阪堺電車(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・さあ、「あびこ道」に到着です。


あび1


・・・今回は「洗車体験」と「トラバーサー」移動の見学が見ものです。


あび2


★トラバーサー

車両入れ替えのために、電車を載せて「横移動」させます。

モ161形

161~168170号車は昭和年製、172号車は昭和年製で、一般運用されている現役の電車としては最古の存在。塗装はグリーンに白い帯が本、上に1本、バンパーは黄色です。昭和初期を感じさせる造り椅子、広告枠、窓、ドアが古さを物語っています。冷房は車体強度の関係から乗せる事が出来ず、夏場は窓全開で走ります。かなりスピード出して走るので、軌道段差車体を揺さぶるようにして力強く走ります。

モ351形

351352は昭和38年、353~355は昭和38年製。この車両はカラフルなペイントのが多く、軌道を走っていると注目を浴びます。351形から冷房が付いています。近代的な電車ですが運転台足元に警笛の他に呼鈴を鳴らす機構がまだ残っています。発車する時や電車とすれ違う時にチンチンと鳴らします。路面電車をチンチン電車と呼ぶのは、ここから来ているわけです。

モ501形

昭和32年製。この電車の塗装は一部を除いて雲模様です。以前は青空タイプも走っていたそうです。

701形

711号車電気指令式ブレーキを採用した高性能車。コントローラはブレーキと兼用になっており、手前に引くと加速、途中にNがあり反対側はブレーキになっている。走行音はとても静かで、かすかにモーター音が聞こえる程度。




あび3


1001形電車(堺トラム)

第1編成の1001号車(編成呼称「茶ちゃ)は2013年2月に完成した。我孫子道車庫へ搬入された後、乗務員の習熟運転や関係者対象の試乗会などを経て、2013年8月25日から我孫子道浜寺駅前間で営業運転を開始した。2014年2月には第編成の1002号車(編成呼称「紫おん」)が完成。同年3月1日のダイヤ改正で堺トラムが天王寺駅前への乗り入れを開始すると同時に営業運転に就いた。合計編成の導入が予定されている。

保守車両

デト11。1954(昭和29)年11月帝国車輌製11号車。貨物電車で車庫内で重量物を運ぶ時に使います。荷台には冷房装置が乗っていました。


・・・「マッサン」号があったりして、興奮しっぱなしでした。


あび4


・・・保存車両、放置?車両もあったりしますが、新旧交代は当然の流れです。ただ、「古いもの」をどう「新しく見せるか」が様々なミュージアムの知恵であり、未来への贈り物だと思います。担当者の方々の苦労を察するとともに、さらなる奮起を期待いたします。


あび5


・・・名残惜しいですが、最後はやっぱり「堺トラム」に乗って帰りたいと孫も言いますので、1時間近く「あびこ道」で電車を見学したりして、帰路につきました。