ミュージアム | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「法隆寺」を出て昼食、そして「お茶」を一服するために、


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・・・以前は真冬(正月)に訪問したので、十分に細部まで見学できませんでした。


◆【慈光院】◆

639-1042奈良県大和郡山市小泉町865番地0743-53-3004



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富雄川に面した小高い丘の上に、静かに佇んでいます1663年、片桐且元の甥、石州流茶道の祖として名高い片桐石見守貞昌(石州)により、父貞隆候の菩提寺として建立された臨済宗大徳寺派の寺院です。


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名勝史跡指定の庭園をはじめ茶人石州の風格と心やりを知る数多くの文化財が保存されています。一の門を入ると、あられ石敷の苑路が続き、二層萱葺の茨木門があります。創建の際、摂津茨木、片桐且元の居城より移築されたものです。文豪志賀直哉さんが「慈光院の庭のすべてをここに見る」として、最も好んだ路と門です。


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書院は入母屋造り茅葺きの一見農家風の中に、石州の洗練された芸術感覚と品格をしのばせます。庭の刈り込みは約70種の植物の混植からなり、椿・さつき・つつじ・くちなし・さざんか・ふじなど、四季に応じて花が咲き、葉の色が変わります。書院の低い軒と広い縁、細く上品な柱が造り出す四角い空間の中に、大刈込みの見事な曲線が対照的で、心憎い空間デザインです。


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片桐石州公は、江戸初期の大名として大和河内16000余石を有し、土木普請奉行として幕府に仕えると共に、禅と茶の道を求めて本山大徳寺に参禅し、その道を修め、茶道の方は、利休・三斎綾部・遠州の後を追い、後年、第4代将軍家綱の茶道指南役となり、世に「茶は石州」「剣は柳生」と謳歌されました