万博公園へ(3) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「民博」でかなりのエネルギーを消費してしまいましたので、全コースを散策することは断念しました。



てい1


◆【日本庭園】◆

日本万国博覧会に政府出展施設として、日本の造園技術の粋を集めて造られた名園です。博覧会当時は、林立する近代建築パビリオンの未来空間と対比して、自然・緑の憩いの場を提供する役割を果たしていました。庭園の面積26ヘクタール、東西1,300メートル、南北200メートルの細長い地形に水の流れを造り、西から東に向かって流れるせせらぎに沿って、上代から中世、近世、現代へと4つの造園様式を取り入れ、わび・さびの世界に時を忘れる贅沢な散歩道へといざないます。また、庭園の設計は、水の流れに人類の進歩と時の流れを象徴させ、全体として調和のとれた一つの作品を作ることも意図しています。



【参考】設計及び施工指導は田治六郎さん。木戸雅光さんや中根金作さんなど、多くの庭師がかかわっていたと思われます。


てい2


茶室「千里庵」

茶室「千里庵」は大阪の万博記念公園の日本庭園内にあるお茶室です。茶室「千里庵」では茶室の貸出や呈茶、茶道体験等、季節ごとに色々な行事を行っております。併設されている数奇屋作りの茶室「汎庵」では茶事教室も開講中です。お茶室のご利用やお茶会等の開催についてご質問・ご相談ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。中庭は、禅院の方丈を象ったもので、枯山水をイメージして作庭しています。


・・・抹茶一服で、再び元気とりもどしました。



泉(上代庭園地区 平安時代 8世紀から11世紀)

平安時代の庭園様式(海をイメージした池庭)を取り入れ、島々に見立てた立石(佐治石)や海岸の多様さを表現した洲浜によって庭園の源泉とする湧水の力強さを表現しています。



滝(上代庭園地区 平安時代 8世紀から11世紀)

高さ3.5mの2段落ちの滝を中心に、向かって左側に一つ、右側に二つの形の違った小滝で構成されています。渓流は、流音・姿とも人工の流れとは思えないほどの力強さを感じます。


てい3


洲浜(中世庭園地区 鎌倉・室町時代 12世紀から16世紀)

泉から湧き出た水は南北に分かれ再び合流し、心字池へと注がれます。 この景色は河口から海へと注ぐ景色を縮景させたものです。

中州には枯山水の石組を配し、鎌倉・室町時代の庭園様式(茶の湯と禅の影響を受けた禅院をイメージした庭)を醸し出しています


心字池

真上から見ると「心」の文字を書き現した形の池で、広さが11,000平方メートルある本庭園最大の池です。江戸時代の大名庭園に範を模し、庭園技術の集大成が楽しめます。


こい池(現代庭園地区)

現代庭園の様式(未来を象徴する明るく立体的なデザインの庭園)をイメージして作庭されたこい池には暫新的な切石による石組が施され、現代の「日本の美しい自然風景」を特徴づけています。この池ではたくさんの錦鯉が優雅に泳ぐ姿を楽しんでいただけます。


てい4


・・・休憩所の懐かしい万博ビデオは、機器の故障で見れませんでした。


てい5


・・・なんだか「万博」が風化していくのを見るのがイヤで、あまり来なかったのですが、大切に維持管理されていることを目の当たりにして、また機会を見つけて来ようと思います。