紡績・赤煉瓦建築(34) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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【南海電鉄ぼちぼち&てくてくMAP】樽井・熊野街道コース

http://www.nankai.co.jp/odekake/bochibochi/tarui.html

熊野街道は、平安時代から中世にかけて「蟻の熊野詣」といわれたほど大勢の人が往来した道。旧街道を行くこのコースでは、古い町並みやたくさんの史跡、名所を季節の草花とともに楽しむことができます。

【まち歩きマップ-樽井】

http://www.city.sennan.osaka.jp/~maibun/form.htm

泉南市立樽井小学校の平成21年度卒業生が、住民の方々のご協力を得て作りました。樽井地区にある文化遺産を、小学生が調べてまとめたもので、2時間程度でめぐれるコースです。小学生がお勧めする身近なまち歩きをたのしんでみませんか?


・・・樽井小学校の子どもたちが作った可愛い地図を見ていたら、「樽井駅」の西側に「レンガ造りの工場」と記されていましたので、再び泉南市までやって来ました。


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◆「東洋クロス(東洋紡100%子会社)

590-0521泉南市樽井丁目29-1072-483-6101

http://www.toyocloth.co.jp/index.html

東洋クロスはクロス、合成皮革、フィルム加工品を扱うコーティングメーカーです。当社の社名である『東洋クロス』の"クロス"は英語の"cloth"に由来しています。"cloth"とは、広義では"きれ・布"を、狭義では書籍などの装丁用布を意味するもので、当社の"クロス"は後者をさしています。不思議な光沢を放つもの、凝った織りの布製のもの、華麗な彩色や彫りが施されているものもあります。これは織物・紙・不織布などに塗料を塗り、乾燥・圧縮・接着などの加工を経てつくった化学素材。融合のテクノロジーによる産物です。その重厚さ・アート性は、工業品というよりも工芸品と呼ぶにふさわしい趣があります。美しさに加え、長年の使用や保存に対する耐久性や機能性を備えたモノ作りに、これからも私たちは貢献してまいります。

旧樽井紡績→東洋クロス樽井工場

竣工大正8年(1919)設計片岡建築事務所


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・・・いいですねえ、末永く「赤煉瓦」でいてほしいものです。ここまで来たので、ちょっと夏気分を味わいたくて、さらに和歌山「加太」まで行ってみることにしました。


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◆「加太瀬戸内海国立公園」/640-0102和歌山県和歌山市深山

http://www.ticwakayama.jp/detail/index_304.html

瀬戸内海は鳴門、関門、東予、そして紀淡の4つの海峡に区切られた海域。紀伊半島の西端、宿泊施設「休暇村紀州加太」を含む周辺一帯が『加太瀬戸内海国立公園』です。宿泊施設の東側に展望台があり、そこからの眺めは格別。また、同宿泊施設よりスタートする1時間程度の散策にぴったりな”自然の小路”は見所が満載です。宿泊施設へと向かう山道の中腹にある入口広場駐車場に車を止め遊歩道へ。足元は赤レンガ道、見上げると照葉樹林が作りだした自然のトンネルのようになっており、まるで異国の森を歩いているかのような心地よい木洩れ日を感じる事ができます。こうして辿り着くのが、友ヶ島や紀淡海峡などを一望できる展望広場。どこまでも続く空が茜色に染まる頃、壮大な大海原に夕日が沈む様は、言葉では言い表せないほどの感動に包まれるはず。なお、公園内には芝生広場、オートキャンプ場、テニスコートなどもあります(有料)。


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・・・暗闇に眼が慣れるまでは、ちょっとビビリました。


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★「深山第一砲台跡

加太瀬戸内海国立公園の見所の1つがこの深山第一砲台跡。淡路島を含む由良要塞の一部で、現在深山地区には全部で三つの砲台跡が残っています。展望広場のすぐ側にある深山第一砲台跡は、明治から終戦の昭和20年まで使用されていて、大阪湾から侵入する軍艦を阻止するために造られたと言われており、かつて28cmの榴弾砲の砲台が6門編成で置かれていました。砲台は門ごとに仕切られ、トンネルの通路で繋がっていたそうです。現在砲台はなく、トンネルの通路や地下の弾薬庫などが残っています。


・・・戦後70年、これぞ「赤煉瓦」遺産の醍醐味です。