・・・そうだ「ブリチャン」に会いに行こう。
◆BREEZE BREEZE(ブリーゼブリーゼ)
530-0001大阪市北区梅田2丁目4-9
大阪サンケイビルおよび隣接する島津ビルを建て替える「西梅田プロジェクト」により、総事業費約270億円をかけて建設された。2006年(平成18年)3月から建設が始まり、2008年(平成20年)7月31日に完成した。建築デザインはドイツ人建築家クリストフ・インゲンホーフェン、照明デザインは石井幹子、施工は鹿島建設株式会社が担当した。建物名称「BREEZÉ」は、ダブルスキンファサードを採用し、外部の風速に影響されず室内に流れ込む風量を一定に制御する風量調節弁と各階の空調機と連動する換気扉によって、「そよ風=breeze」を感じる自然換気が行われることに由来する。ブリーゼブリーゼのシンボルマークは、BREEZÉの「B」をモチーフに「風のなかで軽やかに踊る人」を表現している。デザインは、「自分らしく生きる女性」のイメージとエンターテインメントを象徴している。又1階の吹き抜け部分には施設のコンセプト「『驚き』こそ最高のおもてなし」を体現し、コンピューター制御で手を上げるなどの動作ができるキャラクター「ブリCH」(全長12メートル)が設置されている。世界最大のマリオネットとして、ギネス・ワールド・レコーズに申請中である。商業スペースには、物販43店、飲食18店の計61店舗(うち30店は大阪初出店)が営業している。
●サンケイホールブリーゼ
http://www.sankeihallbreeze.com/hall/index.html
ブリーゼとは「そよ風」のこと。ホールから、新しい時代の文化・芸術のここちよい風が立つ、そんな想いが、この名前には込められています。1952年に開場し、大阪の劇場文化の基礎を創ったサンケイホールのDNAを受け継ぎつつ、 次世代のエンターテインメントを生み育てていこうという、文化創業の意欲をもつホール。50年を闘った自負と、ニューカマーとしての熱意をベースに、新たな大阪のシアターカルチャーを創造したいと考えています。
※クリストフ・インゲンホーヘンChristoph Ingenhoven,
Dipl.-Ing.Architect BDA,RIBA
1960年デュッセルドルフ生 45歳
1978年‐1984年アーヘン工科大学(RWTH Achen)、デュッセルドルフ芸術大学(Kunstakademie Dusseldorf)卒業
1985年Ingenhoven Architekten Ingenieure設立。
2004年 Ingenhoven und Partner Architektenに改称。
「インゲンホーフェン・ウント・パートナー・アルヒテクテン」は、デュッセルドルに本拠を置くドイツの新進建築設計事務所。所員約80名。エンジニアリングとデザインとの融合を標榜し、デザインの質の高さ、環境配慮のエンジニアリングを取り入れた先進性が、最近ではドイツ国内や欧州だけでなく米国やアジアからも注目されている。欧州では、イギリス王立建築家協会(RIBA)の作品賞を2年連続で受賞。主な招待展覧会としては、ベネチアビエンナーレ2002、2004(シュツットガルト中央駅計画、AUDIパビリオン、UP TOWN MUNCHEN)、BIG and GREEN展(ワシントン・アメリカ建築博物館、2003、RWE Essenタワー)、SKY HIGH展(ロンドン・ロイヤルアカデミー、2003、UPTOWN Munchen計画)などがある。日本においても各種建築メディアの紹介はもとより、日本建築学会刊の「ソーラー・アーキテクチャ」仮称)には、彼等の代表作であるRWE タワーも掲載される予定である。インゲンホーフェン氏の設計の特色として、ガラスを内外壁に多用する「トランスパレンシー(透明性)」が挙げられるが、それは単なるデザイン(意匠)ではない。彼は結果としてたどり着いた建築の透明性が、居住環境の向上しひいては生産性を上げると考える。例えばオフィスでは、外部環境を慎重にしかも最大限取り込んだ心地よい室内環境を用意し、同時に様々なワークスタイルを考慮し、さらに視覚的計画的に開かれた空間の実現がコミュニケーションとコンセントレーションの質を上げ、オフィスの生産性をあげると考える。その結果としての透明な建築となるのである。インゲンホーフェン氏の基本理念は、居住者・利用者という人間スケールの視座から建築や都市ひいては地球環境を考える「ヒューマニズム」にあるといえる。その理念がエンジニアリングのとの統合によって実現されたものが、彼らの環境配慮建築であり建築作品といえる。
・・・動き出すまで時間つぶしに上ったり下りたり、
★ブリCH(ブリチャン)
西梅田の複合商業施設「ブリーゼブリーゼ」(大阪市北区梅田2)のマスコットキャラクター「ブリCH(ブリチャン)」が2011年8月5日、開業以来初めて座った姿を見せた。ブリチャンは全長12メートルのマリオネットで、2008年10月の開業時に登場。普段は天井から吊られており、コンピューター制御により手を上げるなどいくつかの動きができる。これまで「たまにいなくなる」ことや、「人間と同じぐらいの大きさで登場する」ことはあったが、座った状態で登場したのは今回が初めて。5日から同館では「ブリCH 東北地方応援イベント」を開催。カードに東北地方への応援メッセージを書き、ブリCHに貼り付ける「メッセージブリCH」を実施する。「メッセージが貼ってあると来館者も読むので啓蒙にもなる」とサンケイビルの林潤さん。期間中はブリCHを触ったり、足元に設けられた特設撮影スペースで記念撮影をすることができる。会場には義援金募金箱も設置する。
イベント初日には、「ブリCHとハイタッチ会」も開催。会場には親子連れや女性客が集まり、ブリCHとのふれあいを楽しんだ。ハイタッチ会に参加した服部凌大くん(10)は「いつもと印象が違ってめずらしかった。触ったら木の感触だった。足の裏がお父さんの身長ぐらいあって思ったより大きかった」と楽しんだ様子。ブリCHが設置されている1階メディアコートでは6日から、東北地方応援ショップも開店。フジテレビ「Mr.サンデー」で紹介され、お台場合衆国でも販売する「大漁旗エコバッグ」(2,000円)を販売し、収益の全額を被災地へ寄付する。エコバッグの販売はなくなり次第終了。
・・・座っている姿も見たかったなあ。さて「ハービス」にもどります。
★海老塚耕一(1951~)
http://www.tamabi.ac.jp/geigaku/profile/ebizuka/ebizuka.html
神奈川県横浜市生まれ。父は画家の海老塚市太郎。多摩美術大学美術学部建築科卒。多摩美術大学大学院美術研究科修了。主に木、石、金属を素材とした作品を制作している。映像作家・鈴木志郎康によるドキュメンタリー映画『極私的にEBIZUKA』(2001年)、『山北作業所』(2002年)が撮られている。
http://www.catnet.ne.jp/srys/films/kyokusiebizuka/kyokusiebizuka.html
・・・どうしても「大きなトナカイ」の方に眼が行っちゃいますね。
★STACHOLAスタコラ/作:伊藤誠
武蔵野美術大学教授・伊藤誠さんの作品。単なる立体ではなく、周囲の空間にエネルギーを与える不思議な造形。環境的造形とも言えます。手前のリングと反対側のリングのあいだは波状のリズム感のある造形になっていて、それが走っているようにも感じられるので、「スタコラさっさ」という言葉から「スタコラ」という名前が与えられたようです。
http://profile.musabi.ac.jp/page/ITO_Makoto.html
【伊藤誠】1955年愛知県生まれ、武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。'80年代初頭より活動を開始以降、島田画廊、双ギャラリー、村松画廊などの企画で個展を継続的に開催現在に至る。‘92年「現代美術への視点・形象のはざまに」東京国立近代美術館、'95年「現代美術の場と空間《やわらかく、重く》」埼玉県立近代美術館、「視ることのアレゴリー1995:絵画・彫刻の現在」セゾン美術館、'00年「越後妻有アートトリエンナーレ2000」「ART TODAY 2000」セゾン現代美術館、'01年「DOMANI・明日展」安田火災東郷青児美術館、「第19回現代日本彫刻展」宇部・山口、「ヴァイブレーション結びあう知覚」宇都宮美術館、’11年所沢ビエンナーレ美術展「引込線2011」ほかに出品。'93年A.C.C.奨学金により渡米、'93年〈triangle artist workshop〉(ニューヨーク)に参加。'96-97年文化庁在外研修員としてアイルランドに滞在。'05年 タカシマヤ美術賞。パブリックコレクションとして、東京国立近代美術館、ファーレ立川アート計画、港区彫刻のある街計画、東京国際フォーラム、ハービス大阪アートプロジェクト、ラグザ大阪アートプロジェクト、越後妻有アートトリエンナーレ2000、札幌ドームアートプロジェクト、宇都宮美術館、千葉市美術館、川崎医療福祉大学(岡山県)、愛知県美術館など。
・・・「ハービス」の地下から地上にニョキッと生えている2本のステンレスの塔が気になって仕方ありません。作者は誰でしょう?




