船場物語(4) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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古典芸能×近代建築で船場を遊ぼう!

ナゾトキ☆ラリーセンバ探偵団「ゆめまるくんと消えたお宝を探せ」

http://www.city.osaka.lg.jp/chuo/page/0000291097.html

【とき】平成26年月17日(水曜日)~11月24日(月曜日・振替休日)

【ところ】大阪市中央区役所(大阪市中央区久太郎町1-2-27)ほか27施設

【内容】船場の近代建築やホテル等をめぐり、掲示されているヒントをもとに、犯人やお宝の隠し場所についての謎を解いていく体験プログラム。

【参加方法】「古典芸能×近代建築で船場を遊ぼう!」のリーフレットを大阪市中央区役所等で入手し、指定されたポイント(最低4カ所)を巡ります。申込方法はハガキとWEBの種類。



まぷ1


・・・昨年実施されたイベント、「謎解き」よりも「近代建築」の素晴らしさを再認識させられ、興味をもって巡るようになりました。ただ、年代や範囲などについて、何らかの目安がないときりがない、というのも事実でした。そんな時、「船場建築マップ」を入手することができました。


まぷ2


◆船場近代建築ネットワーク

http://sembaarchi.blogspot.jp/

船場近代建築ネットワークでは、船場に残る歴史的建築を示したマップを作成しました。北船場と南船場にその周辺を加えて、合計51件の建築を紹介しています。また、町家などの木造建築や、主要な戦後の建築についても位置を示しました。「船場建築マップ」を片手に、ぜひ船場の建築めぐりを楽しんでみてください。

http://www.osaka-museum.com/ba/det.html?id=76

大阪府の「まちの魅力づくり支援事業」で実施してきました「船場建築マップ」と「船場建築ガイド」ですが、2013年3月31日の事業終了をもちまして、配布を終了いたします。大変多くの方に関心を持っていただき、ありがとうございました。今後の配布実施につきましては、ネットワーク内で検討し、あらためてお知らせさせていただきます。マップはすでに多くのビルが在庫切れとなっております。また、土・日は閉まっている近代建築もございますので、ご了承下さい。

・・・事業が終われば「配布終了」なのは仕方がありません。何らかの方法で継続させるためには、多くの方々が興味・理解を示すことです。だから、資金提供をしてくれるスポンサーも出てくるのではないでしょうか。もちろん、様々なジャンルや年代からのアイデアが重要です。

【参考】船場近代建築ネットワークポストカード

http://norimi.blog45.fc2.com/blog-entry-691.html

田浦紀子1978年大阪市生まれ。京都精華大学芸術学部卒業。在学時代に阪神間の手塚治虫ゆかりの地を記した研究誌「虫マップ」を発表。改訂を重ねながら様々な媒体で発信し続け現在に至る。近年は大阪を中心に、手塚治虫ゆかりの地をめぐるまち歩きツアーやイベントを主宰。船場近代建築ネットワークポストカード絵葉書)も描いておられます。

★「虫マップ」 http://www2.ocn.ne.jp/~norimi/mushimap.html


まぷ3


・・・「虫マップ」が紹介された「月刊島民」Vol.72(2014年7月1日発行)手塚治虫が歩いた道

月刊島民

http://www.nakanoshima-univ.com/about/tomin/

大阪市北区の出版社140B(イチヨンマルビー)が発行元であり、企業や官公庁の立ち並ぶオフィス街としてばかりとらえられがちである中之島の別の魅力を発信することを目的に、中之島の解放感あふれる水辺の風景や橋の歴史、あるいは、近代大阪が政治経済の発信地だった頃の歴史を紹介している。当誌は、元々、2008年月に開業した京阪中之島線と、その沿線のPRを目的に創刊された雑誌で、当初の予定では、2009年3月までの期間限定で発行する予定だった。しかし、一般のフリーペーパーと異なり、様々なコラムなどがある一方宣伝広告が比較的少ないなど、フリーの月刊誌としては珍しい紙面であったことが好評で話題となり、発行を続けることとなった。その好評さは発刊一年目にして、バックナンバーを読みたいと編集部をたずねてくる人も多くいた程である。例えば本誌の目玉コーナーの一つ、「島民大図鑑」では、中之島付近の企業などに関係のある様々な人物(社長や専務といった企業の上層部のみならず、OLやアルバイト店員なども含む多種多様な人物)を登場させたり、あるいは、中之島界隈の今と昔を写真や証言で振り返る企画を続けてきたが、そういった「街と密着してそこに生きる人々を見つめるスタイル」が読者を魅了してきたこともその一因に挙げられる。また、ナカノシマ大学という企画との相乗効果もあって、人気は更に伸びているという。

ナカノシマ大学

http://www.nakanoshima-univ.com/index.html

『月刊島民』への反響を受け、フリーパーパーとは異なる形で、中之島の魅力を発信することを目的にと持ち上がった企画であり、発行元の140B社が運営している一般市民向けのまちなか講座である。2009年10月にスタートした。「中之島に足を運び島を体験してもらいたい」という事で、中之島に点在する様々な施設を会場として、月に2~3度、大阪の歴史や文化をテーマに研究者や以前月刊島民に登場した人を講師に招いて、講座を開いて講義、講演をしたり、実際に島内を歩くツアーを行ったりしている。第1回目のナカノシマ大学では、大阪商人達の手で設立され、後に大阪大学文学部に引き継がれた学問所である「懐徳堂」について、平松邦夫大阪市長(当時)や大阪大学の鷲田清一総長(当時)や、兵庫大学の釈徹宗、神戸女学院大学の内田樹らを弁士に招いてパネルディスカッションを行った。


・・・この「月刊島民」が現在イチオシですが、これまでにもイロイロありました。

【参考1】「大阪人」発行:大阪市都市工学情報センター

大阪市の外郭団体である大阪都市協会が1947年(昭和22年)に創刊した後、「『大阪人も知らない大阪』発見マガジン」をキャッチコピーとして1999年(平成11年)に現在の形となった。内容は大阪の歴史・文化・観光などが中心となっている。大阪都市協会は2007年(平成19年)に解散したため、同年月号からは大阪市都市工学情報センターが発行元になった。橋下徹市長による「外郭団体改革」の一環として、発行元への業務委託(平成23年度約2,400万円)が2011年度をもって廃止されたことなどにより、2012年4月2日発行の月号増刊「古地図で歴史をあるく」をもって休刊となった。


まぷ4


【参考2】「大阪春秋」発行:新風書房

543-0021大阪市天王寺区東高津町5-1706-6768-4600

http://www.shimpu.co.jp/osakashunju/

①大阪の歴史・文化・産業のみならず、埋もれている文化的な遺産を掘り起こし光を当てていきます。②過去と現在を記録することによって、百年後、二百年後の大阪人への橋渡しの役割を果たす郷土季刊誌「大阪春秋」をめざします。③大阪に活力を注入する文化誌として「講演会」や「史跡探訪」など、多彩な催しも実行していきます。④魅力ある「大阪春秋」にするため、古地図・古書画などを復刻印刷し、付録として毎号はさみ込みます。この趣旨に、どうかご賛同いただき、本誌の継続発行にお力添えくださいますようお願い申し上げます。


・・・さて「月刊島民」を発行しているのは、


株式会社140B(イチヨンマルビー) http://140b.jp/

530-0004大阪市北区堂島浜2-1-29古河大阪ビル本館4F06-4799-1340

2006年4月3日設立。創業の地は大阪市北区中之島3-6-32のダイビル。近代建築の傑作である「綿業会館」「商船三井ビル」などを手がけた渡辺節の設計で大正14年(1925)に竣工したこのビルの1階に2006年4月、会社の創業と同時に入居しました。ダイビルのテナントは電力や船舶、貿易などの会社が主でしたが、2009年の取り壊しが決まっており、その時までの「期間限定」という形で、1階だけは建築やデザイン事務所、写真スタジオ、編集プロダクションなどが入居し、「ダイビル・クリエイティブ・スクエア」を形成していました。人数や規模を考えると、当社が入居できる広さの部屋は「138号室」か「140B号室」。「イヤミ」に通じる前者よりも(それはそれで面白かったかもしれないが)、「イチヨンマルビー」という音の響きが心地よいので迷わず後者を選びましたが、実はこの時点ではまだ社名は確定していませんでした。この「140B号室」と出合ったのもご縁だし、何よりもダイビル開業当時の大正14年から、この部屋ではいろんなドラマが繰り広げられてきた。140B号室で働いてきた先人の力も受け継ぐ、新しい出版の未来を創りたいと、社名も部屋番号と同じ「140B」とした訳です。「人を(1)酔わせる(4)オモロい(0)本(BOOK=B)」と、こじつけられるのも気に入っています。

・・・やっぱりスゴイ。理屈っぽくないのがいい。ライトな感覚にして、ヘビーな思いが伝わってくる。「本当のかしこい人たち」なんだろうなあ、と思う。「奈路道程さん表紙イラストもいいなあ。

奈路道程1964年高知県生まれイラスト制作社勤務を経てフリー1994年度朝日広告賞1部イラスト賞連載挿絵1990~2001Meets Regional(京阪神エルマガジン社)表紙画2006「ちゃあちゃんのむかしばなし」中脇初枝連載(高知新聞)挿絵2006~「江弘毅の街語り」江弘毅連載(Meets Regional)挿絵2007~「四季のアトリエかんさい紀行」わかぎゑふ連載(元気UP!関西)など。広告KIRINフランジア STARBUCKS JAPAN 日本輸送機 毎日インテシオ ヒガシマル醤油 白鶴酒造 富士火災 朝日新聞広告局 積水ハウス他雑誌日帰り名人 西の旅 THE SUITCATAROG あまから手帖 住宅情報マンションズLEON 都心に住む Ferio! Choice DTP WORLD DOMANI 旅の手帖mook他


・・・140B(イチヨンマルビー)から2014年9月「大阪名所図解」が刊行されています。


まぷ5


綱本武雄「大阪名所図解」原画展のおしらせ

スタンダードブックストア@心斎橋地下カフェスペース

大阪市中央区西心斎橋2-2-12クリスタグランドビル

http://www.standardbookstore.com/archives/66167080.html

昨秋140Bより刊行されました「大阪名所図解」の原画展を開催します。単行本の表紙を飾った大阪城や★「大阪人」の表紙に抜擢された四天王寺の絵はもちろん、芝川ビルや通天閣、味園ビルや関空など、いろいろ持っていこうと思っています。会場は心斎橋のスタンダードブックストア。書店の枠を越えた発信力を持つ会場だけに、どんな展示にしようか(すべきか)あれこれ思いを巡らしつつ、でも時間は迫ってきているという感じです。今回は初の原画販売もおこないます。もしお手元に置いておきたいという絵があったら、まずは見に来ていただけたら。初日の1月30日には、同じ会場で共著者の髙岡伸一さんとトークイベントをさせていただくことになりました。こちらは事前申し込みが必要です、お店のサイトからご予約ください。

■大阪名所図解原画展 2015年1月30日(金)~2月12日(木)

【TEL】06-6484-2239【営業時間】11:00~22:30

■『大阪名所図解』原画展開催記念

綱本武雄×髙岡伸一トークショー2015年1月30日(金)

綱本武雄】 http://tsunamoto.exblog.jp/

1976年神奈川県生まれ。多摩美術大学美術学部建築学科を卒業し、大学院修了後、尼崎や神戸、三田をはじめさまざまな地域活性化事業の企画・運営に携わる株式会社地域環境計画研究所へ。現在、同社取締役。作画活動も多く、絵を担当した共著に『工場を歩く』(神戸新聞総合出版センター)、『工場は生きている』(かもがわ出版)などがある。


・・・行ってみたい。