紡績・赤煉瓦建築(25) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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近畿大阪銀行岸和田支店(交野無尽金融岸和田支店)

596-0054岸和田市宮本町2-5/072-423-0821

1942大阪府内の5つの無尽会社が合併し、近畿無尽株式会社設立

1950中小企業の育成を目的に地元財界有志により株式会社大阪不動銀行設立

2000株式会社近畿銀行と株式会社大阪銀行が対等合併し、株式会社近畿大阪銀行となる


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昭和初期に交野無尽金融岸和田支店として建てられ、現在も銀行として使われています。1階は白い石造り風のモルタル仕上げ、上部は煉瓦タイル貼りです。入口はベイス(飾り壺)とギリシャ風の持ち送りが左右にあり、小さいながら銀行らしさを出しています。

1916「西田クリニック

596-0054岸和田市宮本町2-3/072-437-4500

http://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/44/keikanshou3rd.html

南海本線岸和田駅を出て直ぐの場所にあり、岸和田の玄関口にあたる。建築物自体は古いが、洋館風に改装されたことでより華やかなものとなり、周辺のまちなみに調和している。また、一時間に一度、からくり時計がだんじり囃子を奏で、アーケードに描かれているだんじりと共に、駅前の賑わいの演出に一役買っている。岸和田ならではの景観といえる。


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岩井珠惠】(クリエイティブフォーラム

http://www.cfcf.co.jp/

1947神戸市生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業。1985(クリエイティブフォーラム設立(代表取締役、大阪市立大学非常勤講師、兵庫県景観形成審議会委員、兵庫県広告物審議会委員、神戸市都市景観審議会委員などを務める。構造物景観形成やモニュメントデザイン等の環境創造から、コミュニケーションデザインや商品パッケージまでと幅広いデザイン活動で活躍。この作品は、2009年7月12日の産経新聞にも掲載されました。コラム「アートな大阪彫刻のある街角」だんじりで湧き上がる熱気を連想させながら温暖化対策に先駆けた環境彫刻である。彫刻→彫刻+噴水→彫刻+ミストを繰り返します。


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◆「岸和田天神宮(沼天神)」

596-0045岸和田市別所町1-13-15/072-436-1188

http://www.kisiwadatenjingu.jp/

http://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/36/tenjingu.html

正平17年(1362年)の頃、沼村(現在の沼・筋海・並松)の村長に沼間将監という人があり、極めて孝心が厚く、父親が永らく病床に就き百方手を尽くし平癒を願いましたが、効験がありませんでした。かねてから信仰していた山城国八坂神社に参り病父の平癒を祈願すること日、ついに霊感を得て歓喜して帰郷すると父の病は全快していました。沼氏は喜び、その神徳を村の衆に告げ、邸内の清域(現在地)に社殿を造営して八坂神社の分霊(速須佐之男命)を勧請し祀ったのが起源です。天正年間に至るまで再三の兵火を被り社殿旧記宝物等は一切焼失しましたが、文禄年(1594)に社殿の復興を図りました。享保年間(1716)に村民が私祭していた菅原道真公を合祀いたしました。明治40~42年に近隣社を合祀し氏子町内も拡大しました。昭和57年に御鎮座620年を機に社殿を御造営し、完成後名称を旧に復し、★「菅原神社から岸和田天神宮(通称沼天神)に改称いたしました。

・・・「久米田池」に寄り道です。


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◆「久米田池」と「久米田寺」

596-0813岸和田市池尻町934/072-445-0261(華厳院)

http://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/36/kumedadera.html

大阪府のため池の中で最大の水面面積を誇る農業用水・養魚池です。725(神亀2)年から738(天平10)年にかけて、僧行基によって付近の住民を組織して作られたと伝えられています。久米田池は「鳥の国際空港」とも呼ばれ、春と秋にはシギやチドリなどの旅鳥が羽根を休め、夏にはコアジサシなどの夏鳥、そして月になると、北へ帰る前のカモたちが集結します。そのため年間を通して125種類もの鳥類が確認されています。また、ツバメの渡来の早さは府下で1、2を競うくらい早いものです。堤のソメイヨシノは4月初旬ごろが見頃で、ソメイヨシノの下のセイヨウカラシナの黄色と美しいコントラストをかもしだしています。ここで養魚されているカワチブナは各地の釣り堀用に出荷されています。毎年、冬に行われる池さらいは見ものです。また、近所の水路にはアメリカザリガニが多く生息しています。


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久米田寺は、僧行基が天平10年(738年)に開基しましたが、永禄年間(1558~1570)の三好氏と畠山氏の戦火で焼失しました。現在の建物は、江戸時代中期に再建されたものです。久米田寺所蔵の文書の内「楠家文書」などが、国の重要文化財として、指定されています。4月21日は久米田寺の縁日で、近隣の住民は「21日のおだいっさん」と親しみ、また、春は桜の名所として有名です。