彫刻ストリート(30) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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戎公園(ザビエル公園)堺市堺区櫛屋町西1丁

http://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/koen/shokai/shokai/ebisu/index.html

戎公園はイエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルが天文19年(1550)、堺に立ち寄った際に、手厚くもてなしたとされる豪商日比屋了慶の屋敷跡付近に昭和22年(1947)、計画されました。また、昭和24年(1949年)の公園開設が、フランシスコ・ザビエル来航400年であったことから、それを記念してザビエル公園という名称が使われるようになりました。毎年10月に行われる堺まつりの「なんばん市」会場としても有名です。


ざび1


堺鐡砲之碑

種子島に伝わった火縄銃の製法を橘屋又三郎が堺に伝えてから、この地に於いてわが国の中心的な鉄砲の製造拠点となったことを顕彰する目的で、堺火縄銃保存会が平成12年(2000)に創立20周年を記念して建立したものです。

慈眼院之址の碑

堺市史「元祿六年四月靈龜の祠を建て、島の鎭守とし、辨財天祠と稱し、傍に靈龜山慈眼院を建てた。」とあり、明治の神仏分離まで、この場所で堺戎神社(現在は公園から100メートルほど東にあり)と合祀されていたお寺の跡ようです。


ざび2


旭橋の親柱

アサヒビールの名前の由来ともなった「旭橋」、南海「堺駅」の南側にもありました。これで4本すべて確認したことになります。

安西冬衛の詩碑

堺出身の詩人 安西冬衛の代表作「春」の詩碑です。「てふてふが一匹韃靼(だったん)海峡を渡つて行つた。」※韃靼(だったん)海峡とは樺太(サハリン島)とユーラシア大陸(北満州・沿海州)との間にある海峡の日本における名称で、現在は間宮海峡のことをいいます。


ざび3


聖フランシスコ・ザビエル芳躅の碑

「天文19年(1550)12月聖ザヴィエル堺に上陸し日比屋了慶の館に入った。是れ西洋文明伝来の始で近世日本文化は茲に花と匂った。」とあるように、西洋文化がフランシスコ・ザビエルにより堺にもたらされたことを記念した碑です。フランシスコ・ザビエル来航400年である昭和24年(1949)の公園開設時に設置されました。

「東と西の接点」作:ジョルジ・ヴィエイラ

http://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/koen/shokai/shokai/ebisu/monument.html

ヨーロッパの西の果てに位置するポルトガルとアジアの東の果てに位置する日本との出会いをテーマとしてポルトガルの彫刻家ジョルジ・ヴィエイラが作成したもので、昭和45年(1970)の日本万国博覧会のポルトガル館に出展されたものです。博覧会終了後にポルトガルから堺市に謹呈されました。

Jorge Vieira】(19221998

http://www.museuartecontemporanea.pt/pt/artistas/ver/69/artists

https://pt.wikipedia.org/wiki/Jorge_Vieira_(artista_pl%C3%A1stico)


・・・「彫刻」に刃物はつきものですから、

ざび4


◆【堺伝統産業会館】◆

590-0941堺市堺区材木町西一丁1-30072-227-1001

http://www.sakaidensan.jp/

平成23年10月に旧堺刃物伝統産業会館をリニューアルして『堺伝統産業会館』としてオープンしました。1階「匠のひろば」では、刃物、線香、注染ゆかた、緞通、昆布、自転車、鯉幟、和菓子の体験・学習・展示コーナー。ものづくり体験などのイベントも実施しています。2階には、堺の誇る堺打刃物・堺刃物のミュージアム。刃物の工程見本や種類見本、めずらしい刃物などの展示や、高級刃物・プロ用刃物の販売もしています。

包丁研ぎなおしの実演を毎週土・日曜日の①11:00~12:00、②13:00~15:00に開催いたします。

線香の実演を第2・第4土曜日13:30~15:00に開催いたします。

手織り緞通の実演を毎週月曜日の14:00~15:30に開催いたします。(祝日は除く)


ざび5


堺の町の傘いらず

堺は昔、「京の着倒れ」や「大阪の食い倒れ」のように「堺の建て倒れ」と言われていました。この辺りは大きな商家が立ち並ぶ通りで、道筋には「尾垂れ」と呼ばれる長いひさしが道を覆うように建てられて、雨の日でも傘なしで歩けたそうです。明治になって馬車が流行し、通行に不便なので切り落とされたということです。