スペイン村へ(1) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「スペイン」へ、というタイトルにしたいところですが。さて、「初詣」の項でも書きましたが、各鉄道会社の経営戦略であの手この手の誘惑が張り巡らされています。よく利用する近鉄沿線は、私にとって影響大で、昨年末は「忍者」が登場しました。そして新年を迎えて、心をくすぐったのは「志摩スペイン村」20thアニバーサリーが、1月18日までだということ。どうせなら、そういう機会に行きたいと思うわけで、そしてそして「しまかぜ」に乗車するチャンスの到来でもあるのです。



きん1


志摩スペイン村20thアニバーサリー

2014年3月1日(土)~2015年1月18日(日)

2014年4月に開業20周年を迎える志摩スペイン村では、「ときめきを、いつまでも。」をテーマに20thアニバーサリーを展開。「前へ」「先に」「発展」「進歩」「ようこそ」などの意味を持つスペイン語「アデランテ(Adelante)」をテーマに人気の「エスパーニャカーニバル」を12年ぶりに一新。身長3メートルの巨大パペット(操り人形)や竹馬に乗って脚を長くしたダンサーたちが新曲「アデランテ!」に合わせて華やかな踊りを披露する。1スペインで毎年月に開催されるトマト祭りをモチーフにした新アトラクション「トマティーナ」、アンダルシア州コルドバの画家の世界観をモチーフにした芸術性の高い新フラメンコショーまで 、ときめきを体感できるショー・アトラクションが続々と登場する



きん2


★新型観光特急「しまかぜ」日経トレンディ2013.4

2013年3月21日、近畿日本鉄道の新型観光特急「しまかぜ」の運行が始まった。しまかぜは、大阪難波駅、近鉄名古屋駅それぞれと三重県志摩市の賢島駅の間を、水曜を除き1日1往復する。チケットの売れ行きは好調で、4月22日分までの大阪難波発は完売。近鉄名古屋発もほぼ満席の状態だという(3月22日時点)。しまかぜが停車する伊勢市駅から程近い場所にある伊勢神宮では、今年、20年に1度の「式年遷宮」が執り行われる。2013年1000万人近い数が予想される伊勢神宮の参拝客の利用を狙って、しまかぜは投入された。しまかぜは6両編成で、1、6号車が展望車両、2、5号車が一般車両。展望車両は床面が一般車両より72cm高く、客席からの眺望が良い。窓の大きさも一般車両が縦84cmなのに対し、展望車両は110cm。車両の先頭はガラス張りで、最前席はフロントビューを満喫できる特等席だ。そうなると展望車両に座りたくなるところだが、乗ってみると一般車両でも十分満足できるとわかった。まず、展望車両と一般車両のシートは全く同じ仕様。ゆとりある2+1の3列配置で、シートの座席幅が広い。さらに、前の座席との間隔は私鉄最大の125cm。身長172cmの記者は、十分足を伸ばせた。またシートの背もたれ部分に、鉄道車両では初めてエアクッションが設置されており、腰部の硬さを自分の好みに調節できる。硬さが自動的に変化して腰に振動を与える、リラクゼーション機能も備わる。走行中に感じたのは、揺れが少ないこと。これは、「横揺れを軽減するアクティブサスペンションを全車両に採用している」(近鉄)ため。揺れの面では、座席の重心が低いぶん、一般車両のほうが少ないと感じた。しまかぜには、食事やデザート、酒などが用意されたカフェ車両もある。人気を集めそうな「海の幸ピラフ」と「松阪牛カレー」はともに1300円。生ビールは1杯500円と良心的な価格設定だった。大阪難波駅から伊勢神宮の最寄り駅である伊勢市駅までの所要時間は1時間35分。近鉄名古屋駅から伊勢市駅までは1時間15分。シートでゆったりくつろぎ、途中、カフェ車両で食事を楽しむとちょうど到着するくらいの時間だ。しまかぜの料金は、大阪難波―賢島間が4810円、近鉄名古屋―賢島間は4480円。近鉄の従来の特急料金よりともに1000円高い。乗車時間はやや短いが、この快適なシートやカフェなどの設備をプラス1000円で利用できるのは得だ。なおしまかぜには、3~4人用の個室が2つと、扉がない半個室の「サロン席」が3つある。個室の利用料金は1室1000円で、4人で使うなら1人わずか250円。サロン席は、追加料金がかからない。「非常に人気で、真っ先に予約が入る」(近鉄)というが、シートの快適性は展望車両や一般車両が格段に上。子ども連れなど、周りを気にしないで乗車したいグループ以外は、展望車両や一般車両を薦める。

・・・ということで、私は孫連れなので半個室「サロン席」にしました。


きん3


近鉄はしまかぜの投入で、伊勢神宮の先にある志摩エリアへの送客にも期待を懸ける。志摩エリアには、レジャー施設「志摩スペイン村」やホテルなど、近鉄グループが経営する施設が多数ある。しかし近鉄によると、現状では、近鉄を利用して伊勢志摩方面へ向かう人の6割が伊勢神宮に近い伊勢市や宇治山田で下車するという。「運行開始からしばらくは、しまかぜを満喫したいと志摩エリアの賢島まで乗車する人がほとんど」(近鉄)というが、今後は伊勢神宮への参拝を目的に乗車する人が増え、伊勢市などでさらに多くの人が降りると予想される。そこで近鉄は、伊勢神宮の参拝客を志摩方面へと誘導するため、伊勢神宮から近鉄グループの各施設に送迎する「パールシャトル」というシャトルバスを3月1日から運行。秋には、伊勢市と賢島の間を走る新しい観光列車も投入予定だ。こちらは、車内で地元の名産品が食べられるなど、賑やかなイベント列車にしたいと考えているという。

観光列車「つどい」

近畿日本鉄道は、2014年9月末までの期間限定運行としていた観光列車「つどい」について、2015年3月末までの運行期間延長を発表した。10月4日から3月29日まで、土休日を中心に伊勢市~賢島間を計60日間運行する。伊勢神宮式年遷宮に合わせ、伊勢志摩地域の周遊促進を目的に2013年10月にデビュー。近鉄2000系を改造した3両編成で、床面までの大型ガラスとスリットが設置された1両目先頭部分の「風のあそびば」や、運転士気分が味わえる「こども運転台」(3両目)など、随所に工夫が施されている。当初は2014年3月末までの運行予定だったが、好評のため運転期間を約半年間延長し、2014年9月末までの運行としていた。今回の再延長により、運転期間がさらに半年間延長され、運転開始からの運転期間は少なくとも1年半に及ぶこととなる。10月以降の運行ダイヤは現在とほぼ同じで、賢島駅10時40分発・13時40分発と、伊勢市駅12時22分発・15時14分発の1日2往復。車内での志摩市・志摩市商工会による一品のふるまいや、伊勢志摩の特産品販売も継続する。乗車の際は、普通運賃の他に観光列車料金として片道大人300円、小児150円が必要。近鉄特急券発売窓口のほか、神戸三宮駅、伊賀鉄道上野市駅、おもな旅行会社などにて、乗車日の1カ月前から販売開始する。

・・・「つどい」も見れるといいなあ。なんと、「鳥羽駅」に降りると突然フェルメールのお出迎えです。


きん4


鳥羽市に「真珠の耳飾りの海女」 http://www.koitoba.com/

鳥羽市と同市広告宣伝戦略委員会が制作した観光ポスター「真珠の耳飾りの海女」が話題を集めている。話題のポスターは、2012年6月30日~9月17日の期間東京都美術館(台東区)で開催していた「マウリッツハイス美術館展」の注目作品ヨハネス・フェルメールが描いた「真珠の耳飾りの少女」をリアルに再現したもので、モデルには9月25日に鳥羽市の観光「キャンペーンガール」に就任したばかりの現役の3世代海女家族で人気急上昇中・同市在住の中川静香さんとその母の早苗さんがなっている。祖母の寿美子さんは白の磯着姿のまま。早苗さんによると、2012年6月にキャンペーンガール就任のオファーがあり快諾。その後フェルメールのポスターの企画を聞き、家族会議で悩んだ末に引き受けたという。「撮影は、大阪のスタジオまで行き約6時間かけ行った。当日は、メイク、スタイリスト、ヘアーメイクと、カメラマン、照明さんなどたくさんのスタッフが、忠実に再現してくれた。耳飾りの真珠は鳥羽の真珠やさんが用意した」と話す。静香さんは皇学館大学(伊勢市神田久志本町)に通う3年生で、9月9日に「ミス伊勢志摩」グランプリになったばかり。寿美子さんは、海女歴約60年のベテランで御年73歳、早苗さんは寿美子さんの長男の「嫁」に当たる。早苗さんは「少し恥ずかしいが、鳥羽市のために『キャンペーンガール』として頑張ります」と意欲を見せる。女優の武井咲さんが、「真珠の耳飾りの少女」をイメージした衣装で振り返る同展覧会のCMが話題となった。同展覧会は東京都美術館の後、神戸市立博物館(神戸市)で9月29日~2013年1月6日の期間開催される。キャンペーンガールによる「真珠の耳飾りの海女」のポスターが、今度は関東から関西で話題を振りまきそうだ。(伊勢志摩経済新聞より)


・・・つい、釘付けにされてしまいました。


きん5


鳥羽城

平安末期に橘氏がこの地を領し、居館を築いたのが始まりだという。戦国時代になると、織田信長配下の九鬼嘉隆が橘氏の娘と結婚してその領地を引継ぎ、文禄三年(1594年)に居城をこの鳥羽城に移した。九鬼嘉隆は織田軍の水軍を率いており、鳥羽城も船溜まりを囲い込むような縄張が採用された。慶長五年(1600年)、関ヶ原の戦いにおいて嘉隆は西軍に属し、子の守隆が東軍に属する形で命脈を保ったが、守隆の死後に御家騒動が起こったため摂津三田と丹波綾部に二家に分かれて転封を命じられた。その後、鳥羽城には内藤忠重が入り、以後、土井氏、大給松平氏、板倉氏、戸田松平氏と城主は頻繁に交替し、享保十年(1725年)に稲垣昭賢が下野烏山から三万石で入封すると、以後は稲垣氏が八代続いて明治維新を迎えた。鳥羽水族館前に建つ大手水門跡の解説板。水軍の城に相応しく、海に向かって大手が開かれており、発掘調査によって石垣が確認されたという。

◆「瑞雲』作:井田勝己1990

1956年鳥取県生まれ。東京造形大学造形学部美術学科卒業、兵庫教育大学大学院芸術系美術コース修了。1995年第16回現代日本彫刻展・大賞。1997年米子市美術館・個展・エネルギア美術賞。第17回現代日本彫刻展・神奈川県立近代美術館賞。1998年第15回神戸須磨離宮公園現代彫刻展・京都国立近代美術館賞・三重県立美術館賞。2000年現代彫刻センター・個展・中原悌二郎優秀賞。2003年文化庁在外研修員(ハーバード大学)。他、時間をテーマに制作しています。2005年~東京造形大学教授。

・・・ようやく「水族館」に到着です。