ミュージアム | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・河南町立近つ飛鳥小学校で南河内地区小学校図工実技研修会が開催されました。



河南町立石川小学校ならびに河南町立大宝小学校2011年閉校し、元大宝小学校敷地の新設・河南町立近つ飛鳥小学校統合されました。


あすか1


小学校のすぐ横にあるのが、わが国を代表する群集墳・一須賀古墳群の中心部29ヘクタールを史跡公園にした近つ飛鳥風土記の丘です。


あすか2


・・・今回は「博物館」を見学する時間がないので、管理事務所からこれまでに行けてなかった「D支群」4号墳ならびに「緑の広場」を回ることにしました。


あすか3


園内には6世紀~7世紀前半に造営された数多くの古墳があり、そのうち102基を調査して公開しています。それらは10数基ずつくらいのグループを作って丘陵の尾根ごとに分布しています。そのうちB、D、J、K、E支群が見学できるように整備されてています。風土記の丘の古墳のほとんどは横穴式で石室を人工の盛り土で覆った直径10数m、高さ3m~4mの円墳で、一部方墳もみられます。古墳のほとんどが破壊されたり盗掘を受けて元の姿を留めていません。金メッキをほどこした耳輪や勾玉、ガラス小玉のアクセサリー、鉄刀、鏃(やじり)馬具、須恵器、その他の出土品は近つ飛鳥博物館で見ることができます。


あすか4


D4号墳は園内最大の古墳で、径25m、高さ2、3mの円墳。羨道長さ5、8m幅1、5m高さ、1、6m。玄室(奥室部)長さ3、9m、幅2、5m、高さ3m。中には石棺、木棺など4体以上が埋葬され、金銅製飾り金具、かんざしなど渡来系の特色ある遺物が副葬されていたそうです。


あすか5


・・・三角形の石を敷き詰めた階段は、とても美しく楽しい気持ちで降りていけました。すっかり汗をかいてしまいましたが、なんとか実技研の時間にはもどることができました。やれやれ。