・・・「大阪教育大学」に関する新しい情報です。
・・・どうして「大教」に素晴らしい彫刻作品が多く設置されているのか疑問だったのですが、その経緯について書かれた資料を発見しました。
★大阪教育大学への彫刻作品の寄贈
2001年に、吹田市の万博公園に所在する国立国際美術館が、中之島に移転するにさいして、野外に設置されていた彫刻作品を、自然に恵まれた本学のキャンパスに寄贈したいという申し出が同館よりあり、その受け入れの任にあたったことも、懐かしい思い出として残っています。流政之の『風の城』を始めとする6点の野外彫刻は、どれも1970年代に国際的に活躍した造形作家の代表作ですが、いずれの作品も「風と光のキャンパス」をキャッチ・フレーズとする本学のイメージにふさわしいものである思います。これらのモニュメントをただ展示するだけで終わらせないで、さまざまな連携事業に活用することによって、これからも本学の文化的クォリティーを高め、自然と芸術の共生する環境をさらに整備していってほしい、と切望します。芸大や美大ではなく、教育大であればこそ、こうした努力がこれからはいっそう必要とされるのではないか、とも考えます。(田中久和)
・・・そうだったんですね、これで納得しました。
◆【大阪教育大学附属図書館】◆
582-8582柏原市旭ヶ丘4-698-1/072-978-3782
http://www.lib.osaka-kyoiku.ac.jp/index.html
附属図書館では柏原本館地下スペースを改装し、平成22年4月より「大阪教育大学の歴史」と題した常設展示を行っています。大学の成立ちを表す写真パネル、大阪府師範学校鬼瓦(明治34年)、大阪府女子師範学校校旗・優勝旗(昭和15年)、柏原キャンパス第1次基礎計画に基づく完成予想模型(昭和52年)など、本学の貴重な歴史的遺産を展示しています。
※「たまごギャラリー」
http://www.lib.osaka-kyoiku.ac.jp/tenrankai/schedule.html
本学の学部生、大学院生、教職員の美術作品を展示しています。図書館開館中は、どなたでもご覧いただけます。
・・・「平野分校」の写真も発見しました。
★柏原キャンパスに新たな彫刻モニュメントを設置
本学柏原キャンパスには、彫塑など様々な美術品が野外に展示されていますが、2011年6月1日(水)、新たな作品が加わりました。彫刻モニュメント「手鏡」が、大学会館東側、噴水池西側の広場の植え込みに設置されました。戦後、関西美術界の鬼才といわれた池田遊子(1909~2006年)作の、高さ3・5m、幅1・6m、重量約400㎏、堂々たる作品です。「自然と人間との共生」を念願とした遊子の代表作です。「自然に恵まれた柏原キャンパスに展示し、彼の芸術ビジョンについて、学生たちに広く鑑賞してほしい」と、所有者の財団法人★天門美術館(枚方市山之上北町、池田方彩館長)から寄贈を受けました。仲立ちをした美術教育講座の田中久和教授は「写実的な作品(「希望像」植田暁作、本学初代彫刻教授)と遊子の抽象性を対比し、人体像の多様な表現を味わっていただければ」と話しています。
・・・ということで、枚方市にある池田遊子さんの「天門美術館」に行ってみることにしました。