵庫高等学校卒業。海洋学を修めた後、園芸に転向し千葉大学大学院博士課程修了。東京芸術大学で10年、独自な観点で創発について講ずる。脱領域的な試みに挑戦しつつ、メディアアートで美術館、ギャラリーなどで作品展示、ワークショップ多数。藤幡正樹と藤枝守とコラボレート作品多数。ラン科植物の園芸的研究で学位を収めるも、最近はランと昆虫の関係をランと人との関係に見立て、若い頃愛読したナボコフやルーセルに回帰しつつ、新たな作家活動に向かう。奇しくも郡司ペギオ幸夫と交流することとなり、ある種の機械を構想中。


おとと3


2013年福島県・伊達市梁川美術館

2013/4/17~5/5まで梁川美術館で開催されていた現代美術家山本伸樹さんの個展で、期間限定で設置されていた「メッセージ」という作品です。受話器がエアーポンプになってます。

アートミーティング2013「田人の森に遊ぶ」:8月3日~11日の9日間、田人地域振興協議会が主催となり、「芸術の力で地域を元気する」をテーマに、山本さんら地元芸術家有志が主催していたアートミーティング「田人の森に遊ぶ」を4年振りに開催。本来この場所に存在しない、アクリル・アルミ・鉄・木材で本物そっくりに作られた電話ボックスの中一杯に水が入り、本物の金魚が泳ぐ。田人町貝泊地区に展示された山本さんのインスタレーション作品「メッセージ場Ⅱ」。

山本伸樹

1956福島県いわき市生まれ。1984東京芸術大学大学院修了。以降ギャラリーK、真木画廊、SPCギャラリー、いわき市立美術館、HIGURE17-15-CAS、伊達市立梁川美術館等個展多数。1988「大谷地下美術展」、1989「現場89~90展」等野外美術展「檜枝岐パフォーマンスフェステイバル」等パフォーマンスにも関わり、韓国、ベルギー等との交流展をはじめ2004年トルコAKBANKカルチャーセンター、イラン、テヘラン現代美術館招待。2010年フライミュージアムベルリン「TO BE東京+ベルリンコミュニケーション展」。「会津漆の芸術祭」、「福島ビエンナーレ」参加。2012年ポーランド・ポツナン・メディエーションビエンナーレ招待。

◆【伊達市梁川美術館】◆

960-0782福島県伊達市梁川町字中町10024-527-2656

http://www.city.date.fukushima.jp/site/y-museum/

梁川地域を流れる広瀬川沿いに立つ梁川美術館には、旧梁川町出身の彫刻家 故太田良平さんの作品を展示しているほか、市内の芸術愛好家の皆さんの作品発表の場としても活用されています。ガラス張りギャラリーから、市内を流れる広瀬川が一望できるのも梁川美術館の特徴。ギャラリーでは、定期的にコンサートも開催されており、魅力的なイベントの一つです。


おとと4


奈良県大和郡山市のカフェ「ケーコーヒー(K coffee)」

639-1134奈良県大和郡山市4-46090-6986-3255

金魚の生産量が日本一の奈良県大和郡山市。街おこし団体「K-Pool Project」が柳町商店街の一角にある「ケーコーヒー(K coffee)」の店先に2013年に設置しました。水槽は”改造”された使われなくなった電話ボックスで、公衆電話が置かれた棚はそのままに、機密性を確保。金魚が酸欠にならないように業務用のポンプなども完備しています。電話をブロックで作って置かれています。夏場は水温が上がり藻が発生しやすいため金魚は60匹程度しか泳がせませんが、春や秋には約500匹が泳ぐ光景も見られるそうです。


おとと5


K-Pool Project

http://www.k-pool.net/

金魚の養殖産業が盛んな奈良の大和郡山で、新しい形の地域活性化を目指す団体です。町中に金魚池のある自然豊かな美しい風景、古い町屋の残る景色。今ある郡山の魅力を生かしながら、金魚と自然・デザインとアートを通して新しい魅力を発見・発信していきたいと考えています。県内県外問わず、たくさんの若い人がこの地に足を運んでくださるよう、様々な取り組みを進めております。

・・・とにもかくにも「実物」を見たくて、大和郡山市まで行って来ました。そして、おいしい珈琲も飲ませていただきました。