・・・世界遺産「宮島」の次は、
★国宝「平等院鳳凰堂」拝観再開のお知らせ
平成24年9月から行ってまいりました鳳凰堂の修理が尾廊部分を除き3月末日で竣工いたしますので、平成26年4月1日より拝観を再開いたします。尚、落慶法要と準備のため、鳳凰堂内部拝観は4月3日よりの再開となります。工事中長期間に渡り皆様にはたいへんご迷惑をおかけいたしましたが、ご理解、ご協力に感謝いたしますとともに、修理の終わりました平等院にご参拝いただきますよう重ねてお願い申し上げます。尚、尾廊部分は引き続き9月末まで修理作業が継続されますのでご了承ください。
◆【宇治市源氏物語ミュージアム】◆
611-0021京都府宇治市宇治東内45-26/0774-39-9300
平成20年(2008年)は、源氏物語が記録の上で確認されてから千年目の年にあたります。世界唯一の源氏物語に関するミュージアムである当館は、この大きな節目を機にリニューアル事業を行ないました。平成10年(1998年)、源氏物語ゆかりの地・ここ宇治にオープンして以来、高い評価をいただいてまいりましたが、リニューアルにより、さらに学術性、エンターテイメント性などに富んだ、多様なニーズに対応可能な新しいミュージアムへと生まれかわりました。宇治市では「紫式部文学賞・市民文化賞」の制定をはじめとし、「源氏物語をテーマとしたまちづくり」を積極的に推進しており、当館はその中核をなす施設です。源氏物語一千年を機に、ますます豊かな情報を国内外に発信する、親しみやすいミュージアムをめざしてまいります。
●市川海老蔵特別企画「 舞台・源氏物語の世界展」
平成26年4月24日(木)~6月22日(日)
歌舞伎・オペラ・能楽による舞台「源氏物語」の世界が、千穐樂終了後、興奮も冷めやらぬまま、源氏物語ミュージアムに甦ります。舞台映像や衣装・かつら・小道具など、市川海老蔵による源氏物語の世界をお楽しみください。
●宇治十帖
『源氏物語』は11世紀初め、平安時代半ばに書かれた全五十四帖からなる長篇小説です。紫式部という女性が書いたこの物語は、王朝物語の名作として後の作品に大きな影響を与え、現代に至るまで多くの人に愛されてきました。物語は三部構成になっており、第一部は「光源氏が誕生し、栄華を極める」までの三十三帖、第二部は「その光源氏が、苦悩のうちに生涯を終えようとする」までの八帖、第三部は「その子の薫の半生を、悲恋とともに描いた」十三帖です。特に最後の十帖は、宇治が主な舞台となっているため、「宇治十帖」と呼ばれています。
◆宇治上神社
611-0021京都府宇治市宇治山田/0774-21-4634
菟道稚郎子、応神天皇、仁徳天皇を祀る。本殿は日本最古の神社建築。宇治川の東岸の朝日山の山裾には、神社建築では、日本最古の本殿である宇治上神社が鎮座する。拝殿(国宝)は、鎌倉時代前期に伐採された桧が使用されており、鎌倉時代の優れた建物遺構。本殿(国宝)は平安時代後期に伐採された木材が使われて、一間社流造りの三殿からなる。左右の社殿が大きく中央の社殿が小さい。宇治上神社は1994年(平成6年)に平等院とともに世界文化遺産に登録されました。近くに大型バスが止まれる場所がないため、平等院に比べると訪れる人も少なく、じっくりと国宝と向かい合える静かなところです。宇治上神社が世界遺産に登録されたのは、本殿の中の3つのお社が現存する最古の神社建築であることと、拝殿が平安時代の住宅様式が取り入れられた建物だからです。ともに京都市内ではもう残っていない貴重な建造物です。拝殿の東南側に、かつて宇治七名水の一つに数えられていた「桐原水」が湧き出ている。七名水のうち現存するのは、この桐原水のみとなってしまったとのことである。
◆宇治神社
611-0021京都府宇治市宇治山田1/0774-21-3041
宇治橋の上流宇治川の右岸、この辺りは応神天皇の離宮(桐原日桁宮)跡でもあり、皇子の菟道稚郎子命の宮居の跡と伝えられており、菟道稚郎子命の死後にその神霊を祀ったのが、この神社の始まりです。応神天皇が菟道稚郎子命を皇嗣と定められ、命の御兄の大鷦鷯尊(後の仁徳天皇)を太子の輔導にあてられた。これは、わが国の古代の慣例で、なるべく若い者に嗣がせた方が一代の活躍期間が長く、国の繁栄を期待する可能性が強いとされていたからである。ところが、菟道稚郎子命は博士王仁から儒教の思想を受けておられ、長男相続説を守っておられたので、応神天皇崩御の310年に兄宮に皇位に即かれるようにと勧められた。しかし、大鷦鷯尊は日本的な思想の方で、互いに皇位の譲り合いが続いた。菟道稚郎子命は御父天皇崩御の後、312年に宮居を菟道に移され、皇位を早く定めて天下の煩いを除くために自害せられ、兄宮に譲られた。本殿は鎌倉時代初期の建築物で、国の重要文化財に指定されています。自然の中にゆったりとたたずむ境内は、趣きと歴史・文化を感じさせます。祭神:菟道稚郎子が幼い頃から聡明で、百済で学問を極められたことから、学業、受験、合格の神様として崇められています。近年は「見返り兎」の物語の舞台でもあり、正しい道へ導くうさぎとして、良縁や正しい道への信仰を求めて訪れる人々が多数です。境内の奥の「パワースポット」やかわいい「うさぎおみくじ」が大人気です。