ミュージアム | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・夙川公園を散歩しつつ、


◆【辰馬考古資料館】◆

662-0962西宮市松下町2-280798-34-0130

銅鐸や縄文土器、土偶など考古資料約500件、びょうぶ・掛軸などの富岡鉄斎作品150点を収蔵しています。財団法人辰馬考古資料館は辰馬悦蔵翁(1892~1980)が1976年に設立した博物館です。翁は銘酒白鷹醸造元(北)辰馬家に生れ、三代悦蔵として家業をつぎましたが、若くして考古の学を志し、京都帝国大学にてながく研鑽をかさね、新進の学徒として日本考古学上の諸問題、とくに銅鐸と玉 類等の研究にとりくみ、その学の進歩の一端を担いました。一方翁は世の考古資料の散逸・湮滅し、また海外へ流出してその学のすたれることを憂い、その保全のため私財を投じて自ら保護の任にあたりました。その収集資料は翁の見識にもとづくものとして学術的価値はきわめてたかく、その資料による研究は考古学の進展に大きく寄与してきました。翁のもとには、また祖父悦叟翁(1835~1920)以来の富岡鉄斎作品が多く継承収蔵されていました。一部さきの戦火で焼失しましたが、うちに優作が多く世の人のひとしく愛惜するところでした。もとこれら作品は、鉄斎先生と悦叟翁との親交に多くもとづくもので、その畢生の大作といわれる「阿倍仲麻呂明州望月図・円通 大師呉門隠栖図」の屏風一双は、先生が1914年5月悦叟翁をたずねて別邸に遊び、その逗留中に執筆したもので、いま重要文化財に指定されています。これら考古・美術資料を、ながく保全維持して後世に伝え、また公開して学術の研究と一般 の文化財認識とに供することは、翁の深く考慮するところでありました。このため、翁は晩年これら資料に基金をそえ、これをもとに財団法人辰馬考古資料館を設立したのです。


しゅく1


・・・残念ながら、春季展は終わっていました。


●平成26年度春季展

3月29日(土)~5月6日(火・祝)前期3/29~4/13後期4/15~5/6

富岡鉄斎(1836~1924)は、明治、大正を通じて大きく変革する日本画壇において、独自の画風を展開した文人画家です。その画歴はおよそ70年にわたり、一万点に上るといわれる作品は実に多彩で、文人画の枠をはるかに越えています。鉄斎と西宮で酒造業を営む北辰馬家の親交は、明治40年、辰馬家初代悦叟73歳、鉄斎72歳の頃より始まり、鉄斎が89歳で亡くなるまで続きます。この頃は鉄斎の長い画歴の中でも最も円熟味を増し、多くの傑作を生み出している時期にあたります。当館所蔵の辰馬家旧蔵の鉄斎作品は、辰馬家初代悦叟と鉄斎との交遊に基づくものです。1980年に辰馬家より一括寄贈を受け、以来毎年春に展示公開を行っています。鉄斎と清酒「白鷹」の醸造元、北辰馬家との親交は、明治40年、初代悦叟73歳、鉄斎72歳の頃より始まります。鉄斎は89歳で亡くなりますが、この間は鉄斎の作画生活が最も充実していた時期と重なり、多くの傑作が生み出されています。今回特別出品いたします六曲一双屏風「阿倍仲麻呂明州望月図・円通大師呉門隠栖図」は、辰馬家の別邸に約半月滞在して製作したもので、当時79歳の鉄斎が辰馬家の請いに応じて渾身の力を込めて描いた最後の大作です。現在鉄斎作品の中で唯一の重要文化財に指定されています。この他、大正9年に鉄斎が悦叟の病気見舞いに贈った「漁夫快酔図」等の円相掛軸、また悦叟の訃報に際し、急遽染筆した「観世音菩薩増」など、両者の親交に基づいて蒐集された作品や書翰を通じて、鉄斎と灘の蔵元という観点からもご鑑賞いただけるかと思います。両者の関係が単なる画家とパトロンといった次元を超えた、志を同じくする者同士の交流であったことがうかがえます。


しゅく2


◆【西宮市立郷土資料館】◆

662-0944兵庫県西宮市川添町15-260798-33-1298

西宮地方の歴史と文化財を実物資料で知ることができる唯一の施設です。収蔵資料約4万点、常設展示資料約250点。「満池谷層の植物遺体包含層」・「具足塚古墳出土遺物」・「永正十五年(1518)銘石造一石五輪塔」・「江戸時代の宿駅生瀬家並模型」・「江戸時代西宮から江戸へ酒を運んだ樽廻船模型」・「大正・昭和初めの苦楽園・甲陽園などの絵葉書」などを常設展示しています。また、企画展示・特集展示・講座などの催しのほか、市民文化財ボランティアによる市内の歴史調査、市民グループと共同開催する講座などを実施しています。


しゅく3


※【分館名塩和紙学習館

669-1147兵庫県西宮市名塩2丁目10番8号0797-61-0880

名塩の伝統産業「紙すき」を実習・体験できる施設です。1階の実習室には学習用すき舟8台と指導者用すき舟、実物のすき舟各1台を備えています。2階の展示室は、名塩紙の歴史や紙すきの工程を説明するパネル、名塩紙が使われた京都二条城のふすま絵の写真のほか、簀桁(すけた)や帛簀(きぬす)など紙すきの道具類も展示しています。


・・・「名塩」にもぜひ行きたいと思っています。


しゅく4


◆【西宮市平和資料館】◆

662-0944兵庫県西宮市川添町15-260798-33-2086

西宮市教育文化センター1階にあります。市民の皆さんから提供いただいた戦災資料とパネルにより、(1)戦争と家族(2)戦地にて(3)戦時下のくらし(4)空襲(5)未来へむけてなどのコーナーに分けて展示・解説しています。


・・・広くはありませんが、このような資料館の存在・設置こそが行政のスタンスのあらわれであり、市民への啓発・教育そのものです。


しゅく5


・・・「水墨画展」も鑑賞させていただき、さらに「新西宮ヨットハーバー」へ。