紡績・赤煉瓦建築(37) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「MIHO MUSEUM」の帰り道、思わず車を停車させました。


おおと1


【大戸川】大戸川ダム工事事務所HPより

http://www.kkr.mlit.go.jp/daido/index.html

信楽山地の高旗山(標高710m)を源とする大戸川は、甲賀市信楽町から大津市南部を流下して瀬田川に合流する、流域面積190k㎡、流路延長38kmの一級河川です。そして瀬田川は、天ヶ瀬ダムで宇治川と名前を変え、やがて桂川、木津川と合わせて淀川となります。大戸川流域は奈良や京都にもほど近く、古来より交通の要所であり、近畿の歴史や文化と深いかかわりのある地域でした。そして大戸川上流に位置する信楽・田上山地では、藤原京(694年)や平城京(710年)の造営、東大寺、興福寺などの南都七大寺の建立などのために多くの巨木が伐りだされ、かつての大事業に大きく貢献しました。

現在は、大戸川本川は上流から下流まで同一の名称「大戸川」と呼ばれていますが、かつては流域のそれぞれで信楽川、雲井川、田上川、黒津川など、独自の呼称をもっていました。 「大戸川」の名は宝永4年(1707)に上田上の牧村・中野村において河道が現在の田上山地の山裾に付け替えられて以降、それまでの「田上川」から「大戸川」と称されるようになったとされています。また、流域最大の滝、不動の滝は、別名「大戸の滝」といい、江戸時代の書物には「大塔滝」(『淡海録』1697年)、「滝」(『近江興地志略』1734年)として紹介されています。このようなことから大戸川はもともと、不動の滝あるいは牧村・中野村あたりでの呼び名であったようです。「大戸」の意味するところについては、大きな渓谷、滝あるいは水が激しく流れる所(あるいはその入口)などが考えられていますが、いずれにせよ大戸川の流れに深く関わる地名です。


おおと2


大戸川漁業協同組合(あゆ・にじます・あまご)

520-2112滋賀県大津市牧1-16-12077-549-1319(正田組合長)

http://shigakasen.com/daidogawa2.html

おとり販売所:「関西電力大戸川発電所前に事務所あり。無人の時は、事務所前に連絡先電話番号を紹介しています。


おおと3


関西電力大戸川発電所(旧京都電燈牧発電所)

520-2162滋賀県大津市上田上牧町1129

http://www.kepco.co.jp/corporate/energy/water_power/plant/list.html

当初、大津地区の電力は京都蹴上発電所より供給されていたが、明治44年1911に、この牧発電所が建設され、京都からの受電は中止して全ての供給電力をこの発電所でまかなえることとなった。牧発電所は大戸川発電所と改名され、現在も稼動している滋賀県で一番古い発電所である。


おおと4


・・・遠路「MIHO MUSEUM」まで来た「ご褒美」かもしれません。大自然の中に悠然と佇む「赤煉瓦」の建物は、たまらなく美しい。


おおと5


水力発電方式 種別:一般水力

発電形式(落差を得る方法):水路式

発電方式(水の利用方法):流込み式

出力 認可最大出力:1600kW 常時出力:1165kW

水量 最大使用水量:2.783立方メートル毎秒

落差 有効落差:74.21m

設備

 水車:横軸フランシス水車×2台 総出力2164kW

 発電機:横軸三相交流同期発電機×2台

 導水路:総延長4096.2m、主要導水路 幅3.17m×高2.10m、延長3408.6m

 上部水槽:縦22.30m×横12.60m×高3.60m

 水圧鉄管:内径1400~762mm、板厚6~10mm、延長150.19m×1条

 分岐管:Y分岐

 条管:2条

 入口弁:バタフライバルブ

 放水路:幅4.50m×高3.00m、総延長37.5m

標高 取水位標高:200.30m 放水位標高:123.30m

面積 流域面積:148.0平方キロメートル

河川 取水:大戸川 放水:大戸川