・・・「私市」は遠いなあと感じることと、冬なので「観るべきもの」はないだろうなあという気持ちもあったのですが、やっぱり行きたいという思いが勝ちました。
◆【大阪市立大学理学部附属植物園】◆
576-0004交野市私市2000/072-891-2059
http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/biol/botan/
当園は、1950(昭和25)年に大阪市立大学理工学部附属の研究施設として発足し、以来、植物学の基礎研究の対象として多くの植物の収集と保存に努めてきました。なかでも、日本産樹木の収集に力を注ぎ、野外で生育可能な約450種を植栽し、もってわが国の代表的な11種類の森の型(樹林型)を復元しています。この他、学問的に重要な外国産樹木や花木、草本類などの展示も行っています。近年、これらに加え今日的課題である絶滅危惧植物の保護育成にも積極的に取り組んでいます。植物園は研究の場であるとともに、皆様方の自然学習や生涯学習の拠点として広く一般にも公開しています。
・・・受付でお話をききますと、まだまだですが「梅」は咲き始めていますということなので、「梅園」をめざすことにしました。
●展示室
日本に自生する維管束植物の1/4の種が絶滅の危機に瀕しています。絶滅の危険度の高い植物は、環境省が定期的に発行するレッドデータブックに絶滅危惧植物として掲載されます。植物園では、全国版にあたる環境省レッドデータブックに基づいて、自生地で絶滅の危機にさらされている植物を園内で保全し育成しています。環境省レッドデータブックの他に、「レッドデータブック近畿」や「大阪府レッドデータブック」など、その地域によっては保全が必要になっている植物を掲載したレッドデータブックも出版されています。植物園では、近畿地方の絶滅危惧植物の保全にも努力しています。展示室では、日本の絶滅危惧植物の解説と本園で見ることのできる絶滅危惧植物の一覧をポスター展示しています。また、園内の絶滅危惧植物には「日本植物園協会・SOSシール」を表示しています。
●理学研究科コーナー
大阪市立大学理学研究科における研究成果を入園される皆さんに公開する目的で、「理学研究科コーナー」を新設しました。理学研究科の教員が、研究成果を平易にカラフルに解説したポスターを展示します。展示は毎月1件が追加され、最新の2カ月分をみることができます。展示した内容についての質問には、教員がメール等で直接お答えします。
「数学教室&数学研究所 結び目理論を応用したゲーム」河内明夫・市大名誉教授
(内容)大阪市立大学数学研究所と株式会社グローバルエンジニアリングの共同研究により開発されたゲームがアプリとしてリリースされました。このゲームのもととなったのは、数学研究所の河内明夫名誉教授、岸本健吾(現大阪工業大学)、清水理佳(現群馬工業高専)らの研究グループが数学を使って開発したゲームです。
・・・研究施設ですから、できるだけ自然のままを大切にしながら育て観察されていますが、とても手入れが行き届いており、すごく気持ちのいい植物園です。