・・・再び「京街道」にもどり、さらに東へ東へ、
◆くらわんかギャラリー/枚方市三矢町4-4
ここは享保年間(江戸中期)から塩の商いをしていた塩熊商店の店舗で、その歴史ある枚方宿旧小野邸宅を、現在は民芸品ギャラリー・文化教室などとして開放しています。屋号の塩熊ですが、代々の長男が熊太郎・熊次郎・熊三郎という「熊」がつく名前だったので、先代の熊三郎が塩屋の「塩」と代々の名「熊」を合わせて屋号を「塩熊商店」としたということです。決して店主の姓は塩熊ではありません。なお「くらわんか」とは、「食べないか」という意味で、寄港する三十石船に小舟で漕ぎ寄せ、船客相手に「さあさあ、飯くらわんかいっ!酒くらわんかいっ!あん餅くらわんかいっ!みな起きくされっ!なんじゃい、銭がのうて、ようくらわんか?」と威勢のよい売り声をかけた「くわらんか舟」は有名です。
・・・氷屋さんの前で「カキ氷」食べたかったけれど、ガマン。
◆妙見宮常夜灯
能勢の妙見さんに、天下泰平と枚方宿内の安全を祈願して立てられたものです。
◆下井戸
この岡村の水は鉄分が多くて飲用に適さなかったため万年山別子山(一乗寺境内?)より井戸水を引き、共同井戸で使用・管理してきたそうです。現存はここだけですが上井戸、中井戸と3箇所ありました。
・・・2つの塔があるカトリック枚方教会から少し行くと、本多氏の菩提寺・一乗寺があります。そして、「枚方市駅」前に出ました。「岡本町公園」を中心として、枚方宿の案内などが整備されています。
◆宗佐の辻碑
交差点左の理髪店角に、角野宗佐の屋敷があったのでそう呼ばれている。「送りましようか、送られましょうか、せめて宗左の辻までも」と俗謡にあるように遊郭から客が帰るときに遊女がこの宗佐の辻まで見送ったという。
反対側の黄色い建物の脇に、京街道と磐船街道の追分を示す文政9年(1826)建立の追分道標がある。正面に「右大坂みち」、側面に「願主大阪」とあり和泉屋、近江屋、錦屋、小豆嶋屋と、刻まれている。
◆枚方橋跡碑
・・・周囲は工事中のようですが、心配ないですよね。