大阪市交通局(14) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・さらに跡地をまわっていくと、なんと自転車置場から機関車置場が丸見えではありませんか。


べん1


・・・末永く、ここに設置しておいてほしいものです。


べん2


◆JR・地下鉄「弁天町駅」

天保山を擁する大阪築港への入口にあたる駅で、JR西日本の大阪環状線と、大阪市営地下鉄の中央線との乗換駅となっている。JR駅の高架のさらに上層に地下鉄駅が位置するという構造が特徴的である。これは駅付近の地盤がやわらかく、地下掘削が不可能だったためである。駅は中央大通の中央分離帯部分の高架部にあり、大阪市交通局内で最も標高が高い場所にある駅であり、地表面からの高さでは日本国内で最も高い位置にある地下鉄の駅となっている。

駅名は開設当時の町名である大阪市港区弁天町に由来するが、駅自体は筋西の八雲町に位置していた。この「弁天」は市岡新田会所に弁才天が祀られていたことに由来する。駅周辺は元来の地名である市岡(いちおか)と呼ばれることが多いが、岡山県に市岡駅(1953年開設)がすでに存在していたため、現在の駅名になった。駅開設当時の大阪市内には、当地の港区弁天町の他にも東区(現在の中央区)弁天町や東住吉区瓜破弁天町があったが、前者は1979年に城見に改称、後者は1974年の平野区分離の際に瓜破に改称された。

1990年代以降、梅田・大阪駅への近さから新たな住環境の魅力が見直され、周辺では高層マンションなどが多く建設されている。2014年4月6日まで駅に隣接して交通科学博物館があったが、★跡地は大阪環状線改造プロジェクトの一環として再開発の予定。


【参考】幻の連絡通路

地下鉄中央線とJR大阪環状線の連絡は、地下鉄とJRのそれぞれのコンコースを歩廊橋で結ぶ形となっているが、地下鉄弁天町駅の設計時、大阪市交通局は大阪環状線のホームから直接地下鉄のホームへと連絡できるような歩廊橋を計画していた。日本国有鉄道(国鉄)に提出された設計図によれば、大阪環状線の内・外回り両ホームから南側へ20メートルにわたり幅員6.5メートルの連絡通路が延び、階段を上った先で両通路が合流、大阪環状線を跨いで幅員12メートルの通路となるものである。もし完成していれば現在のJR新今宮駅における南海乗り換えとほぼ同じ構造になったと考えられる。この計画は国鉄側が反対したため採用されなかった。なお、設計図は大阪市公文書館に保管されている。


・・・「ORC200」には、彫刻がいっぱいありますので寄り道します。


べん3


1993ORC200」/設計:安井建築設計事務所

552-0007大阪市港区弁天1-2-4-700/06-6577-1384(代表)

http://orc200.com/index01.html

大阪市が弁天町駅前に広がるヘクタールの市有地を開発するために公有地信託制度を導入し、弁天町駅前開発土地信託事業として1993年月に竣工した。弁天町駅とは連絡通路で結ばれている。名前のORCは「大阪リゾートシティ」の頭文字、200は最高部の高さが 200mあることに因む。敷地面積は 30067平方メートル。事業はりそな銀行などが請け負ったがバブル経済崩壊で収益は計画を大きく下回りりそな銀行を含めたつの銀行に600億円以上の債務が発生した。行は銀行の過失がない場合には土地の所有者に損失の補填を請求できるとの当時の信託法から大阪市に対して債務の負担を求め裁判をおこした。大阪市側は2012年に事業から利益をえる権利を放棄したため負担の必要はないとしていたが、2013年月に大阪地方裁判所は、当時の市議会における職員の答弁から市が損失補填の可能性を認識していたことは明らかであるとして、大阪市の責任を認め637億円を支払うよう命じる判決を下した。


べん4


★1992「ORC200の街をかざる彫刻コンクール

セバスチ

1947年にチワワに生まれた。サン・カルロス・アカデミーで学び、1979年から1985年の期間、メキシコ造形作家協会会長やメキシコ国立自治大学教授を務めるなど、メキシコを代表する芸術家である。メキシコ市を初めとする多くの都市、及び世界各地に巨大なモニュメントが設置されている。日本で最も作品が多く展示されているメキシコ人作家であり、国際的彫刻家である。日本での展示点数は10数点に及び、大阪、名古屋、東京、兵庫、金沢などのモニュメントは人目を引くに十分なスケールで大作が多い。中でも、東京都心の千鳥が淵公園内には、日本人メキシコ移民百周年(1997 年)を記念して制作された「移民」と題された作品がある。メキシコ政府より東京都千代田区に寄贈されたもので、青色の鉄製の彫刻は高さ5.6メートルに達する大作である。円の組み合わせをイメージした作品は、両国の友好を意味している。エルネスト・セディーリョ元大統領が日本を公式訪問した際に、同公園内で除幕式が行われた。セバスチアンの作品にはコンクールでの受賞作も多く、特筆すべきものとして、大阪の弁天町の再開発にともない開催されたコンクール(「ORC200彫刻コンクール」)では「Allegory of Function」と題された作品でグランプリを受賞し、多目的広場に設置されている。また、指名コンペにより選ばれた「Tsuru」という作品は高さ20メートルの巨大なモニュメントである。大阪府堺市の駅前広場の「Phoenix Arch」も駅前整備に伴う指名コンペにより選ばれた作品である。また、大阪「花と緑の博覧会」開催に併せて彫刻コンクールがあり、作品「Four Seasons」は銅賞を受賞し、現在は三重県の「四季の里駅」前に設置されている。名古屋市美術館にある前述の「Nagoya Palms」は名古屋の姉妹都市であるメキシコ市より寄贈されたもので、東京、大阪、名古屋など大都市を中心に日墨友好のシンボル的役割を果たしている。


べん5


水上嘉久(金賞)団塚栄喜(入賞)竹内三雄(佳作)冨長敦也(佳作)零駒無蔵(佳作)など