加古川は、町並み保存度の高さから、映画「火垂るの墓」(実写版、2007年撮影、2008年公開)、映画「少年H」、映画「夏の終り」(2012年撮影)、テレビドラマ「砂の器」(2011年放映、連続テレビ小説「マッサン」(2014年放映)など、映像作品のロケ地としても用いられるなど、観光資源としてのポテンシャルも高い。戦前期の社宅様式がそのまま体感できる国内でも稀有の住宅群である一方、今後の保全については危機的な状況である。
2007年には景観の重要な要素である砂利道のうち、敷地南北を貫くメインの街路に数個の減速帯が設置された上アスファルト舗装され、風景が一変した。さらに、上記映画ロケの主要舞台となった敷地南端の用水路沿いの和風建築2棟は、明治期に建築されたと推定される住宅群黎明期の建造物であったが、2011年3月の加古川市、東播磨県民局、加古川観光協会連名での保存要望書も虚しく、★老朽化を理由に同年5月に解体された。
その他の建築群も空き家となっている物件が増加しており、建築学的特徴や景観の保全に配慮しつつ、一般の町屋ブームを活用するなど、社宅以外の用途を模索することが急務となっている。なお、加古川の対岸に位置する印南工場の社宅建築群は★すでに町並みごと取り壊され、2006年にはロックタウン加古川という商業施設およびその駐車場となっている。
・・・すっかり暗くなり、これ以上の散策は難しいので、ニッケパークタウンで夕食をとり、姫路のホテルへと向かいました。
・・・翌日、早くより姫路城公園へ行き、朝の散歩がてらミュージアム等の下見をして周りました。
・・・さすがの「姫路城」です。