・・・「船場物語」は近代建築を中心に紹介してきましたが、「続船場物語」は抜けていた情報や「パブリックアート」を掲載しています。
◆1989「四ツ橋KFビル(旧四ツ橋SI)」
550-0013大阪市西区新町1-13-3/サンクス06-6535-7651
★1989「EDGE THE WIND」作:齋部哲夫
1943年大阪に生まれ。1966年京都市立美術大学彫刻科卒業。1970年大阪芸術大学勤務、現在に至る。
・・・リニューアル?工事中だったので、以前の画像と織り交ぜて紹介しました。次に紹介するのは、以前も掲載した「江戸堀コダマビル」の追加情報です。途中「靭公園」を通ります。
http://www.osaka-info.jp/jp/search/detail/sightseeing_1469.html
靱公園内の「東園」の一角にある「梶井基次郎文学碑」。梶井基次郎は日本を代表する青春小説の名作「檸檬」の作者で、明治34年(1901)大阪西区の靱に、父・宗太郎、母・ひさの二男として誕生。北野中学、京都の第三高等学校を卒業後、大正13年(1924)、東京帝国大学英文科に合格。翌14年(1925)、中谷孝雄・外村繁・小林馨(かおる)ら6人で、同人雑誌『青空』を創刊、「檸檬」を発表したが、当時は全く売れなかった。靱公園に建つ文学碑には、「びいどろと云ふ色硝子で鯛や花を打出してあるおはじきが好きになったし、南京玉が好きになった。またそれを嘗めて見るのが私にとって何ともいへない享楽だったのだ。あのびいどろの味程幽かな涼しい味があるものか」と「檸檬」の一節が刻まれ、彼の繊細な感性を表している。「檸檬」が初めて評論家や文芸愛好者たちから好評を得たのは、短編を集めた単行本として刊行された昭和6年(1931)のこと。翌7年(1932)には、中学校時代にかかった結核性胸膜炎に苦しみながら、看病する母親と交わした会話をつづった「のんきな患者」を『中央公論』に発表。同年3月に死去。作品はほかに「冬の蝿」「交尾」「桜の木の下には」「蒼穹」など。墓は常国寺(中央区中寺二丁目)にある。
・・・佛教大学「劇団・紫」の次回公演は、2015年度新入生歓迎「欺瞞・桜の樹の下には」原作★梶井基次郎(4月16~18日)なのです、楽しみだなあ。
【42】1935「江戸堀コダマビル(旧児玉竹次郎邸)」/設計施工:岡本工務店(山中茂一)
550-0002大阪市西区江戸堀1-10-26/06-6445-6020
児玉竹次郎(兒玉竹平商店)の住まいとして昭和10年に竣工。昭和8年「大阪商工名録」(発行:大阪商工会議所)には、兒玉竹平商店は西区靸上通り2丁目に店を構え、市内や名古屋から仕入れた絹布・麻布・各種金巾を使って、ワイシャツやカラーなどを製造していたようです。綿布商として成功しましたが、空襲で店を焼失、戦後の物資統制で企業統合し、事業は昭和繊維㈱大阪支店に継承されているということです。
・・・さて、ビル前の左側に置かれているオブジェが気になっていましたが、ようやく情報を入手いたしました。
旧・日本海上保険㈱本社(西区江戸堀上通1-25/大正11年6月竣工・施工:大林組)の解体の際に、柱頭飾りを譲り受けたそうです。上に置かれているオブジェは★大久保英治さんの作品でした。
【大久保英治】
1944年兵庫県西宮市出身の国際的ランドアーティスト。現在は、大阪に在住。鳥取県岩美町にアトリエをかまえる。
◆1997「アーバンエース肥後橋ビル」1999大阪市アメニティ表彰
550-0001大阪市西区土佐堀1-4-14/ローソン06-6447-7230
★1997「風の樹」作:西村建三(西村建三デザイン室)
https://www.youtube.com/watch?v=qmOYkD_xrH4
542-0012大阪市中央区谷町6-14-10/06-6763-7722
1950年大阪市生まれ。1969年大阪市立工芸高等学校図案科卒。
◆1996「江戸堀センタービル」
550-0002大阪市西区江戸堀2-1-1
★「FINDER-四角の中の空-」/AD&A
※adanda(AD&Aギャラリー) http://www.adanda.jp/
550-0003大阪市西区京町堀1-6-12/06-6443-3300
一級建築士やインテリアプランナーといった肩書きを持つ駒田氏と、インテリアデザイナー兼、現代アートプロデューサーである竹村氏が代表を務めるギャラリー。
※山本金属製作所
http://www.yamakin.ne.jp/files/art3.html
◆「ホスピタリティツーリズム専門学校大阪」
550-0002大阪市 西区江戸堀2-1-25/0120-550861
ホテル・エア ライン・旅行・エアポート・鉄道サービス・テーマパークなど観光業界の就職に強い専門 学校です。
★1996「ジパング」「ドンキホーテ朝の旅立ち」
作:アリヨス・イエルチチAlios Jercic(1948~)
中世からの鉄工の町ムタ(スロベニア共和国)に、鍛冶職人の子として生まれ、電気溶接による鉄の造型に独自の分野を拓いた作家。