・・・近江八幡で「かわらミュージアム」を訪問したこともあって、瓦コレクションをしている帝塚山大学へ。
※1964年4月、帝塚山大学は「教養学部教養学科」のみの女子教育を行う単科大学として開学しました。そして、「広い国際的視野の上に、日本人としての深い自覚と高い識見を持ち、社会の要請に応え得る教養と創造力を備えた人材を育成する」ことを、建学の理念として掲げました。当時、教養学部を持つ大学は、東京大学をはじめ数大学しかなく、本学に対する社会の期待は大きいものでした。その後、優れた教授陣と教育内容により、「女子教育の帝塚山」という名声を博するまでになりました。1987年には、時代の要請に応え、男女共学制の経済学部を設置するのにともない、大学は男女共学へと移行しました。その後、日本社会はバブル経済とその崩壊を経験し、急激な社会環境の変化に対応すべく、1997年に法政策学部(2010年に法学部)、1998年に経営情報学部(2012年に経営学部)を設置し、1999年には教養学部を人文科学部(2009年に人文学部)に改組しました。ここに、本学の総合大学としての歩みがはじまります。開学40周年にあたる2004年には、人文科学部人間文化学科および短期大学部を改組し、心理福祉学部(2011年に心理学部)と現代生活学部を設置しました。そして、2014年には、人文学部を文学部に改称するとともに、文化創造学科を開設しました。開学時、1学部1学科、入学定員わずか150人でスタートした本学は、6学部9学科、4研究科、入学定員1,240人を擁する総合大学へと発展しました。『論語』には、「五十にして天命を知る」とあります。これにしたがえば、創立50周年を迎え、本学もあたえられた使命をいま一度自覚する時期にあるといえます。建学の理念と、「教育力が強い」「学生への教育・支援がきめ細かい」「地域や国際社会に開かれた」大学というモットーを再認識するとともに、「地域に愛される大学」をめざすべく、努力を続ける所存です。次の50年にむけて、皆様のさらなるご支援を賜りますよう、あらためてお願い申し上げます。
※「帝塚山大学歴史館」が2013年10月12日に完成し、翌13日からの大学祭で一般公開されました。歴史館の中央には現代生活学部居住空間デザイン学科の学生が製作した東生駒キャンパスの模型が設置され、帝塚山大学、帝塚山短期大学の説明だけではなく、図書館所蔵資料として過去の要覧や、学部が設置された当時の資料などを展示しています。また、卒業生のナレーションによるビデオも上映されています。
※50周年記念グッズ「学長ラムネ」
株式会社シマヤ様と経営学部の「産学連携ラムネ開発プロジェクト」で、何度か打ち合わせを行い、商品のコンセプト、ネーミング、価格などについて打ち合わせを行い完成しました。ラベルのデザインは本学学生が、マーケティングの方法は株式会社シマヤさんと学生で行いました。2013年8月25日に行われた「いってみぃ~ひんサマーカーニバルin奈良ロイヤルホテル」で出展し、その後、奈良ロイヤルホテルで販売されています。
・・・ぜひ「学長ラムネ」を飲んでみたいものです。
◆【帝塚山大学附属博物館】◆東生駒キャンパス
631-8501奈良県奈良市帝塚山7-1-1/0742-48-9700
2004年4月、奈良・東生駒キャンパス内において、奈良県内の大学では2番目となる博物館相当施設としての指定を受けて「帝塚山大学附属博物館」がオープンしました。約3,150点にも及ぶ貴重な資料などを広く一般に公開しています。また、学芸員の資格取得に必要な博物館実習も当館で実施しています。
※帝塚山大学考古学研究所は平成9年10月に発足しました。従来の帝塚山学園の附置研究所であったものを大学附属施設の形に変えての発足でした。本学の学生が、より積極的に研究所を利用・活用できるようにとの趣旨からの改変です。もちろん研究機関ですから、歴史考古学研究会・シンポジウム・奈良国立博物館との共同プロジェクト・他学会との 共同シンポジウム・学術誌の刊行などいろいろな研究活動を行なっております。そして考古学を学びたい学生のために、写真撮影・拓本採取・古代瓦製作などの実技講座を行なっています。また一般の人々を対象とした市民大学講座・公開講座なども開催しております。朝鮮半島出土の高句麗、百済、新羅時代の瓦を約2,800点収蔵・展示する考古学研究所。毎月第2・4土曜開催の「市民大学講座」は市民大学の草分け的存在です。他に毎月の研究会、毎年のシンポジウム、特別研究集会、古代瓦・復元製作の実習、春・秋の日曜に「遺跡探訪」などを行っています。当考古学研究所は、このように研究・教育・普及の三者を主要なものとして活動しております。
●吹田市立博物館共催展示/第23回特別展示「THE SHACHIHOKO -鯱瓦の歴史-」
平成26年10月18日(土)~11月24日(月)
本展では今年度、帝塚山大学に寄贈を受けた古瓦約3500点のうち、鯱(しゃちほこ)に焦点をあて、その歴史を解説します。鯱は海の水を一気に飲み干すとも言われる海魚で、建物を火災から守るために屋根にのせられました。名古屋城や姫路城の鯱が有名なように、鯱は戦国時代の城郭建築とともに流行しました。展示では、鯱と同様、瓦葺建物の大棟を飾った鴟尾(しび)も展示します。
●常設展示/朝鮮半島の瓦
わが国の瓦に大きな影響を与えた朝鮮半島の瓦を展示しています。 楽浪時代の甎をはじめ、高句麗・百済・古新羅・統一新羅・高麗など、朝鮮半島の瓦は それぞれの特徴をそなえていることが分かると同時に、紋様の構成や変遷を知ることができます。 各時代の軒瓦や、一部鬼瓦や垂木先瓦も展示しています。
・・・まだまだ本格的な紅葉とまでいきませんが、せっかく生駒まで来たのですから、このまままっすぐ帰るわけにはいきませんね。